劇作家もとい激作家より

カラダからの手紙

この世界の内側にカラダという国がある。
そこから手紙が届いた。ラブレターだった。
ラブレタ〜フロ〜ム、カラ〜ダ〜♪
そのラブレターには擬音しか書かれていない。
ヒリヒリ。ズキズキ。キュールルグオッシ。
いろんな音がいろんな人に届く。

ただし、その中で一番大きな音が書かれたラブレターは、
いつだって女の人にだけ届く。
それは死ぬほど痛そうな音で、実際男の人が読むと死んでしまうらしい。
しかし、女の人が読むとその女の人はお母さんになれるらしい。
そう、それは擬音であり呪文でもある。

ところが嘘か真か、その手紙が男の僕にも届いた。つい昨日のこと。
まだ封は開いていない。開いてしまったら、僕はどうなるのだろう?
そんなことを考えながら僕はこの物語を書いた。
だからこれは僕からカラダ国へのお返事なのかもしれない。


鈴木アツト


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