2014年02月26日
 ■  福岡WS「戯曲の食べ方」第2日目

福岡ワークショップ「戯曲の食べ方」、全日程、無事終了!

2日目の昨日は、
福岡の劇作家・宮園瑠衣子さんの「岬のさえずり」を深く読み込んでいった。
戯曲を立体化するとはどういうことかを、分析し、実践するというプログラム。
演出力を磨くという視点でワークショップをするのは、
今回が初めてだったんだけど、
予想以上におもしろい内容になったので、
どこかで機会があれば、またやりたい。
というか、このワークショップは売れる!と思ったので(笑)
どなたか買ってください!

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東京で作ったものを、福岡に持っていくのではなく、
福岡で仲間を集めて、福岡で作って、福岡で上演する。
そして、福岡にファンを作る(笑)。地産地消?
スローフードならぬ、スロークリエーション?
野望は大きく、
過程(プロセス)と結果(作品のクオリティー)の両方で、
新しく、おもしろいことをしたいです。

さて、どう発展させたらいいかな?

2014年02月25日
 ■  福岡WS「戯曲の食べ方」第1日目

2日間だけだけど、福岡で演劇のワークショップをやってる。
昨日がその第1日目。
写真は、この企画をコーディネートしてくださった、近藤梨絵さん。

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福岡は4回目なんだけど、いつも演劇の仕事で来てる。呼ばれてる。
これは、演劇の神様が、
「あんた福岡でいい仕事しなさい!」と俺に言ってるとしか思えない。

演劇はね、
狭い意味では、演劇作品。
でも、広い意味では、演劇知の集まり、とも言える。
演劇知?何それ?

初めて出会った者同士が、お互いを知るにはどうしたらいいのか?
人間は歩く時に、どのように重心を移動させているのか?
夢中とはどういう状態か?夢中になるにはどうすればいいのか?
会話とはどのようにされているのか? 等々。

演劇知はさ、人間とはどういうものなのかを、詳細に見るための方法であり、
人間という存在の、「原理」に目を凝らす営みなんだよ。
神様が「いい仕事しなさい!」って言うなら、
俺は、それを真剣にマジに、福岡で出会った仲間に伝えなきゃいけない。
つまり、人間の「原理」を追い求めようぜ、めっちゃ面白いからって。

そして、今朝また神様が耳元で囁いた。
神様「昨日はいい仕事した?今日もいい仕事する?」
オレ「そんなの神のみぞ知る、でしょ?こっちは夢中でやるだけっすよ」

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2013年02月25日
 ■  いよいよ、「青鬼」の稽古が始まります!

いよいよ、青鬼の稽古が始まります!
あと9日間!!

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写真は、「海霧」の休演日に、、
「青鬼」韓国公演のDVDを見ながら、
自分たちの演技を確認しているソヌと吉田さん。

自分たちが出てる芝居を見てて、そこまで笑いますか。
まあ、それぐらいおもしろい芝居ってことです。
皆様、見に来てください!

「青鬼」公演特設ページはこちら。
http://www.inzou.com/aooni13/index.html

「CoRich舞台芸術!」で、「見たい!」の登録をお願いします!
http://stage.corich.jp/stage_detail.php?stage_id=42774

【作・演出】鈴木アツト

【出演】 金恵玲 (劇団アランサムセ)
     泉正太郎 (東京コメディストアジェイ)
     吉田俊大
     実近順次
     笠原麻美
     ベク・ソヌ (劇-發電所301)      

【日時】2013年 3/6(水)、9(土) 全2公演
【料金】2000円(全席自由席)

【開演時間】
     3/6(水)=19時00分
     3/9(土)=12時00分

【会場】下北沢・「劇」小劇場 (下北沢駅から徒歩3分)

【チケットの予約】
http://www.inzou.com/ticket/

2013年02月17日
 ■  海霧、2/20の初日が迫ってきた!

海霧、いよいよ、2/20の初日が迫ってきました!
この猛者たちを見に来てください!

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あと、3日後に、
韓国現代戯曲ドラマリーディングVol.6「海霧」
が初日を迎えます。
全身全霊を込めて、演出していますので、
鈴木アツトの初トラム、皆様是非見に来てください。

「海霧」は、
実際に起こった朝鮮族を密航させる船の事件を元に書かれたお話です。
特に、新しい手法などは使っていないオーソドックスなドラマですが、
だからこそ、船員たちの心が移り行く様子は見応え(聞き応え)があります。
どうぞ、よろしく!

P.S.
チケットは、僕個人に連絡もらえれば、取り置きします。

鈴木アツト

韓国現代戯曲ドラマリーディングVol.6
「海霧」作:キム・ミンジョン

http://setagaya-pt.jp/theater_info/2013/02/2013_2.html

翻訳:宋美幸 演出:鈴木アツト
出演:狗丸トモヒロ、大西健次、加藤亮佑、金田海鶴、島田静仁
谷英明、根本大介、林英樹、保木本佳子、水谷圭見、吉田俊大

日時:2013年2月20日(水)、22日(金)各19時
会場:三軒茶屋・シアタートラム
料金:1500円

2013年02月01日
 ■  青鬼(若手演出家コンクールVersion)も稽古中

「海霧」の稽古もしていますが、
「青鬼」の稽古もしています。
とっても忙しい毎日ですが、
日々、成長していく俳優を見ることができるのは、
演出家冥利に尽きます。

このイラストは、「青鬼」の出演者の、
金恵玲(きむへりょん)が描いてくれました。
稽古後、飲み屋で話し合っている僕らです。

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「青鬼」「海霧」のDM・チラシの発送を、そろそろ始めます。

「最近、印象からの郵送物が届いてない!」
「前回、アンケートで住所変更をするのを忘れた」
「チラシほしいから、念のため、もう一度住所教えます!」

などなど、チラシをご希望の方は、
atsutos★inzou.com までご連絡ください。
※★を@に変えて、お送りください。

2013年01月30日
 ■  「海霧」のプレ稽古

今日は、2月20日(水)、22日(金)に、
シアタートラムで上演する、
「海霧」のプレ稽古でした。

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今日が、初読み合わせだったのですが、
本当に素晴らしい才能が集まったなあと思いました。

本番がとても楽しみです!

2012年11月08日
 ■  韓国現代戯曲ドラマリーディング・オーディション終了

モズ企画『韓国新人劇作家シリーズ第一弾』に
お越しいただいた皆様、ありがとうございました。
遅くなりましたが、11/4に無事、公演を終えることができました。

一つ終わって、またすぐ次の準備が始まります。
11/6は、生まれて初めて、
オーディションの選ぶ側を担当しました。
来年2月にやる、韓国現代戯曲ドラマリーディングの
オーディションです。

当日は、朝の3時に寝たのに、朝の7時半に目が覚めてしまいました。
選ぶ側が緊張して、どうするんだって話ですよ。
なのに、演出家の集合時間に遅刻しました。
まあ、他の演出家も遅れて来ていて、
演出家なんてそんなもんなんだなあ。

オーディションは、3作品それぞれ2時間、
全部受けると6時間という長丁場。
僕の場合、たった2時間で
40人程の俳優さんを見なきゃいけなかったんですが、
それはそれはいい経験になりました。
明神さん、広田さんのオーディションにも立ち会えたので、
他の二人が俳優の何を見ているのかも観察できました。

他の二人の演出家も、
それぞれのやり方でオーディションを進めていたけど、
見ているところは同じなんじゃないかと僕は思いました。
この俳優いいねっていうのは、結構かぶってたんだよな。

僕の場合、
1.「歩く」と「走る」スローモーション(20分)
2.僕が書いた短編「足踏み」を読んでもらう(40分)
3.歌をワンフレーズ歌ってもらう(20分)
4.「海霧」のテキストを読んでもらう(40分)
というのをやりました。

いずれにしろ、短時間で、その俳優の全てを見抜けるはずはありません。
今回、一緒に仕事ができなくても、
今後一緒に仕事をしたいなあと思う俳優さんはいっぱいいました。
この縁が終わりではなく、始まりでありますように。

2012年10月06日
 ■  「Destination」二次翻訳が来た!

「Destination」の二次翻訳が来た。

一次翻訳で、「生まれ変われないよ」となっていたところが、
二次翻訳で「成仏できないよ」となっている。
78歳の老女の台詞。
「成仏できないよ」のほうがこなれているけど、
タイの人の宗教観が出ているのは、
「生まれ変われないよ」のほうが気がする。

「成仏」も仏教用語なんだけど、日本人が普通に使う成仏って、
軽い意味で天国に行くというニュアンスな気がする。
この老女がスカイトレインに乗って自分の過去を振り返る時、
「生まれ変わり」を信じているのか、いないのかは、
とても重要な問題だ。翻訳家の方に確かめてみよう。

「一級品人間」と「Destination」。作家としてではなく、
演出家として戯曲に立ち向かっていった時に、
見えてくるものがある。
演出家は、一言一句おろそかにしないで、
言葉の背景や作者の意図を想像する。
たった一つ単語が変わるだけでも、
作品の世界観が崩れることもある。

劇作は重い。

2012年09月27日
 ■  一級品人間 稽古3日目

2012/09/26 一級品人間 稽古3日目

家族ってなんだろう?

安らげる存在?いつでも帰ることができる場所?
それとも、、、

愛して、憎んで。
家族の中で行き交う、様々な感情を丁寧に拾い上げ、
その感情が台詞という音になって、
それは観客がまだ聞いたことのない音なのに、
妙に懐かしく、
観客自身の家族に対する想いを、引き出すような舞台にしたい。

そんな舞台を目指している稽古場です。

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左から、
父親役:加藤大騎
息子役:比佐仁
母親役:日下範子

チケットはこちらから
http://481engine.com/rsrv/webform.php?s=37r9bh1nxsh7u1pc

2012年09月19日
 ■  プロビール・グハ(Probir Guha)さんのWS

9/17、韓国から帰ってきて、
羽田空港から直接、高田馬場にある小劇場へ行き、
インドの演出家のワークショップに参加しました。

Alternative Living Theaterの、
プロビール・グハ(Probir Guha)さんという演出家のWSです。

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新作の「Global Baby Factory グローバル・ベイビー・ファクトリー」が、
インドを舞台にしたお話なので、
インドの演劇人と出会いたかったのと、
あわよくばインド演劇の様式を取り入れるヒントを得られればなあと思って、
昨日、今日とWSに参加したのです。

17日は、
外国語脳を、韓国語から英語に切り替えるのが、ちょっと大変でしたが、
すごくおもしろかった。
身体を使った演劇をしているニオイがプンプンする演出家で、
僕にとっては、このニオイがとても重要です。
このニオイがしない人とは、僕は一緒に演劇を作りたくないと思ってるから。

WSでは、人間の普遍性についても、考えさせられた。
たとえば、夫婦喧嘩の末、夫が妻を殴るというシーンがあったのだけど、
その状況って、どこの国の人でも共有できていた。
(WSには日本人だけじゃなく、アジア系の様々な国籍の人が参加していた)
つまり、世界中で、夫は妻を殴ってるわけだが(笑)
文化的な差異というのは細かいところで生じていて、
大きなところでは、人間って変わらないということを改めて、認識できた。

他にもいろいろ発見があったのだが、
長くなるので、また機会があれば、書きます。

-プロフィールより抜粋-

劇団主宰者であるProbir Guha (1947生)は、
西ベンガル地方を中心に、新しい理想や人間精神の変革を目指し、
商業主義、地方自治主義、偶像崇拝、政治的無関心等に
反対する立場で常に社会と深く関わりあう創作活動を続けている。
Alternative Living Theaterは声、歌によりメタファーが具体化される。
その意味で「開かれた、生きた演劇」なのだ。

2012年06月05日
 ■  トゥアの5日間のワークショップ

トゥアの5日間のワークショップが終わってしまった。
パフォーマーとして、演出家として、いろいろなことを教わった気がする。
非常に、楽しかった。
僕は、ワークショップとか、あまり楽しめない性格のはずなのに、楽しかった。

Tua's five days workshop finished.
I was taught many things for an actor and a director by Tua.
I really enjoyed.
I 'm not good at enjoying a workshop,
but I really enjoyed in this time.

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素敵な言葉をもらった。
純粋であるなら、強い人間でいられなくたっていいじゃん。
そんなようなことを言っていた。
トゥアからの大好きなメッセージだ。

You gave me fantastic words!
Be pure. Even if you cannot stay as a strong person.
I like your message!

こんなことも言っていた。
It's hard to be different, difficult to be who I am,
but if I can't follow my dream, what I live my life for?

こんなことも。
I always ask many questions to myself.
some times, no answer.

トゥアは結果より過程を大事にしている。
だから、最終日の発表直前(1時間前)に、
キャスティングをシャッフルすると言い出したんだ、きっと。
みんなびっくりしてた。でもトゥアは僕らをよく見ていた。
思いつきで言ったように見せていたが、深い意図があった。
つまり、僕らは練習しすぎていたのだ。まるで失敗を恐れる雛鳥のように。
空を飛ぶって、そんなにビクビクしてやること?
彼は、そう言いたかったのだ。
だから、絶対にうまくいかないように、
うまくやりたいという呪縛から、僕らを解放させるために、
キャスティングをシャッフルしたのだ。

これは、僕の語学力じゃ英語にできないな。

Process is more important than result for Tua.
So he shuffled our casting.
Because we were practicing too much, like baby birds.
Flying in the sky is not a boring test.
he wanted to say that it's more exciting.

I missed Tua.

関連エントリー:
タイの演出家トゥアのワークショップ(2012年05月31日)

2012年05月31日
 ■  タイの演出家トゥアのワークショップ

一昨日から、
国際演劇交流セミナー2012「タイ特集」
に参加してます。
写真は、講師のトゥアさんこと、
プラディット・プラサートーン Pradit (Tua) Prasartthong
と俺。 

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簡単に言うと、タイの演出家のワークショップなんですが、
超たのしいです。
俺は、俳優っていうかパフォーマーとして、参加していて、
俺なんか超下手っぴ俳優だから、
いろいろ失敗しながら、頑張っているのですが、
やっぱり身体を動かしてパフォームするのって気持ちいい!
参加者の平均年齢が割と高めなのも、嬉しいっす。

トゥアさんは、
野田秀樹の赤鬼のタイ・ヴァージョンに出てた俳優で、
身体を使う演劇の使い手。そして、子供のまんまの人。

昨日は、時間になると、全員が何も喋らずに円になって、
ウォーミングアップを始めたのだ。
一昨日、そういうセットアップをしたからなんだけど、
沈黙のまま、身体だけでお互いの意図を理解し合う現場って
素敵だ。これこそ、
フィジカルシアターの生まれる場所だなあって感じです。

できるだけ、今後の作品づくりに活かそうなんて欲は抑えて、
ただ、ただ、このワークショップの場で、
トライして失敗することを楽しみたい。
欲を持ちすぎると、場を楽しむ力が弱くなってしまうから。

2012年01月03日
 ■  金世一(キムセイル)の声のワークショップ

金世一さんに声のワークショップをやってもらいました。
動画は撮ったのだけど、写真を撮るの忘れてしまったので、
写真はなしです。

まず、芸術の訓練というものはどういうものなのか、を、
絵画や音楽を例にした説明から、ワークショップが始まったのが、
僕にはとても印象的でした。

「音楽なら、楽譜の読み方から始め、バイエルをやる。
簡単なものから順番にやっていく。要は、
芸術というものは、達人のレベルにいくために、
学ばなければいけない順番が決まっている。

では、演技が教えられるものだとしたら、
どんなプロセスを踏んでいくのか」

といった風に続いていくのでした。
説明がうまい人は、たとえ話をすごくうまく使うのですね。
そして、今回の内容をまとめると、、、

-----

金世一氏の、演技訓練において、最も重要なのが「自己意識」である。
よって、演技訓練も、自己意識を高めることをその目的にして行われる。
では、自己意識とは何か?

自己意識とは、決まっているある形=やるべきことをやりながら、
やっちゃいけないことをやらない、
を守るために自己コントロールをすることである。

ワークショップの参加者は、例えば発声訓練を通じて、
具体的な目標を持ち、その目標と自分がどれくらい離れているか、
距離をはっきりと認識する、ということを体験する。
それは、いい演技をするには、目標を正確にわかっていて、
効率的にコントロールしながらその目標へ自分を持っていくこと、
が必要だからである。

参加者が目標を自ら具体的に設定することを要求しているところが、
この演技訓練が非常に優れている点だと私は思う。
例えば、発声なら、まず自分の声を聞く。
今どういう声を出しているかをはっきりと認識してから、
次にどういう声を出したらいいか具体的にイメージする。
そして、目標に達するために何をするべきかを見極めて、
繰り返し練習する、というプロセスを踏む。

目標が明確なので迷いは生まれない。
また、『目標を正確にわかっていて、
効率的にコントロールしながらその目標へ自分を持っていく』
という原理さえ踏まえれば、
どんな訓練方法(日本舞踊、鈴木メソッド、パンドマイム等々)でも、
実際の役作りにおいても、応用できる。

-----

興味がある方は、今年もやりますので、是非ご参加ください。

-前回のデータ-
日時:2011年12月28日(水)18:30~22:00
場所:杉並区荻窪の劇団印象-indian elephant-の稽古場
参加費:1,000円
参加者:12名

2010年08月24日
 ■  WSで井上ひさし その1

2010年8月22日(日)

井上ひさしの戯曲「小林一茶」を題材に使って、
ワークショップをやる。

自分以外の作者の戯曲を演出することなんてほとんどなかったので、

1、一言一句、テキストを変えずにやるべきか?
2、でも、今の時代性(なんじゃそりゃ?)を出したい
3、ラップ調で読むか?(SR サイタマノラッパーを見た影響か?)
4、今回の参加メンバーに合ってるか?

などなど、いろいろ邪念が湧く。

いくつか演出プランを考えていたんだけど、
稽古をやってみたら、どれもイマイチで、
結局、筋だけ残して、即興で作っていく、
という、いつものやり方が一番しっくりくる、というか好き。

その即興の評価軸は、
狂っているキャラクターかどうか。
でも、ただ狂ってるというだけではダメで、
狂っていることに、真実を見せてほしい。
(狂ってるほうこそ、正常だと思わせてほしい)

見えてきた、大テーマは、
「言葉の業」と「普通の幸福」の対決。
これを稽古前に、見つけておきたかった。

2009年09月09日
 ■  子役の演技レッスン

8/28(金)、29(土)、30(日)

某音楽事務所の子役の演技レッスンをする、
という仕事をもらった。
マンツーマンで1日3時間。3日間。
初日に、その子を泣かせちゃうし、
(別に厳しくしたから泣いたわけじゃない。)
いろいろ大変だったけど、とても勉強になった。
父産を再演する上でも。

まず、演技を全くやったことのない子供に、
いきなり個性的な演技を求めてもダメだった。
個性=可能性は内側で眠っているもの。
それを動かすには、まず基礎を埋め込む。
PCで言えば、OSをインストールする。
伝統芸能で言えば、型を教える。いや、押し付ける。
型を徹底的に真似させる。
そういった押し付けあってはじめて、後から個性が生まれてくる。

問題はいつから自分で考えるということを始めさせるかだ。
子供は真似することを求めている。
真似からでないと始められない。
しかし、いつまでも真似させていては、
その子自身は生まれてこない。
それをいつから求めるべきなのか?それが問題だ。

2009年08月19日
 ■  舞台美術家は口で画を描く 7日目

8/16(日)

本番当日。
照明を仕込んで、照明が入った通しをやったら、もう本番。
最終日はあっという間に終わってしまった。

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7日間のWSを終えての感想。
舞台美術はコンセプチュアルアートじゃない。建築でもない。
あくまで、役者が入って輝くものでなくちゃいけない。
美術セットだけで完成しているもの、成立しているものは、つまらない。
役者が入るまでは不完全でも、
役者が入ることによって完成する、
それが舞台美術のデザインなのではないか?

僕らの大きな布の美術はきれいだったけど、。
役者が入った時に何か別のものになる、
別の美しさが加わるということがなかった。
もう一方の班が作ったもののほうが、
それ自体では不完全でも、役者を輝かせていた。そう感じた。

講評、打ち上げ、その他でいろいろ意見をもらう。
二日目に渡した「青鬼」のDVDを堀尾さんは見てくれていた。
「イルカが出てきたね」
「舞台美術はどうでした?」
「格子があったね」
「・・・(それだけ?)」
まあ、やっぱり、堀尾さんを驚かすまでには至らなかったか。

打ち上げでは、市来さんから、
「鈴木の班のあのおしっこの演出はない!」
とか怒られるし。
みんなの前で言わなくてもいいのに。
桐山さんや、瑞木さんから、春琴やサイモンの話も聞けた。

2009年08月17日
 ■  舞台美術家は口で画を描く 6日目

8/15(土)

この日から、役者さんが劇場入り。
出演してくださるのは、
春琴にも出ていた瑞木健太郎さんと、元ピーターパンの中村美貴さん。
役者が入っての、場当たりがこの日のメインになる。

今から考えると、
この日、場当たり前までに、
詰められていなかったことが多かった気がする。
たとえば、この日の音響の打ち合わせで使う曲が、
最終的に使う曲になったのだが、
ただ、なかなかいい音だね、で終わるのではなく、
なぜこの曲を使うのか?その結果見る人にどういう印象を与えるのか?
をしっかりと考えなかった。
僕らが使った音の一つに、コーランの朗誦ぽい曲があったのだが、
戯曲の雰囲気に合わせて選曲するのではなく、
選曲によって雰囲気を自らが作る、その意識が足りない。

照明にも同じことが言える。
美術セットに美しく光を当てるのは当然として、
そこに役者が入ったらどうなるのか?
役者には光がどう当たり、
その結果全体としてどういう印象を与えられるのか?
そこへの意識が全然不十分。

自分が書いた戯曲なら、どこが見せ場か、
無意識ながらはっきりしてる。
しかし、他人の戯曲の場合は、
どこが見せ場か、より意識しないとぼんやりする。
シーンの優先順位という考え方が欠落していた。

2009年08月15日
 ■  舞台美術家は口で画を描く 5日目

8/14(金)

僕たちの美術プランは、一枚の巨大な布で、
課題戯曲の、砂漠、池、岩山という場面の変化を表現するというものになった。

tram090814.jpg

朝10時から、音響、照明、衣装と同時並行でやりつつ、
いろいろ試し、方向性がやっと決まったのが、17時のこの写真。
オープニングの砂漠を表現している。
一枚の布から、二枚の布へ、プラン変更。
色は塗らず、二種の布の組み合わせから生まれる質感で勝負。

しかし、この後も、砂漠から池へのメタモルフォーゼで、
うまくいかず、時間が滝のように流れ落ちていく。

時間の迫りに負けて、引き出しが少ない人から、あきらめていく。
しかし、時間は迫ってくるが、まだ無くなったわけではない。
粘ってみると、新しい展開が見えてきたりする。
この後、池へのメタモルフォーゼの別のアイディアが出てくる。

素晴らしい舞台とは、いかにしつこくするか。
しつこすぎる人が、優れた舞台を作っていく。
今日はそのことを体で学んだ気がする。

2009年08月14日
 ■  舞台美術家は口で画を描く 4日目

8/13(木)

一日休みが入って、4日目。
今日から小屋入り?
作業場が、地下の稽古場からシアタートラムへ移動。
つまり、トラムが使い放題だ。
ずっといると、そんなに広くないと思えてくるから不思議だ。

tram090813.jpg

一昨日、個人の二次プレゼンが合って、
それを見て講師が受講生を2チームに分ける。
そして、チーム分け後の協同プランのプレゼンが今日の最後だった。
この日のプレゼンでは、絵だけでなく、模型を作るという条件も加わった。

一日目に、舞台美術家は口で画を描くと言ったけど、

1、口で画を描く(口で説明する)
2、イメージ図を描く
3、図面(設計図)を書く
4、模型を作って、説明する

口以外にも3つの方法を駆使して、
自分のおもしろい!他人に伝える。
そして、この模型という方法は、一番他人に伝わるのだ。
(写真だと白が飛んじゃってイマイチわかりにくいけどね)

2009年08月13日
 ■  舞台美術家は口で画を描く 3日目

8/11(火)

追記もできぬまま日が過ぎていく。
とりあえず、明日もデザインプランを出さねば。
照明の講師もすごい人。
服部さんはずっと三谷さんの照明家。
「You are the Top」とか、DVDを何度見て、照明を研究したか。

服部さんの説明はとてもわかりやすく、また、
どんな初歩的な質問をしても丁寧に答えてくれた。
だから、恥を捨てていろいろ聞けた。
恥ずかしながらN/Cがなんのことかわからなかったけど、
No Color(つまりカラーフィルターを入れないということ)
だって、わかったし、(なんて単純なんだ!)
用語を勘違いして覚えてたのを、優しく訂正してくれた。

これまでぼんやりしていた様々な照明の疑問の、
いくつかが解消した。

2009年08月11日
 ■  舞台美術家は口で画を描く 2日目

8/10(月)

13時から16時半までは講義。
劇場史、椅子を使ったワークショップ、照明レクチャー。

「ダイバー」の現場に行ってる堀尾氏を待って、
休憩はさんで17時半から第1次プレゼン。21時半まで。
え?4時間もやったの?どうりで疲れたはずだ。

プレゼンの様子はあとで追記。
なぜなら次の課題があるから。

2009.08.22追記
僕の一次プレゼンは、
堀尾さんから、「全く意味がわからん」と言われてしまった。
どうやら、あっと驚かせたいと思いすぎて、
独創的すぎた、
自分以外は、理解できないプランになってしまっていたようだ。
それに僕は絵が下手だ。
複雑なものを、下手な絵と、下手な説明で伝える。
伝わるわけがない!

自分のおもしろい!を他人に伝える。
そんな戦いがここから始まった。

2009年08月10日
 ■  舞台美術家は口で画を描く 1日目

8/9(日)

舞台美術家の堀尾幸男さんが講師をする、
デザインのワークショップなるものを受講中です。なんと今日から!
堀尾幸男さんと聞いても、
ピンとくる人はほとんどいないと思うんだけど、
ご存知ない方は、
ほぼ日刊イトイ新聞の「堀尾幸男さんの舞台美術という仕事」
horio.jpg
(ほぼ日刊イトイ新聞より転載)
を是非読んでください。

堀尾さんは、失礼を承知で、簡単に言えば、
野田さん、三谷さんの舞台美術スタッフです。
つまり、僕の主観だと、日本一の舞台美術家です。
あくまで仕事ではなくワークショップですが、
自分のイメージ力が、日本一の実力者にどれだけ通用するか、
戦ってこようと思っています。

WSでは早速、刺激的な言葉をもらいました。
「おしゃべりじゃない舞台美術家はいない。
 舞台美術家は口で画を描く。
 つまり、言葉でも自分のイメージを演出家にぶつけるんだ」

と言いながら、今日出された課題は、画の課題でした。
まあ、プレゼンがあるので口も使います。
脚本を与えられて、そこから美術プランをいきなり画にします。
今必死で画を描いて、色を塗っています!

2009年08月09日
 ■  父産(再演)WS8月 その2

8/8(土)

新作と再演は自ずと違う作り方になる。
新作は作家脳をフル稼動させて、無から生み出すという感じだが、
再演では演出脳を使う。

初演の台本の足りない部分や、
持っていたが表に出ることのなかった潜在的な可能性、
そういったものをまず探る。
自分が書いたものに対して、批評的になる。

そういう観点から見た「父産」は、なによりもト書きが杜撰だ。
他者が演出をするなんて、これぽっちも考えて書いてないし。
まあ、基本的に俺の台本はト書きが杜撰。
戯曲ではなく上演台本=上演のための叩き台のテキストだ。
にしても、父産のト書きは、さらに杜撰。
それで役者に動きのある演技を求めるわけだから、
自分で動きをイメージする力がない役者には、厳しい稽古場になる。

特に重要なのはポジショニングだ。
どこでどの台詞を受け取るか、その時の相手との距離は?
その時の自分の状態(=立ってる?座ってる?歩いてる?走ってる?)は?
演劇は、サッカーにも似ているのだ。

2009年08月06日
 ■  父産(再演)WS8月 その1

8/5(水)

オープニングの、アンサンブルのシーンのイメージが広がらない。
なんか根本的なアイディアが足りないのか?
もしくは照明か?音響か?
オープニングだからこそ、スタートダッシュをしたい。
イメージよ、降ってこい!

今井さんから、
コンプリシテのワークショップに参加した時に、
ステイタスをやったという話を聞いて、
久し振りに印象でステイタスをやってみたら、
結構おもしろいものが出てきた。

会議という設定がよかったか?
トヨタの新車開発会議。
ロッテの新製品お菓子の宣伝会議。
テレビ局の新番組会議。
餃子の王将の店長会議。
の四つをやった。
見たことない一面を出す役者もいて、見応えがあった。

2009年08月02日
 ■  父産(再演)WS7月 その3

7/31(金)

音を変えたい。
聞こえてくる音を変えたい。
いや、聞こえてくる音を増やしたい。
音に注目し、音について考えれば、
今日、オープニングのシーンで、みんなから出てきたアイディアが、
もっと活かせるのではないか?

自己紹介で、「好きな戯曲は?」と聞いて、
多くの若い役者が答えられなかった。
好きな戯曲は?というのは、どういう演劇観を持っているか?
という質問にかぶさると思うのだが、
その意味で、自分の演劇観を答えられなかったということに等しい。

ただ、答えられないからといって持っていないということではない。
というのが、日本人気質の難しいところ。
持っているものをどうしたら発信できるのか、
答えられないのは持っていないのと同じことと、
コミュニケーションしてくる人達とコミュニケートするために、
発信する力を鍛えてほしい。

自分へのダメダシ。
ダメダシが長い。もっと短く!
一回のダメダシで何個も言わない。
できるだけ一番言わなきゃいけないこと一つに絞れ!

2009年07月20日
 ■  父産(再演)WS7月 その2

7/19(日)

ロースとんかつにソースをかけすぎてて、
肉がうまいのか、ソースがうまいのか、わからない演技になってる。
肉がうまいと思わせる演技にしてくれ。
やらないでやってくれ。つまり、引き算の演技を。

というダメだしが口から出た。
わからないようで、こっちのほうがわかる!わかれ!
ちなみにダメだしの"だし"は出るの変化形"出し"ではなく、
それがあることによって、もっと美味しくなるよっていう、
味噌汁の"ダシ"のほうだといいのかもしれない。

さて、稽古場の話ではないが、
俺のブログを見ている人、見ていない人の双方から、
中原中也トピックが。
中原中也いいよね?なんて言われると、
まだその良さがわかるほど、読んだことがないワタクシは、
戸惑うばかりでございます。

でも、中島敦の「山月記」はすごく好きです。
今度は嘘じゃないっす。

2009年07月19日
 ■  すがぽんWS 2009夏 第1週

7/18(土)

世田谷PTのすがぽんのWS。
昨年からあれば必ず参加するようにしてる。500円だし。

演じ手としてWSに参加すると、
いかに緊張させないで参加してもらうか、
がなによりも大事なのだと、わかる。
俺はもう受付の段階でドキドキしてるもんね。小心者だから。
まあ苦行ですよ。演技のできない演出家なりの。

関連エントリー:
すがぽん流マイムエクササイズ 第2週
すがぽん流マイムエクササイズ 第1週
水と油のクリエーション・ワークショップ 第3日目
水と油のクリエーション・ワークショップ 第2日目
水と油のクリエーション・ワークショップ 第1日目

2009年07月12日
 ■  父産(再演)WS7月 その1 中原中也

日本の現代詩を自分の作品に取り入れていけないか?
その試みの一回目として、
稽古で中原中也の「除夜の鐘」と「桑名の駅」を使って、
遊んでみたが、なかなかうまくいかなかった。

そもそも詩が持っているリズムが強くて、
うまく演劇にならないというか。
うーむ。

実は、現代詩や中原中也を取り上げたのは、
僕の中に、いや僕らの世代の中にと言ったほうがいいかもしれないが、
自分の身近でないものを、無かったものにしてしまう傾向があるから。
中原中也も名前こそ知っていたが、作品は読んだことがなかった。

知らないものは無いものとして振舞いがちだ。
しかし、自分が知っていることだけが世界ではない。
そのことは忘れちゃならないよね。

父産のシーン練習。
登場人物を増やすことによって、
初演とは全然違う見せ方になりそうだ。
今日やったのでおもしろかったのは、女医の登場シーン。
デタラメな医学的説明台詞は、いくらでも遊べるんだよね。
ただし、吉祥寺シアターのあの広さと拮抗するのは大変だ!

2009年06月27日
 ■  父産(再演)ワークショップ6月

6/18、22、25にワークショップ。
今月から父産のテキストを使ったワークショップ。
初参加の面々はおもしろい人が多かったけど、
上半身だけで演技をしていて、
これまで下半身を使って演技をしてこなかったんだろうなあ、
と推測できた。
また、イメージが貧困というか、イメージの筋肉不足も目立った。

そういう下半身が弱かったり、
イメージの筋肉が弱かったりする人に対して、
どういう言葉を投げれば、
すんなりと受け取れ、また、力を引き出せるのか、
その言葉を見つけるのが、来月の演出的な課題かな。

動けない演出家の頭の中の言葉ではなく、
役者が動くためのからだの言葉っていうかね。
それをきちんと役者に伝えられるというのも、
僕自身のイメージの筋肉アップになるはずだから。

そして、今回稽古場できらめきを見せてくれた人には、
是非、父産に出てもらいたい。よろしくお願いします。

2009年05月22日
 ■  非・常識への冒険を終えて

5/14、21と川崎のプラザソルでやった演劇ワークショップ、
「非・常識への冒険」が無事終わった。
昨日の参加者は18名、2日間全体で22名の役者が参加してくれた。

その場では伝えなかったけど、
テキストで使った「四角い匂い」は、向田邦子さんのエッセイです。
やってみて感じた人も多いと思うけど、
向田邦子さんの文章は、ただ美しいだけでなく、
ただリズムがいいだけではなく、
非常に視覚的で演劇にするのにあっていて、
かついろんな立ち上げ方ができる、
素晴らしい文章です。

そして、まだまだ未完成ではあったけど、
四つのチームの、四つの演劇版「四角い匂い」をつくっていく中で、
見えないものをどう見せるか、をみんなが体感できていたら嬉しい。

2009年04月22日
 ■  ゴスペラーズ北山さん主催イベントに出演時の映像UP!

ゴスペラーズ北山陽一さんの主催する音楽イベント軽音部に、
劇団印象-indian elephant-は、何度かゲスト出演しています。

2006年3月3日の桃の節句LIVEに、
「着ぐるみのピアニスト」でゲスト出演した際の映像を、
Youtubeにアップしてみました。

もう3年前なんだなあ。

2009年04月08日
 ■  青鬼(再演)記録写真

aooni09-butai01.jpg
撮影:坂口祐

美術の坂口祐が、
青鬼(再演)の記録写真をウェブにあげてくれたみたいです。
http://fotologue.jp/yousakana/#/8653800/9543529

aooni09-butai02.jpg

2009年04月01日
 ■  父産が始まる

4月になった。社会人7年目。劇団印象、6年目。
はじまり。はじまり。

今年の10月は、吉祥寺シアターで、父産の再演をやる。
まだ発表できないけど、いい役者さんがたくさん出てくれる。
父産の台本を読んでもらって、青鬼の再演を見てもらって。
魂を込めて作った作品だけが、次の出会いをくれる。
新しいつながりをくれる。

昔は、台本を渡しても、たくさんの役者に断られた。
あの時は悔しかったけど、今思えばそれは正当な評価だった。
だからこそ、台本を読んでオファーを受けてもらえることが、
とても嬉しい。

僕は父産で、たくさんの人を驚かせる。きっとだ。

2009年02月07日
 ■  同じじゃない二人

青鬼は、夫婦の話である。

初演では、
僕の若さや、キャストの若さのせいで、
夫婦の本質的な、脆さや、脆いがゆえの関係性の深さが、
描ききれなかったように思う。

男と女はカタチが違う。
身体のカタチも、心のカタチも。
だから、真にわかり合うことはできない。
けれども、わからないからこそ、わかろうとすること。
わかりたいと願う意思と、
そのために起こされる行為を、
丁寧に描くことができれば、
たくさんのお客さんの心を動かすことができるはずだ。

同じじゃないからこそ、
共有したい、わかりたいという想いが、強く輝くのだ。

2008年12月21日
 ■  青鬼(再演)稽古事始

17日、18日と、いよいよ、青鬼の稽古を始める。
まだ、誰をどの役にするか決めてないので、
いろいろ探らせるとともに、
演出としても、
今回のキャストで、どういった作品にできるのかを、
探りながらやる稽古になった。

二つのシーンで、新しいイメージが出せたし、
もう一つのシーンでも、初演を超えるスピード感が出せる、
手応えを感じた。
戯曲をより深く掘りおこす、キーワードも見つけた。
変わらなければならない。
初演だって、評判は悪くなかったが、
(だからこそ、今回の企画に選ばれたわけだが)
もっと、大きく化ける可能性がある戯曲なのだ。

青鬼は、どこまで行けるのか。
僕自身が楽しみでしょうがない。

2008年11月28日
 ■  青鬼(再演)ワークショップ二日目

大事な、キャスティングのためのワークショップ二日目。
役者陣のモチベーションが高く、充実した稽古。
配役というか、もっていきたい関係性の方向性が大体決まる。
終了後、ジョナサンで役者陣に演出プランを説明。
さて、理解してもらえたでしょうか?

昨日の他人は、今日の友。
縁というのは、不思議なものです。

2008年11月21日
 ■  青鬼(再演)ワークショップ一日目

キャスティングのためのワークショップ一日目。
台本は、結構、変えます。
今日はちょっとだけ変えた台本で、読み合わせ。

いろいろと気づくこと多し。

青鬼の台本の可能性を確認。
再演だからこそ、より深みを出さなければ。

2008年11月16日
 ■  アカルイミライが待っている

世田谷パブリックシアターのステージメイクアップ体験に参加。
おかげで、未来の自分と出会うことになってしまった。

akaruimirai081115.jpg

これ、50年後の俺。どう?
アカルイミライが待ってるだろ?
これなら、老人ホームでもモテモテだと思う。
素敵な老後へ、ようこそ!

2008年11月08日
 ■  青鬼のワークショップ、やります。

11月中旬から、青鬼のワークショップをやります。
キャストを決めるためと、
新しい演出プランを試すためのワークショップ。
出演希望の方は、是非、ご参加ください。

と言っても、日程決まってないんだ。

参加希望の方、連絡ください。
atsutoあっとまーくinzou.comに。
※あっとまーくは@に変えてね。

というわけで、台本の修正作業開始。
ワークショップまでには、
修正を完了させるつもり。

2008年11月07日
 ■  ラゾーナ川崎プラザソルのワークショップ講師

先月の10月14日(火)・28日(火)に、
川崎のラゾーナ川崎プラザソルという劇場から頼まれて、
有料ワークショップの講師をやりました。

初めての、お金を取る形でのワークショップ。
しかも、14日は、知り合いの役者は一人だけ。
緊張しましたが、だからこそ、
いつになく、気合の入ったものにすることができました。

演出にとって、大事なのは、
まず、自分なりの演劇論・演出論・世界観=スタイルを持っていること。
でも、さらに大事なのは、
それを、人を見て法を説け、じゃないけど、
相手によって、伝える言葉や伝え方そのものを選ぶ、ということです。
やっと一つのスタイルが自分の中でできてきた。
もちろん、それだって、またどう変化していくかはわからないんだけど、
この、相手によって、伝える言葉や伝え方そのものを選ぶ、
というのが、もっともっと難しい。

初めての人とやると、
相手によって、伝える言葉や伝え方そのものを選ぶ、
というのを、普段、いかに怠けているか、わかる。
怠けているから、人とケンカしてしまうことになる。
自分の一番の欠点だね。

オーディションではなかったけど、
いい素材にも出会えました。
印象に出てもらえたら、最高です。

2008年07月20日
 ■  罰ゲーム「ナベアツ」

稽古で失敗した人に、
罰ゲームで「ナベアツ」の物真似をさせてみる。
これが面白いんだ。

あれってやってみるとね、意外とさ、
なかなかアホになりきれないの。
頑張っても普通さがにじみ出ちゃうの。
声、顔、身体。
アホになる集中力(どんな集中力だ?)が足りない!

僕もやってみた。恥を忍んで。
でも、失笑にもならず。
アホになりきるって難しいんですね。
ナベアツさん!

枕闇の初日まで残り46日。

2008年07月04日
 ■  松山ケンイチの貪欲さ

7月3日。夜。
映画監督の土屋さんとメシ。
みんなに参考になる話としては、
松山ケンイチはなんか違ったっていう話が面白かった。

土屋さんは、「茶の味」で助監督やってたんだけど、
その時、まだ売れてない頃の松山ケンイチが出てて、
彼が、ものすごく綿密に役作りして来てて、
その感じは、他の同じレベルの出演者とは全然違った、
ってそういう話。

まあ、どこの世界でも、
人より一歩先に出る奴は、一歩出る分の何かはやってるわけで。

土屋さんは僕と同世代。
今度、「愛流通センター」という新作が渋谷の映画館にかかるらしい。
7/19から、渋谷Q-AXシネマで。

枕闇の初日まで残り63日。

2008年07月01日
 ■  執筆ダイエット

あらゆる誘惑をはねのけて、
なんとか、枕闇の第一稿を脱稿!!

おい、二ヶ月前だぜ?
すげえな。

とりあえず、
減ってしまった体重を元に戻さねば。
うーん、女性におすすめ執筆ダイエット!

そして、 一つ、
締め切りを忘れていたものがあったのを思い出した。
タイニイアリスのフェスティバル用チラシの、
印象の公演情報である。
すみません、西村さん、今から送りまーす!!

2008年06月07日
 ■  どんだけ落ちても腐らない精神力

6月6日。午前。と、午後。
前々日に、まつながさんに叱られたこともあって、
朝から、Kさん関係の原稿を書く。
なんとか、11時ぐらいに、終わりが見え、
上野に井上雄彦の「最後のマンガ展」を見に行く。
その感想は、その内、別のエントリーに載せようと思ってる。
上野から帰ると、先日のオーディションの結果が来ていた。

オーディションは一次審査、二次審査があり、
印象からは6人エントリーしていたのだが、
一次審査には、5人が通っていた。

二次審査に通って出演が決まったのは、5人中3人。
1人は撮影日が5日もあり、残り2人は1日だけ。
だから、その1人はいい役だと期待したいが、
これも、どうなることやら。

落ちちゃった人は、悔しいだろうなあ。
役者なんて、通ることより、落ちることのほうが多いわけだから、
どんだけ落ちても腐らない精神力?
それが試されてると思って、次につなげてほしい。

一通り、連絡関係を済ませ、
午前中に書いた原稿をチェックし、Kさんに送る。
締め切りより、一日早く提出できたのは、僕にしてはすごい。

2008年06月04日
 ■  時間が限られるからこそ

5月28日。午後。と、夜。
オーディションの立ち合いと稽古。
テレビドラマのオーディションなんだが、
映画会社のスタジオでやってた。
結果は、まだ先とのこと。どうなることやら。

で、オーディションの後、女優陣と一緒に電車で稽古場へ。
(男優陣は、みんな一旦帰ると言っていなくなった)
なんか女子校の修学旅行の付き添い教師みたいだった。
実年齢以上に、年の差を感じたよ。

さて、岩松了の戯曲を使った稽古、3日目。
前回の反省を踏まえ、役者にどんどんやらせる稽古になった。
それでも3時間半は短い。

時間が限られるからこそ、何をやるのか、明確だった。
この瞬間の台詞のやりとりはうまくいってる。
その感覚をできるだけ多くの役者につかませる、
ということ。

2008年06月02日
 ■  憧れ、美しく燃える。

5月25日。午後。
岩松了の戯曲を使った稽古、2日目。
戯曲に対する憧れが強すぎて、俺が空回りした。

役者に、あるところまでしかダメ出しを言わなければ、
その言ったところまでしか、役者は伸びない。
そんな一を聞いて十を知る役者なんか、稀でさ。
十言って、八ぐらいできるって感じなんだから、
二十、三十、言わなきゃダメなんだよ。

もっと、何回もやらせるべきだったし、
ダメ出しも、
うまくいった時はどういう時なのか、
うまくいかなかった時はどういう時なのか、
成功体験を身体で覚えさせるっていうのかな、
そういうのが、今日できなかったね。

2008年05月30日
 ■  ともさと衣さんの声WS その2

5月24日。午前。と、夜。
声のワークショップだけに、目隠しして、自己紹介をする。
声だけで、その人がどんな人なのか想像するというのも楽しい。
これは今度印象でもやってもいいかもしれない。

2時間があっという間に終わる。
その日の夜は、ともさとさんのリーディング公演があるらしく、
世田パブの方が招待してくださった。
安倍公房の「棒になった男」。

多分、「幸服」の頃だと思うが、
安倍公房に作風が似ていると言われたことがあって、
「棒になった男」は以前読んだことがある。
昔は気づかなかったが、
これはもっと笑わせてもいい戯曲なのではないか?

2008年05月28日
 ■  隠されてる戯曲

5月21日。夕方。
岩松了の戯曲を使った稽古、1日目。
役者のみなさん、戸惑う。戸惑う。

皆さん、全然、読み込めてないですね。
つーか、じゃあ、俺が読み込めてるのか?
というのが疑問なんだが。
ともかく、何回か読んで、
「隠されてる」ことを説明して、この日は終わり。
まあ、1日目ですから。

2008年05月23日
 ■  関実能留の話を聞きに行く

5月10日。午後。
世田パブから西新宿の芸能花伝舎に移動。
三条会の関さんの話を聞きに行く。

武田泰淳(たいじゅんって読むんだってこの日知った)の、
「ひかりごけ」の演出で名を馳せた、関さん。
「ひかりごけ」は人肉食の話なのだが、
そういうタブーについてというよりも、
「平等」に対する考え方を武田泰淳は書こうとしたんじゃないか、
と言っていたのが、印象に残った。

ちなみに、昨年、僕が書いた「青鬼」は、
野田秀樹の「赤鬼」へのオマージュだが、
もちろん、「ひかりごけ」にも影響を受けている。

その「ひかりごけ」を、学校という設定、しかも、
授業で取り上げるという設定で、
普通の授業だと「ひかりごけ」を教えられない、から、
机の上に立って授業する、そういうユニークな視点。
ある戯曲の中で普通とは何か?
ある戯曲の中で普通じゃないとは何か?
演出に対する思考と試行の深さ。

自分の「青鬼」のイマイチさは、
思考と試行の甘さから生まれたのだ。
「青鬼」はもっとできたと思う。
ただし、それは今言っても始まらない。

2008年05月21日
 ■  下半身からの役作り

5月14日。夕方。
5月のワークショップ(5/21から)は、既製の台本を使うので、
その地ならしとしての稽古が、この日だった。
この日使ったのは、松尾スズキのコント台本。
5/21から使うのは、岩松了の戯曲。
どちらも印象とトーンが違うものだと思う。
だからこそ、役者には刺激になるのではないか?

5月は、「下半身からの役作り」というのを、目標にやる。

久し振りに、緊脱、平衡、テンポーズをやった。
これは、3年前からやっていない稽古なのだ。
これができるからっていい役者になれるのか?
と疑問に思ってやめてしまったから。

要するに、ただやるだけでは、どんな稽古も意味がないってこと。
そこに、アイディアがないと。
今回は、役者に、腰を意識してもらうためにやった。
腰、つまり重心である。
重心って大事だなって思ったのは、
役者を見ていて気づいたんじゃなくて、
小道具・大道具の吊りを勉強しててだから、
アイディアって、どこに転がってるか、本当にわからない。

腰をどう決めるかによって、
演技のスタイルってのは、ある程度決まってくると思う。
新劇の腰、アングラの腰、80年代の腰、現代口語演劇の腰、
まあ、そういう演劇史的なことは役者はわかんなくていいんだ。
とにかく、腰に目を向けてほしいってこと。

2008年05月16日
 ■  すがぽん流マイムエクササイズ 第2週

5月10日。午前。
前回の壁につづき、今回は風船。
風船のほうがレベルが高く、難しかったが、
壁よりも面白かった。
同化という技法を、より学べたからである。

同化つーのは、
身体の一部、もしくは身体全体を、マイムする対象と同じようにする、
ってことなんだけど、要は、風船をマイムする時は、身体も風船になるんだ。
で、この考え方は、演出としてすごく応用できるわけ。
マイムだけじゃなくて、普通の芝居にもね。
どう応用できるかは、うちの稽古場に来ればわかるさ。

2008年05月14日
 ■  ともさと衣さんの声WS その1

4月26日。午前。
この日も、世田パブ。
略して文字にすると、どんなパブだ?という感じだ。
ともさと衣さんは、僕より三つ年上の女優。
ほぼ同年代。顔が笑顔でクシャクシャになる。

実は、声のWSを受けたかったというよりも、
この女優さんに会ってみたかったというのが、
本当の受講理由。
プロの女優さんってどんなか、
悪い言い方で言えば、サンプルを増やしたいのだ。

もちろん、唇、巻き舌、のどうがい、
こういう簡単な声のアップ方法を知れたのも、
とてもよかった。

2008年04月27日
 ■  宮沢章夫の話を聞きに行く

4月26日。午後。
宮沢章夫の話を聞きに行く。
生・宮沢章夫に会ったよ。ありがたがってどうする?つー話だけど、
やっぱり、この人の考えてることは面白い。
どんな話を聞いたのかというと、
「演劇をどう考えてきたか、いまどう考えているか」って、
ラディカルな話だった。

「わかりやすさ、わかりにくさ」の問題について、
誰かの質問に答えていたのが、印象に残った。
多分、そこに僕が興味を持っているからだろうな。

「わかりやすさ、わかりにくさ」の問題は、
観客がお芝居を見る時のコードの基準から、
はずれているか、はずれていないか、の問題だと、彼は言っていた。

「わかりやすさ、わかりにくさ」をコードの問題だと言ってしまう、
その明解さに舌が手巻き寿司になる。
たしかに、わかりやすい芝居は、
あるコード(の基準)からはずれていないということなのだ。

じゃあ、「わかりやすさ、わかりにくさ」のコードというのは、
つまり、普遍的な物語のコードということになるのだと思うのだが、
それは、どのようにかくも強固なものになったのか?
つまり、わかりにくいものを拒絶する人は、
なぜ、このコードの問題を越えられないのか?
そんなことも考えなきゃな。

2008年04月23日
 ■  ワークショップ「鮭」 第3日目

4月20日。午後。
いつも前進できるとは限らない。
「課題」がたくさん見えた。
来月は、何か台本を渡して、本読みをやろうと思う。

稽古場に熱気はいらない。
明るい役者もいらない。
ただ、演技だけには、
演技を見せているその瞬間だけには、
弾けるような輝きがあってほしいのだ。

2008年04月17日
 ■  ワークショップ「鮭」 第2日目

時間がつむじ風のように過ぎていく。
おかげで、土曜日と日曜日と水曜日の記憶が、
グタ混ぜになって、とっちらかっていく。
さて、「鮭」の第2日目は昨日、4月16日。夕方。

短い時間だったけど、「頭山」を一時間はやりたいと思って、臨んだ。
やっぱり、一時間では物足りなかった。
今出てきてるものは、アイディアは面白いが、
演技は小学生の学芸会レベルだということなのだ。
そんな突然やれと言われて、パッと出てくるものが、
クオリティーが高いわけないのだが、次の課題は、
それをどう乗り越えるかだと思う。

そうか、書いてたら整理されてきた。
日曜日は、「頭山」を2時間以上使ってやろう。
同じものを、何日も繰り返すのは、
稽古ではやっていても、ワークショップではやっていなかった。
クオリティーの高さを目指すのだ。

力を伸ばしそうな顔つきをした役者は、力を伸ばしていた。
たるんだ顔つきをした役者は、たるんだアピールしかできていなかった。
日曜日はどうなっているだろう?
みんなの顔つきが楽しみだ。

2008年04月16日
 ■  すがぽん流マイムエクササイズ 第1週

4月12日。午前。
水と油は、このブログに何度も登場してるが、
その4人のメンバーの1人、今回はすがぽんのワークショップ。
初心者向けマイムエクササイズ。

すごぽんの笑いをとっていくキャラクターもあって、
誰でも楽しく参加できる。間口も広く、筋肉痛にもならない。
嘘、実はちょっと筋肉痛にはなったのだが、
それでも、じゅんじゅんのワークショップに比べると・・・。

場所は、パブリックシアターの地下の稽古場。
この劇場には、稽古場が四つあるらしく、
おそらくその内の、本読みとかをするだろう、小さな稽古場。
それを土曜日にワークショップとして開放する。
参加者は老若男女を文字どおり問わず(女性が多かったが)。

劇場のアウトリーチ活動としては、
ど真ん中というか、成功しているんじゃないだろうか?
500円という参加費は、信じられないくらい安いし。
本当に、パブリックシアターに行くと、勉強になることが多い。
もちろん、公共劇場だからできることが多いのも事実だろうけど、
僕らも、もっと演劇を、普通の人の身近で起こることにできないだろうか?

2008年04月14日
 ■  ワークショップ「鮭」 第1日目

4月13日。午後。
手応えのあるワークショップ1日目だった。
いろいろ俺の方での失敗はあったけど。
というのは、座学をやったんだけど、
これは、今の印象の稽古場には全く合わなかった。
色々勉強していったんだけどね。
印象の稽古場に合うメソッドと、合わないメソッドというのが、
段々と出てきて、座学というのは、
今のうちの稽古場には必要ない。それがよくわかった。

残念ながら、稽古場が盛り上がったのは、
今、俺が一番期待してる役者(本当か?)、ぽちが帰った後からだった。
つまり、それは座学をやめにした直後である。
残された?役者たちが、爆発した。噴火した!
ドドドドッカーン!

まだ命名されずにいる、エネルギーのかたまり。
マグマ。突然、噴き出すから、あらまっ!

それにしても、予期してなかった。
うおおお、ワークショップは時の運だなあ。

2008年04月13日
 ■  劇評を書くセミナー その1

4月12日。午後。
三条会の関美能留さんがいらしていて、
「言葉にできないものをやりたい」とおっしゃっていた。
それは、演出家としてとても真っ当な在り方だと思った。演出家は、
「言葉にできないもの」を演劇として立ち上げるから演出家なのだ。

そして、劇評は、いや、ゲキヒョー!は、
「言葉にできないもの」を「言葉にする」から、ゲキヒョー!なのである。
そもそも矛盾を孕んでいる。

「言葉にできないもの」なのに、言葉にされた演劇、
とくに簡潔な言葉にされた演劇は、
簡潔な言葉にされたからこそ、レッテル化され、世の中に流通する。
ワンパターン化し、「言葉にされてしまったもの」として、ある時は腐っていく。
だとしたら、作り手は自分の演劇を、再び「言葉にできないもの」に、
戻さなければならない。

そんなことを考えたわけだ。

北嶋さんから誘われた時は、このセミナーに出るか出ないか、
むしろ、作り手である僕が参加するのはどうだろう?と思ったが、
見ず知らずの熱心に演劇を見たがってる人たちと、
劇評について議論できたのは、面白かった。

2008年03月31日
 ■  劇団印象ワークショップ「鮭」やります!

今年もやります。
劇団印象、特別企画。
春のワークショップ「鮭」

WS200803-p.jpg

【日時】
 4/13(日) 13:00~19:00
 4/16(水) 18:30~22:00
 4/20(日) 12:00~16:00

【場所】
 JR・地下鉄、荻窪駅近辺の劇団印象稽古場
 (詳しい場所は、メールをくれたあなただけにご連絡します!)

【参加費と人数】
 無料!但し、基本的に見学不可、初心者でも強制参加!
 定員は15名まで、もちろん先着順だ!!

【やる内容】
 準備体操や、不思議なルールのある鬼ごっこから始めて、
 鈴木厚人がこの日のために考えた、変なエチュード、
 身近にいる自分しか知らない人物の物真似、物真似座談会、
 そして、最後には、落語の「頭山」をモチーフにお芝居まで作っちまう、
 てんこもりの3日間。できるだけ、3日間通しで参加できる人を優先します!

【連絡先】
 info@inzou.com/090-1613-6026(制作)
 ※ご連絡の際は@を半角に直してお送りください。

2008年03月26日
 ■  劇場を経験しよう 世田谷パブリックシアターWS その2

3/21と24にパブリックシアターのワークショップに参加。
会場は、シアタートラム。非常に有意義だった。

21日(金)は、舞台技術。朝10時から夕方5時まで。
舞台上(バトンとか)に、物を吊る際の、安全確保の話。
物理の授業みたいだったが、面白かった。
高校の勉強が、10年後に活きてくる。
当時、怠けていた分のしっぺ返しが今になってくるんだね。

24日(月)は、照明。お昼1時から夕方6時まで。
このワークショップが一番受けたかったもの。
トラムの広さ、機材の充実を知ることができたとともに、
やれることがいっぱいあるということは、
何をやり、何をやらないのか、
という選択のセンスが問われることだと実感。

レクチャーを受けながら、「頭山」の演出アイディアが一つ浮かぶ。
やっぱり、アイディアは、刺激的な現場(稽古場と劇場)でしか生まれない。

パブリックシアターのワークショップは、非常に勉強になるし、安い。
おすすめです。

2008年03月24日
 ■  西村さんからのダメ出し

アリスのオーナー、西村さんとアリスで芝居を見た後に、お茶をする。
久し振りに、アリスで客として、芝居を見たが、
10分押しただけで、イライラする自分に嗤った。短気だなあ、俺。
うん、5分でも押すのはよくない。ましてや15分なんてもってのほか。

ダメ出しは、「空白」についてだけでなく、
「青鬼」や「父産」、「愛撃」など、広範囲に及んだ。
いろいろ言われたなあ。「主軸が・・・」とかさ。
役者の話になり、なぜか三宅裕司さんの話にもなった。
今の俺と同じぐらいの歳の三宅さんが、
アリスのオープンの時の公演をやったんだって。へえ。

舞台に立ってるだけで魅力的な役者だった。
稽古場にお邪魔した時に、「西村が来た!」って、
それまで会話芝居をしてたのを、急遽、
派手な芝居に稽古を変更して見せてくれた、
なんて思い出話を、聞いた。

でね、実は、今回の「空白」に、三宅裕司さん、
観に来てくれたんだよね。"偶然にも"。
そんなこと知らない西村さんの口から、
若かりし頃の役者"三宅裕司"の話が聞けるなんてね。

縁というのは、やっぱりあるんだよね。
多分、アリスでお芝居をやったことがあったから、
三宅さんは「空白」を観に来てくれたんだよね。
西村さんの記憶の中の、三宅裕司の姿はどんななんだろう?
見てみたいなあ。

2008年03月21日
 ■  物真似ワークショップ080320

2日目。昨日より参加者が多い8人。
ほぼ昨日と同じ稽古メニュー。
身近にいる自分しか知らない人物の物真似。
そして、そこで出てきたキャラのまま、
落語の「頭山」をエチュードで演じる。

まず、身近にいる自分しか知らない人物の物真似。
上手い役者にもいろんなタイプがいて、
1、物真似をするのも上手く、物真似を伝授するのも上手い人。
2、物真似をするのは上手いが、伝授するのは下手な人。
3、自分だけでは下手だが、伝授されたものは面白く演じられる人。

1の人は、ほとんどいない。上手い役者も大体、2。
だからこそ、演出が必要。
物真似も、口癖とか、わかりやすい部分だけ真似てもダメで、
姿勢、動くスピード、喋るスピード、声の高さ低さ、
総合的に誇張しないと、面白くならない。
この、総合的に誇張する、というところにセンスが出る。
総合的に"分析"し、誇張する。誇張には、技術と勢いが必要である。
分析力、技術力(表現力)、勢い、
役者の三大要素がわかる、いい稽古なわけだ。

「頭山」は、空間の処理が難しい演目なので、
舞台の構図感覚を持ってる役者じゃないと、
演出的には、面白くならない。
物真似のキャラのまま、
空間的にも面白く演じなきゃいけないんだけど、
なかなか両方できてる人はいなかったな。

ただ、どう見せるかは、ちょっと見え始めた。

2008年03月20日
 ■  物真似ワークショップ080319

あれは「青鬼」に日テレの取材が入った時だから、去年の11/13だな。
ディレクターから、「何か物真似やって」と言われたけど、
最所も、慎吾も、パッとできなくて、
テレビではこういうわかりやすい芸が求められるのだから、
通俗だけど、物真似の稽古をやったほうがいいかな、と思ってたのだ。

ただ、やっぱり通俗だから、と思って、やらないでいたら、
「空白」の稽古で、慎吾が古畑の物真似をもってきて、
これが面白い。しかも、ただ面白いだけでなく、
慎吾の古畑には、彼の役者としての成長が見えて、
というわけで、昨日と今日のワークショップでは、物真似を題材に取り上げた。

まあ、身近にいる自分しか知らない人物の物真似を順々にやっていく、
というだけなんだけども。

今日出てきたキャラで面白かったのは、
悟のやったウニ先生と、ポチのやった五十嵐さん。
この二つを、それぞれ、悟とポチが他の役者に伝授するのだが、
途端に、面白みが減っていく。
なぜかというと、

例えば、悟が伝えるウニ先生の特徴は、
・眼鏡をしてないのに、眼鏡をしてるかのようにあげる。
・語尾に必ず「ね」をつける。
・喋り方が嫌味ぽい。
こんなものだったのだが、

実は、ウニ先生は、声のスピードが人より半テンポ遅かったり、
動きのスピードも遅かったり、なにより年寄りだったり、
つまり、伝授した情報が少ない。
先の三点だけでは、とてもウニ先生を真似ることにはならないのだ。

物真似は、ものすごい情報量を再構成することであり、
ひいては演技も同じだということがわかってくる。

2008年03月11日
 ■  劇場を経験しよう 世田谷パブリックシアターWS その1

毎日、新作を書かなければというプレッシャーが俺を襲う。ウギャ。
脚本は、書こうと思ったって書けるものではないけど、
書こうと思わなければ絶対に書けない。ああ、不思議。

世田谷パブリックシアターのワークショップに参加することにした。
「空白」をご覧いただいた方にはおわかりかと思いますが、
印象に出てくれてる役者陣が急成長してます。
俺も、急成長しなきゃ、というわけでワークショップ。
でも、演出や脚本、まして、演技じゃない。
じゃあ、なんでしょう?

実は、照明舞台"技術"である。
(舞台技術って具体的には何だ?そっからわからん)
役者によく言われるんだけど、
で、最近はスタッフにもよく言われるんだけど、

「厚人さんの言ってること、意味がわかりません」

俺、テンパると悪い意味での詩人になってしまうから。
フツーの人にわからない言葉を発してしまうのです。
打ち合わせは、詩人の言葉でなくて、
スタッフの言葉でコミュニケーションを取らないと、
スタッフまで詩人になっちゃうからね。
詩人がたくさんいると、舞台がゲネまでに完成しなかったりするからね。
それに、俺がスタッフの言葉わかんなかったりするし。

他者からクリエイティブなアイディアが出てきた時に、
プロフェッショナルな演出家として、
そのアイディアが具体的にどのように舞台に反映されるのか、
イメージできるようになる、
そのとっかかりにしたいんんだよね。あくまでとっかかり。

でも、でかい劇場の内側が見れるとしたら、ちょっと楽しみだ。

2007年12月31日
 ■  中国(南京)の劇団を手伝う

先日の韓国の劇団を手伝ったのに続いて、12月の28日30日は、
中国は南京から来日する劇団を手伝うバイトをした。

この南京の劇団・南京市話劇団はなんと、
国営の劇団で、役者は、演劇、テレビ、映画などの、
役者としての仕事だけで食べているとのことだった。
まあ、こっちでは、劇団四季(話劇なのでミュージカルではないが)か、
むしろ、NHKが専属の劇団を持ってるイメージに近いんじゃないだろうか?

ストーリーも、モチーフも、NHKの朝の連続テレビ小説ぽいというか、
冬ソナぽいというか、うぶな純愛三角関係ものだった。
しかも、ヒロインの女の子が背中を見せるシーンがあるんだが、
背中つーか生背中つーか、
セミヌードぽく白い背中がパッと見えるシーンなんだけど、
南京で、今までにない大胆な表現ということで話題になったそうなのだ。
我々にとってはどうってことないんだ、
だって、セミヌードの背中といっても、肩とうなじが一瞬見えただけだから。

当然、僕はそんなに面白いお芝居だと思わなかったんだけど、
南京では、観客をすごく動員してるらしく、
つまり、大衆の支持をちゃんと集めている、最先端のお芝居らしいのだ。
劇団員達もすごくプライドを持ってやってるということが、
その語調からはっきりわかった。
(中国語のアクセントは語調が強めだからかもしれないが)

同時に、
中国(南京)と韓国と日本の差異についても感じずにはいられなかった。
韓国と日本の文化と経済の差異は、ほとんどない気がする。
僕らと同世代の韓国人が、
演劇をやる・できる状況や環境も似通ってると思う。
でも、南京はなにしろ国営で、しかも観客が入ってるのだ。
NHKの視聴率がいいということは、
国民全体で見たいものが共通してるということでしょ?
南京では、"紅白の視聴率が下がり始める予兆もない"
まだそんな状況なのではないだろうか?

自国の歴史的文脈、文化的状況、経済的環境、全部ひっくるめてぶつける、
それが本当の意味で、別の国の人に自分の演劇を見てもらうことだとすると、
自国の歴史的文脈、文化的状況、経済的環境を全く知らない人に、
どうそれをぶつけるのか、そこには戦略が必要なのかもしれない。

2007年10月08日
 ■  イデビアン・クルー・ワークショップ 第2日目

先週に引き続き、井手茂太さんのワークショップに参加。
いやー、今回はついていけなかったね。
井手さんの振り付けが、俺には難しすぎて。
ただ、演出の態度っていうかやり方でいろいろ勉強になりました。

絶対に、「難しい」って言わないんだよね。「簡単、簡単」って。
いや難しいから。できないから。
ただ、催眠効果っていうか、俺以外の人には効果あったと思う。
ノビノビやるために、「簡単、簡単」って言われるのはちょっといいのかも。

あと、ガム噛んだりね。リラックスするためにガム噛んでんだ。
歯でリズムを取ってるってのも、あるんだろうね。
どんな時でも、音楽が鳴ってる。
どんな時でも、リズムを取りながらやる。
そんな稽古場でした。

水と油のじゅんじゅんも、
井手さんも、ワークショップでは、全然、本気じゃないんだ。
このレベルの人達が本気の稽古場。
そこに行ってみたいね。

2007年09月30日
 ■  イデビアン・クルー・ワークショップ 第1日目

懲りずに、外部のワークショップに参加する企画その2。
2回目は、先日公演を観たばかりのイデビアン・クルー
イデビアン・クルーについては、
「井出孤独」についてイデビアン・クルー「政治的」 、参照。

ウォームアップが1時間以上あり、しかもウォームアップだけで筋肉痛。
どんだけ老人なんだ、俺。

アップもただやるだけじゃなくて、
常に音楽がかかっていて、
8ビート?でテンポを取りながら、ストレッチする。
慣れてくると、同じものをスピードを上げて、連続かつ反復する。
これが、自然と、ダンスの振り付けのベースの振りになっていた。

井出さんは、音に関しては相当こだわりがあるようで、
年配の方に、「指示してる声が聞こえないから、音量を下げて」
と言われて、一端は下げたんだけど、後で、また上げてた。

ダンスのほうは、四拍とって、
普通に歩く、ガニマタに歩く、大きくスライドして歩く、
それぞれ2倍のスピードでやる、

慣れてくると、
四拍、1・2・3・4を、1、2、3(タタタ)、4と、
三拍目を三連符みたいにとって、
ワインを持って歩く、ワインを途中でこぼす、
ワインを途中でこぼしそうになってなんとかする、
ワインをみんなで乾杯する、
とやっていく。
文章だとなんのことかわかんないな。とにかく、
この、1、2、3(たたた)、4の、タタタの部分が、
重要な遊びになっていた。

2007年09月08日
 ■  青鬼・稽古初日のその前に

今日から、青鬼の稽古初日だ。
今回は、印象初参加の人が多いので、稽古も大変だなあ。
いや、そんなことはないか。稽古はいつも大変だ。

初参加の役者とやる時に一つだけ注意しなきゃいけないのは、
人は、正しいことを言う人よりも、
自分を認めてくれる人に、ついていくということをしがちだってこと。

幸か不幸か、
役者は台本にもたれかかって、舞台に立つのだ。
もたれかかってる身体をはたき、
自分で立てって言っても、
なんで、この人、自分を不安にさせるんだろう?としか思わない。
聖書を信じるなって、19世紀以前の西洋人に言うようなもんだ。

無神論が出てくるまでには、1800年かかった。
台本にもたれかからない役者になるのだって、時間はかかる。

2007年09月03日
 ■  ワークショップ「蛇」終了報告

まっすぐ、しっかりと立たないことは、面白いことなんじゃないか、
今日のワークショップでは、そんなことを思った。
別に、下ネタじゃないよ。

芸人出身の役者というのが来て、
彼が、すごくがっちりした体格で、
がっちりした声とがっちりした姿勢で、舞台上に立っていた。
でも、がっちり過ぎて、面白くなかった。

そこで、しっかりと立たないで、というのを、
みんなに言って、やってみた。

地面に対して、45度で立つ。0度で立つ。
90度だけど、足をガクガクさせながら、病弱に立つ。
要するに、立ち方を敢えてインポ的にしてみるという。
立派に立っているというのは、うらやましいことなんだが、
この時代、なんの悩みもなく、立派でいいのかという。
六本木ヒルズ的じゃなく、表参道ヒルズ的な、
半立ちな、半ED的な、そういうのが面白い、今の舞台の立ち方だ。

男が元気がない時代だ。
だから、元気がないことを反映した立ち方をすべきだ。
でも、元気がないことは、悪いことなのだろうか?
元気がないことを肯定する、半EDを肯定する、その面白さを見つけよう。

2007年08月22日
 ■  シアタートップスの8階

昨日は、美術ミート。
新宿は、シアタートップスの8階で、13時半に待ち合わせるも、
かの喫茶店は、今年の春頃から、
営業時間が15時からに変更になっていて、
みんなを戸惑わせてしまった。

急遽、場所を変更。
でも、トップスのビルは、下の階にも喫茶店があるので、
本当に打ち合わせに便利である。

食事をしながら、長居もしたい場合は、
ファミレスのほうがいいが、新宿の駅近くだと、
ガヤガヤしてないファミレスがない。
どこかいいところはないだろうか?

2007年08月16日
 ■  書きたいものと見せたいものの交点

いよいよ、稽古が始まるのか?という雰囲気だ。
つーか、俺が稽古を始める!と言えば、始まるわけだから、
スイッチはこの手の中にある。

毎日、「青鬼」のことばかり考えている。
今、俺が書きたいのは、本当にこの話なのか?
今、お客さんが見たいのは、この話なのか?
どの話なのだ?自問自答。

作家が書きたいものと、
お客さんが見たいものの交点に、
本当に面白いものがあると思う。
そのためには、もうちょっと、苦しまなければダメだ。

2007年08月10日
 ■  次回公演タイトル決定!

印象の次回公演タイトルを決めました。

「青鬼」です。

11/9(金)~11/13(火)@新宿タイニイアリスです。
珍しく、物語の構成を、演出ありきで考えています。
つまり、あっと驚く、演出があります。
スタッフの皆々様、大変でごめんなさい。
お客様の皆々様、期待して待っていてください。

2007年07月16日
 ■  ワークショップ「獏」終了報告

なんだろうね。この停滞感は。
それなりに人数も集まったし、面白かったんだけど、
痺れるようなアイディアには出会えなかったし、引き出せなかった。

多分、今、台本が書きたいんだろうな、俺。
痺れるようなアイディアで、
痺れるような台本を、自分で書きたいんだ。

そんな中で、灯台下暗しじゃないんだけど、
慎吾のことを、久し振りに、いい役者だなあと思った。
動けるし、アイディアも出てくるし、はじけられるし、
ちゃんと、変わっていってるなあと。

お芝居って、所詮、作り物だし、嘘の世界なんだけど、
でも、嘘だと知りつつ、名優がやった役は、圧倒的に信じられるよね、
この生瀬勝久、全然リアルじゃないキャラなのに、
なんでリアルに見えるの?その謎の解、見つけてって、
父産の時に、生瀬勝久の出てる舞台のDVD、慎吾に貸した。

謎の解、見つけられたのなら、次は滑舌を直してほしい。

それと、年配の(多分、40代の)女性が一人参加してくれて、
技術的には下手な人だったんだけど、面白かった。
なんか、視点が若者と違う。当たり前か。
でも、よく他人を見てる感じなんだよね。
エチュードで選んでくる題材とか、モデルルームとかでさ、
お母さんに連れられてきたお父さんとかさ、リアルで、
モデルルームとか、若者は絶対選んでこないから、新鮮だった。

人生経験があるってだけで、演技は豊かになるの?

こっちの謎の解も、見つけたいねえ。

2007年07月15日
 ■  ワークショップ「獏」の嵐の前夜

嵐が来てるけど、明日(もう今日だ)、
ワークショップ「獏」をやる。
参加予定者は、12名。内、初参加の人が7名。
告知期間が短かったわりには、結構、集まった気がする。
でも、台風。急な欠席者が出そうなのが心配だ。

前回の反省点を踏まえ、
表現として、強度をもったものを出してもらうために、
明日は、演出として口を出しまくる。
役者に、意図や意味を自分で考えるように指示しながらも、
考える暇を与えずに、ものすごいスピードでやっていく。

厳しくやったことないから、初対面の人にも厳しくやってみる。
失敗だったら、次回からは厳しくやらない。

あと、案内 には、
「粗忽長屋」か「死神」をメインディッシュに、やるつもりって書いたけど、
ポール・オースターの短編に、多分、変更する。
まあ、メンバーの傾向を見て、最終的に決める。
そんなわけで、楽しみだ。

2007年07月06日
 ■  劇団印象ワークショップ「獏」のご案内

■劇団印象-indian elephant- ワークショップ「獏」のご案内■

「粗忽長屋」「死神」など、
落語の中でも"生と死"をテーマにした演目を、
鈴木厚人流に創り直すエチュードをメインディッシュに、
身体を使ったオリジナルな演技と笑いを掘り下げる、
濃密な体験型稽古です。そして、基本的には「見学」不可です。
みなさんに「参加」していただきます!
うまい役者じゃなくて、すごい役者を目指してる方におすすめ。
是非、ご参加ください!!

日時:7月15日(日) 12~17時
場所は、杉並区荻窪の稽古場です。

写真参照
http://www.inzou.com/blog/2007/05/post_65.html

知らない人といっしょに身体を動かしたり、動かされたりと、
ただ、身体を使うだけで面白くなれるように、構成しています。

参加可能な方、時間応相談の方、場所など不明な方、
今回のスケジュールは無理だけど、次回ぜひ!
という方もご連絡お待ちしております。

参加希望の方は下記ご記入の上の返信をお願い致します。

1、お名前:
2、メールアドレス:
3、連絡先のお電話:
4、志望動機:
5、過去の活動歴:
6、その他質問、連絡事項:

追って、ワークショップの詳細を送信致します。
よろしくお願い致します。

=============================
 劇団印象-indian elephant-
 担当: 090-1613-6026
 MAIL: info@inzou.com
 HP : http://www.inzou.com
=============================

2007年06月19日
 ■  「兄帰る」で稽古する その1

考えることがあって、
他人様の台本で稽古をする計画を始めた。
初めての試み。
一本目として、永井愛さんの「兄帰る」。
とりあえず、20ページ分を、役者に渡す。
このホンを選んだのは、スタンダードにいいホンだから。
出てくる役の年齢も高いので、若い俳優には演じにくいところもいい。

anikaeru070619.jpg

2007年06月07日
 ■  「父産」仕込み、1日目終了。

仕込み、1日目終了。

今回も、舞台美術で、
新しいことにたくさんチャレンジしてるので、
いろいろ大変ですが、
なんとか、仕込み1日目終了。

ラストシーンの美しさは、
今までの印象随一の出来に仕上がるんじゃないでしょうか。

今日が、仕込み2日目。
明日が、初日です。

チケット、まだ間に合います!
是非、見に来て下さい!!

2007年05月15日
 ■  身体を使うってこと

「父産」は、身体を使った演出を、今までよりたくさん入れていきたい。
だって、身体の話だからね。

body070503.jpg
ワークショップ「鯉」の2日目の写真

身体を使うってことを、超簡単にまとめると、
自分で、自分の体重をコントロールするってこと。
その次に、相手に体重をもらったり、渡したりして、
コントロールするってこと。
この写真は、その練習。

2007年05月14日
 ■  毎陽子がワークショップから参加

毎陽子という役者が、「父産」に参加することになった。
ワークショップ「鯉」に来てくれた、変な子だったのだが、
「バナナマンが好き!」という言葉で、出演してもらうことにした。

mai02.jpg

この業界には、
「バナナマン好きに面白くないヤツはいない」という定説があるが、
それは、本当なのだろうか?

2007年05月11日
 ■  芸名を投げつける

演出ってのは、暴力的だな。

俺は、灰皿は投げないけど、
昨日は、役者に芸名を投げつけた。
googleで検索すると、
同姓同名がウジャウジャ出てくる名前だったのと、
役者として、ちょっとパッとしない名前だったから。

と言っても、
一方的に投げつけるのもなんだから、
一応、相談しながら、投げつけた。
最初は、ミカンだった。
「さすがにミカンって名前は嫌です」
と言うので、そこは折れた。

自分の名前が変わるってことは、
結構、抵抗感があるようで、
「画数とか調べないんですか?」
とか言ってきたけど、基本的には無視した。

これで、売れたら俺のおかげ。
売れなかったら、そいつが悪い。
なんとも、ずるい話である。

2007年05月07日
 ■  ワークショップ「鯉」終了報告

ワークショップ「鯉」の3日間が終了しました。
参加者の内訳は、

印象所属 3名
他団体所属・フリー 14名(内初参加6名)

3日間とも、少しずつ、メニュー変えて進める。
最初に15分ほど各々にストレッチをしてもらい、自己紹介後、
「ゲーム」、「表現」とやっていった。

<今後の課題>
「表現」は、1日目、2日目は、僕は見守るだけで口は出さず、
そのため、表現の強度が弱いものが出てきてしまった。
その反省から、3日目だけ、役者の中に入って、
キャスティングやディレクションをしたが、
今度は、自由度がないものが出てきてしまった。

役者に自由な発想を求めながら、
表現として、強度をもったものを出してもらうのが、
今後の課題だと思う。

さらに、演出が口を出して、効果的な「ゲーム」「表現」と、
効果的でない「ゲーム」「表現」がある。
また、各「ゲーム」「表現」を、することの意図や意味は、
役者に説明する必要はない。
役者は、意図や意味を自分で考えるべきである。

スピード感について。
上記のように、役者は、意図や意味を自分で考えるべきであるが、
さらに、考える暇を与えずに、やりながら感じ取っていくことが、
一番大事だと思う。特に、「ゲーム」は、極力、説明を省き、
1種目5分程度でコロコロ変えていく。
1時間で10種目ぐらいできることが、理想。

グループ分けについて。
グループ分けして、「表現」をやる時、
特定の役者しか、アイディアを出していないことがある。
主導権・発言権を独占したがる役者がいる場合と、
アイディアを持ってない役者が多い場合とがあり、
どちらも問題であるため、適宜、対処すべし。

関連エントリー:
ワークショップ「鯉」中間報告
ワークショップ「亀」終了報告

2007年05月04日
 ■  ワークショップ「鯉」中間報告

公演準備でクソ忙しい時だが、ワークショップをする。
このワークショップ、
「父産」公演の宣伝、つまり、観客創造のためと、
次回、次々回公演のキャスティングのためという、
二つの目的がある。

一つのワークショップに、
二つの目的があって、ちゃんとうまく回るのかと、
疑問に思う人がいるかもしれないが、
それは、経験だと思う。

前回は、「亀」。今回は、「鯉」。
一文字のタイトルをつけるようになって、二回目。
タイトルのついてないワークショップも、何度となくやっている。
ようやく、うまく回り始めたと実感できるようになった。

ワークショップはあと1日あるので、まとめは今週末として、
このエントリーでは、観客創造のためのワークショップとしての、
今後の課題を考える。

<今後の課題>
公演の宣伝であるならばこそ、
普段、演劇を見ない人、やらない人に、
ワークショップに参加してもらうべきだ。

さらに、年齢。今は、20代の人しか参加していないが、
20代、30代、40代、50代、シニアと、
年齢バランスがいいワークショップになれば、刺激的だし、
それが、そのまま客席の年齢バランスになれば、
一味違った、グルーヴ感を醸し出す、演劇になるんじゃないだろうか?

演劇は、コミュニケーションの芸術だ。

今、ワークショップでやってることを、
そのまま、世代を越えて、ぶつけたらどうなるかってのを、
ちょっと試してみたいのだ。

関連エントリー:
ワークショップ「鯉」終了報告
ワークショップ「亀」終了報告

2007年04月15日
 ■  やっぱり嫌なヤツ・加藤慎吾の使い方

出演してくれる俳優の新しい一面を引き出すような役は、
どうやったら産み出せるのか?
加藤慎吾の場合、マスクがどうしても甘いから、優しい男を、
それも、いいヤツと言われてしまう、
かわいそうな二枚目という役を書いてしまう。

shingo070415.jpg

でも、知ってる人は知ってると思うけど、こいつ、
結構、多くのシチュエーションで嫌なヤツぶりを発揮している。
それで、歌舞伎でいう、「色悪」みたいな役のほうがハマるんじゃないかと、
稽古場で試した。ハマった。やっぱり嫌なヤツだった。

こうなると、
少なくとも、表面的には優しさが見えない嫌なヤツを、
俺は書かなきゃいけないのだろう。


※色悪【いろあく】

敵役【かたきやく】の一種。外見は二枚目【にまいめ】でも、
女性を裏切ったり殺人などの悪事を働く冷血な役柄【やくがら】で、
江戸時代後期に完成。
「東海道四谷怪談」の民谷伊右衛門【たみやいえもん】、
「法懸松成田利剣【けさかけまつなりたのりけん】」の、
与右衛門【よえもん】など、
4代目鶴屋南北【つるやなんぼく】の作品に多く登場。

歌舞伎辞典より引用

2007年04月11日
 ■  第8回公演「父産」の宣伝美術打ち合わせ その3

第8回公演「父産(とうさん)」の、イラストが完成しました。

tousan-m.jpg

宣伝美術:大野舞"denali"

脚本は、今、やっと、半分ぐらい書けたところです。
自分でつけておいてなんですが、このタイトル、すごく考えさせられます。
でも、面白いテーマだと思う、父産(とうさん)って。
机に向かう鈴木厚人を応援する意味も込めて、
チケット予約はお早めに!

第8回公演「父産(とうさん)」のチケット予約ページ
http://www.inzou.com/ticket/form.cgi

関連エントリー:
第8回公演「父産」の宣伝美術打ち合わせ その2
第8回公演「父産」の宣伝美術打ち合わせ その1

2007年04月06日
 ■  水と油のクリエーション・ワークショップ 第3日目

3日間のクリエーション・ワークショップの最終日終了後、
西新宿の居酒屋での懇親会で、じゅんじゅんはポツリといった。

「水と油も、乾いた雑巾をしぼるように作品を創っていた」

その言葉には、水と油の作品を一つしか見ていない僕が気づかなかった、
独自のスタイルを確立し、
そのスタイルを継続しながら新しいものを生み出すことに苦悩する、
一人のパフォーマーの本音が現れていた気がする。
ちょっと、かっこよく言い過ぎか?
とりあえず、最終日の内容をメモろう。

18:30スタート。
最終日は座学なし。身体を使って、他人と接触する遊びから始まる。
全員が床に丸太のようにうつ伏せになって、列を作り、
一人だけその人間丸太列の上に乗る。
下の人間丸太集団が、転がることによって、上の人間を運ぶ。

二人一組になって、ストレッチ。
①、互いに背中をつけたまま、体重を掛け合いながら、立ち上がる。
②、その逆で、お互い向き合い手を掴み、同じく体重を掛け合いながら、
立ち上がる。
③、①と②の動作をつなげてやる。すなわち、立ち上がったら、
お互いに回転し、向き合い、手を掴み、体重を掛け合いながら座っていく。
この立ち上がって、向きを変える時に、
肩の一点に二人の体重が掛かり合うのだが、このバランスが難しかった。
ここまでが、アップ。

終わると、前の日にやった、
「床と壁を使った、物理法則のトリック表現(二人一組)」
を下敷きに、組毎にたっぷり一時間半練り直す。

練り直しは、僕らが頭を使って、行き詰まってると、
じゅんじゅんが、ズカズカ入ってきて、こうやってみれば?と身体で提示し、
その身体の引き出しに唖然としながら、
僕らの引き出しのなさゆえ、他に妙案も浮かばず、
じゅんじゅんのアイディアを渋々取り入れ、
なんとか格好がつくものに仕上がっていった。
無論、じゅんじゅんは、
頭と身体がちゃんとリンクしてアイディアを出してるわけで、
身体で提示して、かつ、頭でも提示しているわけだ。

21:00発表。
21:45終了。

僕の組は、
壁にもたれて本を読む人A
(視覚的には、床に背をつけ、壁にお尻をつけてる)の前に、
もう一人の人Bが現れ、壁をノックすると、
Aの人の壁(視覚的には床)と、リンクして、
ドラマが始まっていくという構成の作品で、
途中、Aの人の床と、Bの人の床が入れ替わったりしていくというものである。
構成はいいが、出来は悪かった。僕が下手だったからである。
悔いが残った。でも、この3日間は、貴重な体験でもあった。

稽古場で、平田オリザのことや「リアル」についての話がちょっと出たが、
それと対になる「嘘」や「どう嘘をつく?」という言葉は、
ちょっと出るどころか出回った。
ここは、現代口語演劇のリアルを目指す演劇とは別の、
「嘘」を目指す演劇につながる稽古場だった、そう実感した。
多分、口語演劇の「リアル」と違うやり方で、
「嘘」で現代とつながることができれば、
新しいものが創れるんじゃないだろうか?

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水と油のクリエーション・ワークショップ 第2日目
水と油のクリエーション・ワークショップ 第1日目

2007年04月01日
 ■  水と油のクリエーション・ワークショップ 第2日目

ワークショップとは、
そのワークショップを主催する演出家の演劇観を体感することによって、
参加者が、自分の演劇とは何かを考える場だと思う。
では、じゅんじゅんの演劇観とは何かと言うと、
僕らがもっている物理法則の常識観を逆手にとって、
観客に、物理法則の非常識空間を錯覚させることだと思う。

彼は、稽古場で、物理法則のイニシアチブを掴むことの面白さを説く。
たとえば、
壁であるものを床として見せるトリックにはどんなテクニックが必要か。
逆に、床であるものを壁として見せるトリックにはどんなテクニックが必要か。

テクニックを駆使するには、頭脳と筋肉の両方が必要で、
特に、非力な僕には、表現するための肉体の欠如が身に沁みて痛い。
簡単に言えば、トリックを表現しようにも、
腕がプルプルしちゃってできないのである。
しかも、頭でっかちで身体で掴むってことができない。
トライアンドエラーを繰り返して、身体で掴んでってる周囲が恨めしい。
はい、また、泣き言。

今日も18:30スタート。
まず、短めの座学。キューブリックの映画「2001年宇宙の旅」を見て、
カメラワークを使った、物理法則のトリックを学習。
で、それを参考に身体を使って、嘘をついていく。

19:00
入念なストレッチの後、昨日の獣歩きをベースに、
床を45度の斜面と見立てて、登っていく動きを作る。
終わったら、今度は、昨日の獣歩き裏返しをベースに、
床を45度の斜面と見立てて、降りていく動きを作る。
続いて、80度の斜面を登り、降り。
続いて、斜面を転がっていく動き。加速度とか変化をつける。
斜面でなく平面で転がるには、こぎが必要になるわけで、
どこでどうこぎを入れるか、効果的な嘘の表現が感覚的に理解できる。

その後、
①床と壁を使った、物理法則のトリック表現
考えて、創って、発表。

②床と壁を使った、物理法則のトリック表現(二人一組)
考えて、創って、発表。

こういう表現をやるには、普段の筋トレはもちろん、生活の中で、
いつも自分の身体、他人の身体を観察してないと、絶対に掴めない。
ロッククライミングする時の、
手足の動き方、筋肉の動き方、目線の定め方、などなど、
身体で表現するための引き出しが、全然ない。絶望。
21:30終了。

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水と油のクリエーション・ワークショップ 第3日目
水と油のクリエーション・ワークショップ 第1日目

2007年03月31日
 ■  水と油のクリエーション・ワークショップ 第1日目

パフォーマンスシアター・水と油の"じゅんじゅん"こと、
高橋淳さんのワークショップに参加してます。

水と油を見たことない人のために簡単に説明すると、水と油は、
パントマイムとダンスの融合みたいなスタイルのパフォーマンスをする集団で、
2006年2月公演「均衡」をもって、一旦活動を休止。
現在は各々がソロ活動中です。(※僕の「均衡」のレビューはこちら。

僕は、その「均衡」を見て、面白いなと思ってて、
今回、ワークショップの告知を見て、飛びついたって感じです。
なにせ、舞台出演の経験を問わないってあったので。
ただし、1日目を終えて思ったのは、
明日(3/31)以降が苦痛でしかないということ。
だって、経験は問わないだけで、
やろうとしていることは、無茶苦茶レベルが高いのです。

もうついていくとかのレベルじゃなくて、周回遅れ、しかも2周、いや3周?
ってな感じで、恥の極みです。
まあ、そうなることはわかってて参加してる部分もあるので、
泣きながら、嗚咽しながら、あと2日頑張ります。

で、泣き言を綴りたいわけでなく、ワークショップの内容をメモりたいのです。

18:30スタート。
自己紹介なんかなしでいきなり、座学。
作風から、バリバリ身体を使ってやると思ったので、
あまりの論理的?学問的?創り方にちょっと驚く。
しかも、映画「シャイニング」や、ピタゴラ装置、などを見せられて、
なんだか、とっても佐藤研ぽい。
物理法則や人間の認知力を逆手に取って、
刺激的な表現を模索するって、まさに、佐藤さんの考えそうなこと。
そのアウトプットが人間の身体ってことが、水と油のようだ。

19:50
10分の休憩の後、実際に身体を動かしていく。
ただ歩く。速く歩く。2倍。4倍。
ターゲットの人間を決めて、その後ろを歩く。
ターゲットの人間を二人決めて、正三角形を作りながら歩く。
お腹を下に手をついて、横歩き。獣歩き。獣歩き裏返し。ここまでがアップ。

その後、
①着替えのマイム
考えて、創って、発表。

②着替えのマイム・ダンス化
①で創った、着替えのマイムを、各々で誇張し、演出し、ダンスにしていく。
考えて、創って、発表。

とこんな感じ。
ダンスといっても、踊りというよりは、パフォーマンスって感じなんだが、
うん、説明できないが、面白い動きとでも言っておこう。
21:30終了。

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水と油のクリエーション・ワークショップ 第3日目
水と油のクリエーション・ワークショップ 第2日目

2007年03月26日
 ■  第8回公演「父産」の宣伝美術打ち合わせ その2

劇団の"公演"にとって、チラシはとっても大事です。
印象は、前回の「愛撃」では、2種類のチラシを作りました。

aiuchiomote-m.jpg
正方形のチラシと、

aiuchi00-m.jpg
ポストカードのチラシです。

今回は、それに加えて、もう1種類、計3種類のチラシで攻めようと思います。
どんな真四角のチラシになるのか?
どんなポストカードになるのか?
そして、第3のチラシとは、なんなのか?
ご期待下さい。

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第8回公演「父産」の宣伝美術打ち合わせ その1

2007年03月12日
 ■  第8回公演の宣伝美術打ち合わせ その1

3/10(土)@三軒茶屋

書き上げた10ページほどの脚本を持って、
大野舞さんの待つ、三軒茶屋の駅前へ向かう。
今や売れっ子の大野さんとは、大学時代からの友人ではありますが、
前回の公演から、宣伝美術に関しては、友情を捨て、ビジネスライクにいくことになり、
今日から、さん付けでお呼びすることに。

早速、ラフカットを見せていただくものの、
人物を足元、つーか、股間?
から描いてる、そのアングルがいやらしすぎて、

「これじゃあ、街中に貼れないですよ」
「私もそう思う」
「しかも、シンプルすぎです。もっと派手で装飾過多が大野さんの持ち味でしょ?」
「最近、装飾過多に飽きたの」
「装飾過多にしましょうよ」
「嫌よ、私の中ではもう古いの」
「それに、なんか、脚本の面白さが伝わんないです」
「まあ、10ページだとこんなもんだから、もっと書いてから話して。ついでにダメ出ししとくし」

というわけで、
10ページの台本に対して、
およそ倍はある20ページ分のダメ出しで真っ赤になった原稿用紙を前に、
来週の打ち合わせの日取りが決まる。
そして、大野さんはシンプル路線で描く気まんまんである。
どうにかして、装飾過多に持っていかなければ。
心の中で、そうつぶやく私だった。

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第8回公演「父産」の宣伝美術打ち合わせ その3
第8回公演「父産」の宣伝美術打ち合わせ その2

2007年02月12日
 ■  ワークショップ「亀」終了報告

ワークショップ「亀」の2日間が終了しました!
参加者の内訳は、

印象所属 3名
印象への参加経験あり 7名
印象初参加 7名

初参加者のうち5名が、東京大学の学生さんでした。
東大で演劇が流行ってるのか?
アゴラ劇場も近いし。でも、アゴラ劇場って知ってる?って聞くの忘れました。

演劇って、やっぱり、身体の表現なんですね。
劇団でも取り上げたことのない新しい題材を持っていって、
説明を多くしたら、これが伝わらない。
僕の演出、初体験の人が多いから、説明を詳しくしたんだけど、伝わらない。
じゃあ、あんまよくわかってなさそうだけど、
とりあえずやってみて、ってすると、
やりながらのほうがすぐ掴むんですね、みんな。

演出について、ちょっとわかったこともあって、
舞台の中で、空間が移るという表現は、見ている人はわりと理解しやすい。
けれども、時間が移る、という表現は、理解しにくい。
空間と時間が両方とも移っている、という表現は、さらに理解しにくい。
だからこそ、理解しやすくする演出が必要なんだけれども。

「愛してる恋人が二人いる」という設定を限定的に与えると、
浮気、二股って連想してしまう。
過去に一人いて、その人が死んで、今は、別の恋人を愛してる、
みたいなことは、パッと発想できない。
人間の脳は、絶えず、「今」という時間軸を中心に回っているから、
"時間を越えて"発想するには、助けがいる。

知らない人がたくさん来るワークショップは刺激的です。僕にとっても。
今後も、定期的にやっていきます。

2007年01月27日
 ■  ワークショップ「亀」のフライヤー

ワークショップ「亀」のフライヤーが仕上がりました。
鮮やかなエメラルドグリーンが目立ちます!!

そんなに部数は多くないですが、
都内数箇所で配布しております。
是非、お手にとってご覧下さい。

ws-kame-p.jpg

2007年01月17日
 ■  劇団印象ワークショップ「亀」・日時決定!

劇団印象がほとんど劇団じゃない理由で予告したとおり、
ワークショップ「亀」、やっちゃいます!!

劇団印象、特別企画。
ワークショップ「亀」

【日時】
 2/10(土) 15:00~20:00(ちょっと早めに終わらせて親睦会へGO!)
 2/11(日) 16:30~21:00(行きたい人だけもう一度、反省飲み会もやっちゃうよ)

【場所】
 JR・地下鉄、荻窪駅近辺の劇団印象稽古場
 (詳しい場所は、メールをくれたあなただけにご連絡します!)

【参加費と人数】
 無料!但し、基本的に見学不可、初心者でも強制参加!
 定員は15名まで、もちろん先着順だ!!

【やる内容】
 準備体操や、不思議なルールのある鬼ごっこから始めて、
 鈴木厚人がこの日のために考えた、変なエチュード、
 マサチューセッツ工科大学の人が考えた面白い論理テスト、
 そして、最後には、落語の「死神」をモチーフにお芝居まで作っちまう、
 てんこもりの2日間。できるだけ、2日間通しで参加できる人を優先します!

【連絡先】
 info@inzou.com/090-1613-6026(制作)
 ※ご連絡の際は@を半角に直してお送りください。

2006年11月15日
 ■  通し稽古ったら、通し稽古。

zou3.gif

日曜日に通し稽古をやりました。順調です。実に順調です。
実は、舞台美術もほとんどできてまして、
稽古場でほぼ建て込んでやってます。

そんで、面白いです。
やっぱり、身長、体重、年齢が、バラけたキャスティングがいいのかな?
一番下は、18歳ですよ!!
俺なんか、オジサンの部類です。
また、この最年少の18歳がうまいんだ。

とりあえず、油断しないように念入りに仕上げますんで、
皆様、チケットはお早めに!!

「愛撃」のチケット予約はこちらから!
http://www.inzou.com/ticket/

2006年11月08日
 ■  モニターチェックの重要性

舞台俳優は、演じている自分を見ることはできません。
稽古場に鏡があっても、それをチラ見しながら、やるわけにもいかないし。
というわけで、ビデオカメラを持ち込んで、ここぞという時に、撮影して、
役者自身に、演技を、特に、表情の演技をモニターチェックさせています。

check.jpg

役者は得てして、
こう見られたい自分をイメージしていて、
そう見えてる自分のことを知らない。

客観的な、映像の自分を突きつけられると、
まず、自分の演技のダメさ加減に落ち込み、
その後、お客さんにどう見られてるかを強く意識するので、
飛躍的に、演技が面白くなります。

いろんな角度から自分を知るということは、
やっぱり大事なんだなあ。

2006年10月31日
 ■  カーテンを使った演出と美術、そのエロさ!!

舞台美術のプランがほぼ決まりました。
今回もいろいろな仕掛けがありますが、
カーテンを使った演出と美術も、見所の一つです。

curtain.jpg

写真:坂口祐 you sakana
http://yousakana.com

写真は、スタッフがイメージ用に撮ってくれた、
カーテンから洩れる光と影。

一枚の布が隔てる光と影が、
男女の関係をドラマチックに演出します。
これは、かなりエロイよ!!

2006年10月27日
 ■  コンプレックスの視覚化

稽古も佳境に入ってきて、僕ものってきたので、
ちょっと、役者の紹介をば。
今回、出演者は全部で8人なんですが、
まず、脚本家役とその弟子役の組み合わせが面白い。

脚本家役:加藤慎吾の身長が162cm、弟子役:竹原じむの身長が183cm、
その差21cmは、まさにこの芝居の見所です。
(その内、写真をアップしますね)

師匠と弟子なのに、見上げる者と見下げる者の関係は、
敢えて言えば、コンプレックスの視覚化です。
立場が下でも、身長の高さは有無を言わさぬ説得力があります。
その無言の威圧感は見ていてとってもおかしい。
しかも、それを見上げる方が、萎縮するのかと思えば、
チビ役者のほうは、逆に俊敏にイキイキと動き始める。
コンプレックスは大きいほうが、面白く作用する、
また、新しい芝居ならではの醍醐味を教えられました。

2006年10月20日
 ■  不可解な感情をポップに演出したい

公演の本番が迫ってきました。
ここ3作はシチュエーションコメディをやってきましたが、
今回は、ちょっと趣向を変えて、大人の恋愛群像劇です。
やっと、毛糸やカーテンなどの小道具を使ってのシーン練習に入りましたが、
自分で言うのもなんですが、精神的に相当エロい話です。

今回の芝居のイメージは、
数年前の、僕がモテていた一年を元にしています。
あの一年間は、モテたんだよね。
少なくとも、自分ではモテていたと思いたい、イタイ一年?

いろんな経験をしましたが、自分にとってとりわけ新鮮だったのは、
俺の部屋に来て、俺の部屋の物を片っ端から、
俺に投げつけてきた女がいたこと。
なんで怒ってるのかわからないんだけど、
その俺のわからなさ加減にさらに怒って物を投げる女。
投げられながらも、こういうの面白いなあと思った記憶があって、
そういう、不可解な男と女の感情をポップに演出したい、
というのが今回の芝居の目標です。

女性の胸を出したりはしないけど、
ビジュアル的にもエロくしようと思ってるので、乞うご期待ください!

チケット予約はこちらから!