2008年11月21日
 ■  青鬼(再演)ワークショップ一日目

キャスティングのためのワークショップ一日目。
台本は、結構、変えます。
今日はちょっとだけ変えた台本で、読み合わせ。

いろいろと気づくこと多し。

青鬼の台本の可能性を確認。
再演だからこそ、より深みを出さなければ。

2008年11月16日
 ■  アカルイミライが待っている

世田谷パブリックシアターのステージメイクアップ体験に参加。
おかげで、未来の自分と出会うことになってしまった。

akaruimirai081115.jpg

これ、50年後の俺。どう?
アカルイミライが待ってるだろ?
これなら、老人ホームでもモテモテだと思う。
素敵な老後へ、ようこそ!

2008年11月08日
 ■  青鬼のワークショップ、やります。

11月中旬から、青鬼のワークショップをやります。
キャストを決めるためと、
新しい演出プランを試すためのワークショップ。
出演希望の方は、是非、ご参加ください。

と言っても、日程決まってないんだ。

参加希望の方、連絡ください。
atsutoあっとまーくinzou.comに。
※あっとまーくは@に変えてね。

というわけで、台本の修正作業開始。
ワークショップまでには、
修正を完了させるつもり。

2008年11月07日
 ■  ラゾーナ川崎プラザソルのワークショップ講師

先月の10月14日(火)・28日(火)に、
川崎のラゾーナ川崎プラザソルという劇場から頼まれて、
有料ワークショップの講師をやりました。

初めての、お金を取る形でのワークショップ。
しかも、14日は、知り合いの役者は一人だけ。
緊張しましたが、だからこそ、
いつになく、気合の入ったものにすることができました。

演出にとって、大事なのは、
まず、自分なりの演劇論・演出論・世界観=スタイルを持っていること。
でも、さらに大事なのは、
それを、人を見て法を説け、じゃないけど、
相手によって、伝える言葉や伝え方そのものを選ぶ、ということです。
やっと一つのスタイルが自分の中でできてきた。
もちろん、それだって、またどう変化していくかはわからないんだけど、
この、相手によって、伝える言葉や伝え方そのものを選ぶ、
というのが、もっともっと難しい。

初めての人とやると、
相手によって、伝える言葉や伝え方そのものを選ぶ、
というのを、普段、いかに怠けているか、わかる。
怠けているから、人とケンカしてしまうことになる。
自分の一番の欠点だね。

オーディションではなかったけど、
いい素材にも出会えました。
印象に出てもらえたら、最高です。

2008年07月20日
 ■  罰ゲーム「ナベアツ」

稽古で失敗した人に、
罰ゲームで「ナベアツ」の物真似をさせてみる。
これが面白いんだ。

あれってやってみるとね、意外とさ、
なかなかアホになりきれないの。
頑張っても普通さがにじみ出ちゃうの。
声、顔、身体。
アホになる集中力(どんな集中力だ?)が足りない!

僕もやってみた。恥を忍んで。
でも、失笑にもならず。
アホになりきるって難しいんですね。
ナベアツさん!

枕闇の初日まで残り46日。

2008年07月04日
 ■  松山ケンイチの貪欲さ

7月3日。夜。
映画監督の土屋さんとメシ。
みんなに参考になる話としては、
松山ケンイチはなんか違ったっていう話が面白かった。

土屋さんは、「茶の味」で助監督やってたんだけど、
その時、まだ売れてない頃の松山ケンイチが出てて、
彼が、ものすごく綿密に役作りして来てて、
その感じは、他の同じレベルの出演者とは全然違った、
ってそういう話。

まあ、どこの世界でも、
人より一歩先に出る奴は、一歩出る分の何かはやってるわけで。

土屋さんは僕と同世代。
今度、「愛流通センター」という新作が渋谷の映画館にかかるらしい。
7/19から、渋谷Q-AXシネマで。

枕闇の初日まで残り63日。

2008年07月01日
 ■  執筆ダイエット

あらゆる誘惑をはねのけて、
なんとか、枕闇の第一稿を脱稿!!

おい、二ヶ月前だぜ?
すげえな。

とりあえず、
減ってしまった体重を元に戻さねば。
うーん、女性におすすめ執筆ダイエット!

そして、 一つ、
締め切りを忘れていたものがあったのを思い出した。
タイニイアリスのフェスティバル用チラシの、
印象の公演情報である。
すみません、西村さん、今から送りまーす!!

2008年06月07日
 ■  どんだけ落ちても腐らない精神力

6月6日。午前。と、午後。
前々日に、まつながさんに叱られたこともあって、
朝から、Kさん関係の原稿を書く。
なんとか、11時ぐらいに、終わりが見え、
上野に井上雄彦の「最後のマンガ展」を見に行く。
その感想は、その内、別のエントリーに載せようと思ってる。
上野から帰ると、先日のオーディションの結果が来ていた。

オーディションは一次審査、二次審査があり、
印象からは6人エントリーしていたのだが、
一次審査には、5人が通っていた。

二次審査に通って出演が決まったのは、5人中3人。
1人は撮影日が5日もあり、残り2人は1日だけ。
だから、その1人はいい役だと期待したいが、
これも、どうなることやら。

落ちちゃった人は、悔しいだろうなあ。
役者なんて、通ることより、落ちることのほうが多いわけだから、
どんだけ落ちても腐らない精神力?
それが試されてると思って、次につなげてほしい。

一通り、連絡関係を済ませ、
午前中に書いた原稿をチェックし、Kさんに送る。
締め切りより、一日早く提出できたのは、僕にしてはすごい。

2008年06月04日
 ■  時間が限られるからこそ

5月28日。午後。と、夜。
オーディションの立ち合いと稽古。
テレビドラマのオーディションなんだが、
映画会社のスタジオでやってた。
結果は、まだ先とのこと。どうなることやら。

で、オーディションの後、女優陣と一緒に電車で稽古場へ。
(男優陣は、みんな一旦帰ると言っていなくなった)
なんか女子校の修学旅行の付き添い教師みたいだった。
実年齢以上に、年の差を感じたよ。

さて、岩松了の戯曲を使った稽古、3日目。
前回の反省を踏まえ、役者にどんどんやらせる稽古になった。
それでも3時間半は短い。

時間が限られるからこそ、何をやるのか、明確だった。
この瞬間の台詞のやりとりはうまくいってる。
その感覚をできるだけ多くの役者につかませる、
ということ。

2008年06月02日
 ■  憧れ、美しく燃える。

5月25日。午後。
岩松了の戯曲を使った稽古、2日目。
戯曲に対する憧れが強すぎて、俺が空回りした。

役者に、あるところまでしかダメ出しを言わなければ、
その言ったところまでしか、役者は伸びない。
そんな一を聞いて十を知る役者なんか、稀でさ。
十言って、八ぐらいできるって感じなんだから、
二十、三十、言わなきゃダメなんだよ。

もっと、何回もやらせるべきだったし、
ダメ出しも、
うまくいった時はどういう時なのか、
うまくいかなかった時はどういう時なのか、
成功体験を身体で覚えさせるっていうのかな、
そういうのが、今日できなかったね。

2008年05月30日
 ■  ともさと衣さんの声WS その2

5月24日。午前。と、夜。
声のワークショップだけに、目隠しして、自己紹介をする。
声だけで、その人がどんな人なのか想像するというのも楽しい。
これは今度印象でもやってもいいかもしれない。

2時間があっという間に終わる。
その日の夜は、ともさとさんのリーディング公演があるらしく、
世田パブの方が招待してくださった。
安倍公房の「棒になった男」。

多分、「幸服」の頃だと思うが、
安倍公房に作風が似ていると言われたことがあって、
「棒になった男」は以前読んだことがある。
昔は気づかなかったが、
これはもっと笑わせてもいい戯曲なのではないか?

2008年05月28日
 ■  隠されてる戯曲

5月21日。夕方。
岩松了の戯曲を使った稽古、1日目。
役者のみなさん、戸惑う。戸惑う。

皆さん、全然、読み込めてないですね。
つーか、じゃあ、俺が読み込めてるのか?
というのが疑問なんだが。
ともかく、何回か読んで、
「隠されてる」ことを説明して、この日は終わり。
まあ、1日目ですから。

2008年05月23日
 ■  関実能留の話を聞きに行く

5月10日。午後。
世田パブから西新宿の芸能花伝舎に移動。
三条会の関さんの話を聞きに行く。

武田泰淳(たいじゅんって読むんだってこの日知った)の、
「ひかりごけ」の演出で名を馳せた、関さん。
「ひかりごけ」は人肉食の話なのだが、
そういうタブーについてというよりも、
「平等」に対する考え方を武田泰淳は書こうとしたんじゃないか、
と言っていたのが、印象に残った。

ちなみに、昨年、僕が書いた「青鬼」は、
野田秀樹の「赤鬼」へのオマージュだが、
もちろん、「ひかりごけ」にも影響を受けている。

その「ひかりごけ」を、学校という設定、しかも、
授業で取り上げるという設定で、
普通の授業だと「ひかりごけ」を教えられない、から、
机の上に立って授業する、そういうユニークな視点。
ある戯曲の中で普通とは何か?
ある戯曲の中で普通じゃないとは何か?
演出に対する思考と試行の深さ。

自分の「青鬼」のイマイチさは、
思考と試行の甘さから生まれたのだ。
「青鬼」はもっとできたと思う。
ただし、それは今言っても始まらない。

2008年05月21日
 ■  下半身からの役作り

5月14日。夕方。
5月のワークショップ(5/21から)は、既製の台本を使うので、
その地ならしとしての稽古が、この日だった。
この日使ったのは、松尾スズキのコント台本。
5/21から使うのは、岩松了の戯曲。
どちらも印象とトーンが違うものだと思う。
だからこそ、役者には刺激になるのではないか?

5月は、「下半身からの役作り」というのを、目標にやる。

久し振りに、緊脱、平衡、テンポーズをやった。
これは、3年前からやっていない稽古なのだ。
これができるからっていい役者になれるのか?
と疑問に思ってやめてしまったから。

要するに、ただやるだけでは、どんな稽古も意味がないってこと。
そこに、アイディアがないと。
今回は、役者に、腰を意識してもらうためにやった。
腰、つまり重心である。
重心って大事だなって思ったのは、
役者を見ていて気づいたんじゃなくて、
小道具・大道具の吊りを勉強しててだから、
アイディアって、どこに転がってるか、本当にわからない。

腰をどう決めるかによって、
演技のスタイルってのは、ある程度決まってくると思う。
新劇の腰、アングラの腰、80年代の腰、現代口語演劇の腰、
まあ、そういう演劇史的なことは役者はわかんなくていいんだ。
とにかく、腰に目を向けてほしいってこと。

2008年05月16日
 ■  すがぽん流マイムエクササイズ 第2週

5月10日。午前。
前回の壁につづき、今回は風船。
風船のほうがレベルが高く、難しかったが、
壁よりも面白かった。
同化という技法を、より学べたからである。

同化つーのは、
身体の一部、もしくは身体全体を、マイムする対象と同じようにする、
ってことなんだけど、要は、風船をマイムする時は、身体も風船になるんだ。
で、この考え方は、演出としてすごく応用できるわけ。
マイムだけじゃなくて、普通の芝居にもね。
どう応用できるかは、うちの稽古場に来ればわかるさ。

2008年05月14日
 ■  ともさと衣さんの声WS その1

4月26日。午前。
この日も、世田パブ。
略して文字にすると、どんなパブだ?という感じだ。
ともさと衣さんは、僕より三つ年上の女優。
ほぼ同年代。顔が笑顔でクシャクシャになる。

実は、声のWSを受けたかったというよりも、
この女優さんに会ってみたかったというのが、
本当の受講理由。
プロの女優さんってどんなか、
悪い言い方で言えば、サンプルを増やしたいのだ。

もちろん、唇、巻き舌、のどうがい、
こういう簡単な声のアップ方法を知れたのも、
とてもよかった。

2008年04月27日
 ■  宮沢章夫の話を聞きに行く

4月26日。午後。
宮沢章夫の話を聞きに行く。
生・宮沢章夫に会ったよ。ありがたがってどうする?つー話だけど、
やっぱり、この人の考えてることは面白い。
どんな話を聞いたのかというと、
「演劇をどう考えてきたか、いまどう考えているか」って、
ラディカルな話だった。

「わかりやすさ、わかりにくさ」の問題について、
誰かの質問に答えていたのが、印象に残った。
多分、そこに僕が興味を持っているからだろうな。

「わかりやすさ、わかりにくさ」の問題は、
観客がお芝居を見る時のコードの基準から、
はずれているか、はずれていないか、の問題だと、彼は言っていた。

「わかりやすさ、わかりにくさ」をコードの問題だと言ってしまう、
その明解さに舌が手巻き寿司になる。
たしかに、わかりやすい芝居は、
あるコード(の基準)からはずれていないということなのだ。

じゃあ、「わかりやすさ、わかりにくさ」のコードというのは、
つまり、普遍的な物語のコードということになるのだと思うのだが、
それは、どのようにかくも強固なものになったのか?
つまり、わかりにくいものを拒絶する人は、
なぜ、このコードの問題を越えられないのか?
そんなことも考えなきゃな。

2008年04月23日
 ■  ワークショップ「鮭」 第3日目

4月20日。午後。
いつも前進できるとは限らない。
「課題」がたくさん見えた。
来月は、何か台本を渡して、本読みをやろうと思う。

稽古場に熱気はいらない。
明るい役者もいらない。
ただ、演技だけには、
演技を見せているその瞬間だけには、
弾けるような輝きがあってほしいのだ。

2008年04月17日
 ■  ワークショップ「鮭」 第2日目

時間がつむじ風のように過ぎていく。
おかげで、土曜日と日曜日と水曜日の記憶が、
グタ混ぜになって、とっちらかっていく。
さて、「鮭」の第2日目は昨日、4月16日。夕方。

短い時間だったけど、「頭山」を一時間はやりたいと思って、臨んだ。
やっぱり、一時間では物足りなかった。
今出てきてるものは、アイディアは面白いが、
演技は小学生の学芸会レベルだということなのだ。
そんな突然やれと言われて、パッと出てくるものが、
クオリティーが高いわけないのだが、次の課題は、
それをどう乗り越えるかだと思う。

そうか、書いてたら整理されてきた。
日曜日は、「頭山」を2時間以上使ってやろう。
同じものを、何日も繰り返すのは、
稽古ではやっていても、ワークショップではやっていなかった。
クオリティーの高さを目指すのだ。

力を伸ばしそうな顔つきをした役者は、力を伸ばしていた。
たるんだ顔つきをした役者は、たるんだアピールしかできていなかった。
日曜日はどうなっているだろう?
みんなの顔つきが楽しみだ。

2008年04月16日
 ■  すがぽん流マイムエクササイズ 第1週

4月12日。午前。
水と油は、このブログに何度も登場してるが、
その4人のメンバーの1人、今回はすがぽんのワークショップ。
初心者向けマイムエクササイズ。

すごぽんの笑いをとっていくキャラクターもあって、
誰でも楽しく参加できる。間口も広く、筋肉痛にもならない。
嘘、実はちょっと筋肉痛にはなったのだが、
それでも、じゅんじゅんのワークショップに比べると・・・。

場所は、パブリックシアターの地下の稽古場。
この劇場には、稽古場が四つあるらしく、
おそらくその内の、本読みとかをするだろう、小さな稽古場。
それを土曜日にワークショップとして開放する。
参加者は老若男女を文字どおり問わず(女性が多かったが)。

劇場のアウトリーチ活動としては、
ど真ん中というか、成功しているんじゃないだろうか?
500円という参加費は、信じられないくらい安いし。
本当に、パブリックシアターに行くと、勉強になることが多い。
もちろん、公共劇場だからできることが多いのも事実だろうけど、
僕らも、もっと演劇を、普通の人の身近で起こることにできないだろうか?

2008年04月14日
 ■  ワークショップ「鮭」 第1日目

4月13日。午後。
手応えのあるワークショップ1日目だった。
いろいろ俺の方での失敗はあったけど。
というのは、座学をやったんだけど、
これは、今の印象の稽古場には全く合わなかった。
色々勉強していったんだけどね。
印象の稽古場に合うメソッドと、合わないメソッドというのが、
段々と出てきて、座学というのは、
今のうちの稽古場には必要ない。それがよくわかった。

残念ながら、稽古場が盛り上がったのは、
今、俺が一番期待してる役者(本当か?)、ぽちが帰った後からだった。
つまり、それは座学をやめにした直後である。
残された?役者たちが、爆発した。噴火した!
ドドドドッカーン!

まだ命名されずにいる、エネルギーのかたまり。
マグマ。突然、噴き出すから、あらまっ!

それにしても、予期してなかった。
うおおお、ワークショップは時の運だなあ。

2008年04月13日
 ■  劇評を書くセミナー その1

4月12日。午後。
三条会の関美能留さんがいらしていて、
「言葉にできないものをやりたい」とおっしゃっていた。
それは、演出家としてとても真っ当な在り方だと思った。演出家は、
「言葉にできないもの」を演劇として立ち上げるから演出家なのだ。

そして、劇評は、いや、ゲキヒョー!は、
「言葉にできないもの」を「言葉にする」から、ゲキヒョー!なのである。
そもそも矛盾を孕んでいる。

「言葉にできないもの」なのに、言葉にされた演劇、
とくに簡潔な言葉にされた演劇は、
簡潔な言葉にされたからこそ、レッテル化され、世の中に流通する。
ワンパターン化し、「言葉にされてしまったもの」として、ある時は腐っていく。
だとしたら、作り手は自分の演劇を、再び「言葉にできないもの」に、
戻さなければならない。

そんなことを考えたわけだ。

北嶋さんから誘われた時は、このセミナーに出るか出ないか、
むしろ、作り手である僕が参加するのはどうだろう?と思ったが、
見ず知らずの熱心に演劇を見たがってる人たちと、
劇評について議論できたのは、面白かった。

2008年03月31日
 ■  劇団印象ワークショップ「鮭」やります!

今年もやります。
劇団印象、特別企画。
春のワークショップ「鮭」

WS200803-p.jpg

【日時】
 4/13(日) 13:00~19:00
 4/16(水) 18:30~22:00
 4/20(日) 12:00~16:00

【場所】
 JR・地下鉄、荻窪駅近辺の劇団印象稽古場
 (詳しい場所は、メールをくれたあなただけにご連絡します!)

【参加費と人数】
 無料!但し、基本的に見学不可、初心者でも強制参加!
 定員は15名まで、もちろん先着順だ!!

【やる内容】
 準備体操や、不思議なルールのある鬼ごっこから始めて、
 鈴木厚人がこの日のために考えた、変なエチュード、
 身近にいる自分しか知らない人物の物真似、物真似座談会、
 そして、最後には、落語の「頭山」をモチーフにお芝居まで作っちまう、
 てんこもりの3日間。できるだけ、3日間通しで参加できる人を優先します!

【連絡先】
 info@inzou.com/090-1613-6026(制作)
 ※ご連絡の際は@を半角に直してお送りください。

2008年03月26日
 ■  劇場を経験しよう 世田谷パブリックシアターWS その2

3/21と24にパブリックシアターのワークショップに参加。
会場は、シアタートラム。非常に有意義だった。

21日(金)は、舞台技術。朝10時から夕方5時まで。
舞台上(バトンとか)に、物を吊る際の、安全確保の話。
物理の授業みたいだったが、面白かった。
高校の勉強が、10年後に活きてくる。
当時、怠けていた分のしっぺ返しが今になってくるんだね。

24日(月)は、照明。お昼1時から夕方6時まで。
このワークショップが一番受けたかったもの。
トラムの広さ、機材の充実を知ることができたとともに、
やれることがいっぱいあるということは、
何をやり、何をやらないのか、
という選択のセンスが問われることだと実感。

レクチャーを受けながら、「頭山」の演出アイディアが一つ浮かぶ。
やっぱり、アイディアは、刺激的な現場(稽古場と劇場)でしか生まれない。

パブリックシアターのワークショップは、非常に勉強になるし、安い。
おすすめです。

2008年03月24日
 ■  西村さんからのダメ出し

アリスのオーナー、西村さんとアリスで芝居を見た後に、お茶をする。
久し振りに、アリスで客として、芝居を見たが、
10分押しただけで、イライラする自分に嗤った。短気だなあ、俺。
うん、5分でも押すのはよくない。ましてや15分なんてもってのほか。

ダメ出しは、「空白」についてだけでなく、
「青鬼」や「父産」、「愛撃」など、広範囲に及んだ。
いろいろ言われたなあ。「主軸が・・・」とかさ。
役者の話になり、なぜか三宅裕司さんの話にもなった。
今の俺と同じぐらいの歳の三宅さんが、
アリスのオープンの時の公演をやったんだって。へえ。

舞台に立ってるだけで魅力的な役者だった。
稽古場にお邪魔した時に、「西村が来た!」って、
それまで会話芝居をしてたのを、急遽、
派手な芝居に稽古を変更して見せてくれた、
なんて思い出話を、聞いた。

でね、実は、今回の「空白」に、三宅裕司さん、
観に来てくれたんだよね。"偶然にも"。
そんなこと知らない西村さんの口から、
若かりし頃の役者"三宅裕司"の話が聞けるなんてね。

縁というのは、やっぱりあるんだよね。
多分、アリスでお芝居をやったことがあったから、
三宅さんは「空白」を観に来てくれたんだよね。
西村さんの記憶の中の、三宅裕司の姿はどんななんだろう?
見てみたいなあ。

2008年03月21日
 ■  物真似ワークショップ080320

2日目。昨日より参加者が多い8人。
ほぼ昨日と同じ稽古メニュー。
身近にいる自分しか知らない人物の物真似。
そして、そこで出てきたキャラのまま、
落語の「頭山」をエチュードで演じる。

まず、身近にいる自分しか知らない人物の物真似。
上手い役者にもいろんなタイプがいて、
1、物真似をするのも上手く、物真似を伝授するのも上手い人。
2、物真似をするのは上手いが、伝授するのは下手な人。
3、自分だけでは下手だが、伝授されたものは面白く演じられる人。

1の人は、ほとんどいない。上手い役者も大体、2。
だからこそ、演出が必要。
物真似も、口癖とか、わかりやすい部分だけ真似てもダメで、
姿勢、動くスピード、喋るスピード、声の高さ低さ、
総合的に誇張しないと、面白くならない。
この、総合的に誇張する、というところにセンスが出る。
総合的に"分析"し、誇張する。誇張には、技術と勢いが必要である。
分析力、技術力(表現力)、勢い、
役者の三大要素がわかる、いい稽古なわけだ。

「頭山」は、空間の処理が難しい演目なので、
舞台の構図感覚を持ってる役者じゃないと、
演出的には、面白くならない。
物真似のキャラのまま、
空間的にも面白く演じなきゃいけないんだけど、
なかなか両方できてる人はいなかったな。

ただ、どう見せるかは、ちょっと見え始めた。

2008年03月20日
 ■  物真似ワークショップ080319

あれは「青鬼」に日テレの取材が入った時だから、去年の11/13だな。
ディレクターから、「何か物真似やって」と言われたけど、
最所も、慎吾も、パッとできなくて、
テレビではこういうわかりやすい芸が求められるのだから、
通俗だけど、物真似の稽古をやったほうがいいかな、と思ってたのだ。

ただ、やっぱり通俗だから、と思って、やらないでいたら、
「空白」の稽古で、慎吾が古畑の物真似をもってきて、
これが面白い。しかも、ただ面白いだけでなく、
慎吾の古畑には、彼の役者としての成長が見えて、
というわけで、昨日と今日のワークショップでは、物真似を題材に取り上げた。

まあ、身近にいる自分しか知らない人物の物真似を順々にやっていく、
というだけなんだけども。

今日出てきたキャラで面白かったのは、
悟のやったウニ先生と、ポチのやった五十嵐さん。
この二つを、それぞれ、悟とポチが他の役者に伝授するのだが、
途端に、面白みが減っていく。
なぜかというと、

例えば、悟が伝えるウニ先生の特徴は、
・眼鏡をしてないのに、眼鏡をしてるかのようにあげる。
・語尾に必ず「ね」をつける。
・喋り方が嫌味ぽい。
こんなものだったのだが、

実は、ウニ先生は、声のスピードが人より半テンポ遅かったり、
動きのスピードも遅かったり、なにより年寄りだったり、
つまり、伝授した情報が少ない。
先の三点だけでは、とてもウニ先生を真似ることにはならないのだ。

物真似は、ものすごい情報量を再構成することであり、
ひいては演技も同じだということがわかってくる。

2008年03月11日
 ■  劇場を経験しよう 世田谷パブリックシアターWS その1

毎日、新作を書かなければというプレッシャーが俺を襲う。ウギャ。
脚本は、書こうと思ったって書けるものではないけど、
書こうと思わなければ絶対に書けない。ああ、不思議。

世田谷パブリックシアターのワークショップに参加することにした。
「空白」をご覧いただいた方にはおわかりかと思いますが、
印象に出てくれてる役者陣が急成長してます。
俺も、急成長しなきゃ、というわけでワークショップ。
でも、演出や脚本、まして、演技じゃない。
じゃあ、なんでしょう?

実は、照明舞台"技術"である。
(舞台技術って具体的には何だ?そっからわからん)
役者によく言われるんだけど、
で、最近はスタッフにもよく言われるんだけど、

「厚人さんの言ってること、意味がわかりません」

俺、テンパると悪い意味での詩人になってしまうから。
フツーの人にわからない言葉を発してしまうのです。
打ち合わせは、詩人の言葉でなくて、
スタッフの言葉でコミュニケーションを取らないと、
スタッフまで詩人になっちゃうからね。
詩人がたくさんいると、舞台がゲネまでに完成しなかったりするからね。
それに、俺がスタッフの言葉わかんなかったりするし。

他者からクリエイティブなアイディアが出てきた時に、
プロフェッショナルな演出家として、
そのアイディアが具体的にどのように舞台に反映されるのか、
イメージできるようになる、
そのとっかかりにしたいんんだよね。あくまでとっかかり。

でも、でかい劇場の内側が見れるとしたら、ちょっと楽しみだ。

2007年12月31日
 ■  中国(南京)の劇団を手伝う

先日の韓国の劇団を手伝ったのに続いて、12月の28日30日は、
中国は南京から来日する劇団を手伝うバイトをした。

この南京の劇団・南京市話劇団はなんと、
国営の劇団で、役者は、演劇、テレビ、映画などの、
役者としての仕事だけで食べているとのことだった。
まあ、こっちでは、劇団四季(話劇なのでミュージカルではないが)か、
むしろ、NHKが専属の劇団を持ってるイメージに近いんじゃないだろうか?

ストーリーも、モチーフも、NHKの朝の連続テレビ小説ぽいというか、
冬ソナぽいというか、うぶな純愛三角関係ものだった。
しかも、ヒロインの女の子が背中を見せるシーンがあるんだが、
背中つーか生背中つーか、
セミヌードぽく白い背中がパッと見えるシーンなんだけど、
南京で、今までにない大胆な表現ということで話題になったそうなのだ。
我々にとってはどうってことないんだ、
だって、セミヌードの背中といっても、肩とうなじが一瞬見えただけだから。

当然、僕はそんなに面白いお芝居だと思わなかったんだけど、
南京では、観客をすごく動員してるらしく、
つまり、大衆の支持をちゃんと集めている、最先端のお芝居らしいのだ。
劇団員達もすごくプライドを持ってやってるということが、
その語調からはっきりわかった。
(中国語のアクセントは語調が強めだからかもしれないが)

同時に、
中国(南京)と韓国と日本の差異についても感じずにはいられなかった。
韓国と日本の文化と経済の差異は、ほとんどない気がする。
僕らと同世代の韓国人が、
演劇をやる・できる状況や環境も似通ってると思う。
でも、南京はなにしろ国営で、しかも観客が入ってるのだ。
NHKの視聴率がいいということは、
国民全体で見たいものが共通してるということでしょ?
南京では、"紅白の視聴率が下がり始める予兆もない"
まだそんな状況なのではないだろうか?

自国の歴史的文脈、文化的状況、経済的環境、全部ひっくるめてぶつける、
それが本当の意味で、別の国の人に自分の演劇を見てもらうことだとすると、
自国の歴史的文脈、文化的状況、経済的環境を全く知らない人に、
どうそれをぶつけるのか、そこには戦略が必要なのかもしれない。

2007年12月26日
 ■  韓国の劇団を手伝う

12月の18日19日24日と、
新宿・タイニイアリスに来る韓国の劇団を手伝うバイトをした。
日本語という参入障壁に守られている、
演劇なんつードメスティックな産業に片足突っ込んでる者としては、
時には、世界とか国際とかアジアとか、
そういう景色を見たくなることもあるんだ。
高校受験以来さっぱり起動させていない、英語脳味噌を強引に立ち上げ、
僭越ながら、日本代表お手伝いとして、新宿2丁目へと臨んだわけです。

韓国人は、それなりに仕事がテキトーで、
養生もせずにガムテープをいろんなところに貼りまくったりして、
サムスンは大丈夫なのか?と思わずにいられなかったが、
それでも愛想笑いの日本人とは違う屈託のない笑顔を見せる、
(単に俺の脳内に韓国人の表情DBが蓄積されてないから見抜けないだけ
かもしれんが) 素敵ないい奴らだった。
少なくとも、一緒にキムチを食う程度の国際交流はしたよ。松屋で。

彼らの芝居は、アリス・オーナーの好みもあってか、
どちらも、閉塞的状況からの脱出をモチーフにした作品で、
どちらも暗く、物語の遠景に豊かになって不幸になった隣国が見えた。

韓国、お前もか!

でも、
物質的繁栄をただ嘆いて見せれば、
それは、この時代に対して、誠実なのだろうか?
それは、誠実に見えて、もっとも安易なやり方ではないのか?
そんなことを通訳越しに(さすがにこれは英語では言えなかった)話したけど、
果たして伝わっただろうか?伝わったとして、正しく伝わっただろうか?
その前に、字幕なしで見た韓国演劇をこっちこそ理解できていたのだろうか?
ここでもwall of languageが立ち塞がるのであった。

兎にも角にも、直接関わらなければ見えない問題が見え、
普段は考えない問題を考えた。
そうやって、人生は問題で埋め尽くされて、問題に窒息していくのだろう。

2007年10月08日
 ■  イデビアン・クルー・ワークショップ 第2日目

先週に引き続き、井手茂太さんのワークショップに参加。
いやー、今回はついていけなかったね。
井手さんの振り付けが、俺には難しすぎて。
ただ、演出の態度っていうかやり方でいろいろ勉強になりました。

絶対に、「難しい」って言わないんだよね。「簡単、簡単」って。
いや難しいから。できないから。
ただ、催眠効果っていうか、俺以外の人には効果あったと思う。
ノビノビやるために、「簡単、簡単」って言われるのはちょっといいのかも。

あと、ガム噛んだりね。リラックスするためにガム噛んでんだ。
歯でリズムを取ってるってのも、あるんだろうね。
どんな時でも、音楽が鳴ってる。
どんな時でも、リズムを取りながらやる。
そんな稽古場でした。

水と油のじゅんじゅんも、
井手さんも、ワークショップでは、全然、本気じゃないんだ。
このレベルの人達が本気の稽古場。
そこに行ってみたいね。

2007年09月30日
 ■  イデビアン・クルー・ワークショップ 第1日目

懲りずに、外部のワークショップに参加する企画その2。
2回目は、先日公演を観たばかりのイデビアン・クルー
イデビアン・クルーについては、
「井出孤独」についてイデビアン・クルー「政治的」 、参照。

ウォームアップが1時間以上あり、しかもウォームアップだけで筋肉痛。
どんだけ老人なんだ、俺。

アップもただやるだけじゃなくて、
常に音楽がかかっていて、
8ビート?でテンポを取りながら、ストレッチする。
慣れてくると、同じものをスピードを上げて、連続かつ反復する。
これが、自然と、ダンスの振り付けのベースの振りになっていた。

井出さんは、音に関しては相当こだわりがあるようで、
年配の方に、「指示してる声が聞こえないから、音量を下げて」
と言われて、一端は下げたんだけど、後で、また上げてた。

ダンスのほうは、四拍とって、
普通に歩く、ガニマタに歩く、大きくスライドして歩く、
それぞれ2倍のスピードでやる、

慣れてくると、
四拍、1・2・3・4を、1、2、3(タタタ)、4と、
三拍目を三連符みたいにとって、
ワインを持って歩く、ワインを途中でこぼす、
ワインを途中でこぼしそうになってなんとかする、
ワインをみんなで乾杯する、
とやっていく。
文章だとなんのことかわかんないな。とにかく、
この、1、2、3(たたた)、4の、タタタの部分が、
重要な遊びになっていた。

2007年09月08日
 ■  青鬼・稽古初日のその前に

今日から、青鬼の稽古初日だ。
今回は、印象初参加の人が多いので、稽古も大変だなあ。
いや、そんなことはないか。稽古はいつも大変だ。

初参加の役者とやる時に一つだけ注意しなきゃいけないのは、
人は、正しいことを言う人よりも、
自分を認めてくれる人に、ついていくということをしがちだってこと。

幸か不幸か、
役者は台本にもたれかかって、舞台に立つのだ。
もたれかかってる身体をはたき、
自分で立てって言っても、
なんで、この人、自分を不安にさせるんだろう?としか思わない。
聖書を信じるなって、19世紀以前の西洋人に言うようなもんだ。

無神論が出てくるまでには、1800年かかった。
台本にもたれかからない役者になるのだって、時間はかかる。

2007年09月03日
 ■  ワークショップ「蛇」終了報告

まっすぐ、しっかりと立たないことは、面白いことなんじゃないか、
今日のワークショップでは、そんなことを思った。
別に、下ネタじゃないよ。

芸人出身の役者というのが来て、
彼が、すごくがっちりした体格で、
がっちりした声とがっちりした姿勢で、舞台上に立っていた。
でも、がっちり過ぎて、面白くなかった。

そこで、しっかりと立たないで、というのを、
みんなに言って、やってみた。

地面に対して、45度で立つ。0度で立つ。
90度だけど、足をガクガクさせながら、病弱に立つ。
要するに、立ち方を敢えてインポ的にしてみるという。
立派に立っているというのは、うらやましいことなんだが、
この時代、なんの悩みもなく、立派でいいのかという。
六本木ヒルズ的じゃなく、表参道ヒルズ的な、
半立ちな、半ED的な、そういうのが面白い、今の舞台の立ち方だ。

男が元気がない時代だ。
だから、元気がないことを反映した立ち方をすべきだ。
でも、元気がないことは、悪いことなのだろうか?
元気がないことを肯定する、半EDを肯定する、その面白さを見つけよう。

2007年08月22日
 ■  シアタートップスの8階

昨日は、美術ミート。
新宿は、シアタートップスの8階で、13時半に待ち合わせるも、
かの喫茶店は、今年の春頃から、
営業時間が15時からに変更になっていて、
みんなを戸惑わせてしまった。

急遽、場所を変更。
でも、トップスのビルは、下の階にも喫茶店があるので、
本当に打ち合わせに便利である。

食事をしながら、長居もしたい場合は、
ファミレスのほうがいいが、新宿の駅近くだと、
ガヤガヤしてないファミレスがない。
どこかいいところはないだろうか?

2007年08月16日
 ■  書きたいものと見せたいものの交点

いよいよ、稽古が始まるのか?という雰囲気だ。
つーか、俺が稽古を始める!と言えば、始まるわけだから、
スイッチはこの手の中にある。

毎日、「青鬼」のことばかり考えている。
今、俺が書きたいのは、本当にこの話なのか?
今、お客さんが見たいのは、この話なのか?
どの話なのだ?自問自答。

作家が書きたいものと、
お客さんが見たいものの交点に、
本当に面白いものがあると思う。
そのためには、もうちょっと、苦しまなければダメだ。

2007年08月10日
 ■  次回公演タイトル決定!

印象の次回公演タイトルを決めました。

「青鬼」です。

11/9(金)~11/13(火)@新宿タイニイアリスです。
珍しく、物語の構成を、演出ありきで考えています。
つまり、あっと驚く、演出があります。
スタッフの皆々様、大変でごめんなさい。
お客様の皆々様、期待して待っていてください。

2007年07月16日
 ■  ワークショップ「獏」終了報告

なんだろうね。この停滞感は。
それなりに人数も集まったし、面白かったんだけど、
痺れるようなアイディアには出会えなかったし、引き出せなかった。

多分、今、台本が書きたいんだろうな、俺。
痺れるようなアイディアで、
痺れるような台本を、自分で書きたいんだ。

そんな中で、灯台下暗しじゃないんだけど、
慎吾のことを、久し振りに、いい役者だなあと思った。
動けるし、アイディアも出てくるし、はじけられるし、
ちゃんと、変わっていってるなあと。

お芝居って、所詮、作り物だし、嘘の世界なんだけど、
でも、嘘だと知りつつ、名優がやった役は、圧倒的に信じられるよね、
この生瀬勝久、全然リアルじゃないキャラなのに、
なんでリアルに見えるの?その謎の解、見つけてって、
父産の時に、生瀬勝久の出てる舞台のDVD、慎吾に貸した。

謎の解、見つけられたのなら、次は滑舌を直してほしい。

それと、年配の(多分、40代の)女性が一人参加してくれて、
技術的には下手な人だったんだけど、面白かった。
なんか、視点が若者と違う。当たり前か。
でも、よく他人を見てる感じなんだよね。
エチュードで選んでくる題材とか、モデルルームとかでさ、
お母さんに連れられてきたお父さんとかさ、リアルで、
モデルルームとか、若者は絶対選んでこないから、新鮮だった。

人生経験があるってだけで、演技は豊かになるの?

こっちの謎の解も、見つけたいねえ。

2007年07月15日
 ■  ワークショップ「獏」の嵐の前夜

嵐が来てるけど、明日(もう今日だ)、
ワークショップ「獏」をやる。
参加予定者は、12名。内、初参加の人が7名。
告知期間が短かったわりには、結構、集まった気がする。
でも、台風。急な欠席者が出そうなのが心配だ。

前回の反省点を踏まえ、
表現として、強度をもったものを出してもらうために、
明日は、演出として口を出しまくる。
役者に、意図や意味を自分で考えるように指示しながらも、
考える暇を与えずに、ものすごいスピードでやっていく。

厳しくやったことないから、初対面の人にも厳しくやってみる。
失敗だったら、次回からは厳しくやらない。

あと、案内 には、
「粗忽長屋」か「死神」をメインディッシュに、やるつもりって書いたけど、
ポール・オースターの短編に、多分、変更する。
まあ、メンバーの傾向を見て、最終的に決める。
そんなわけで、楽しみだ。

2007年07月06日
 ■  劇団印象ワークショップ「獏」のご案内

■劇団印象-indian elephant- ワークショップ「獏」のご案内■

「粗忽長屋」「死神」など、
落語の中でも"生と死"をテーマにした演目を、
鈴木厚人流に創り直すエチュードをメインディッシュに、
身体を使ったオリジナルな演技と笑いを掘り下げる、
濃密な体験型稽古です。そして、基本的には「見学」不可です。
みなさんに「参加」していただきます!
うまい役者じゃなくて、すごい役者を目指してる方におすすめ。
是非、ご参加ください!!

日時:7月15日(日) 12~17時
場所は、杉並区荻窪の稽古場です。

写真参照
http://www.inzou.com/blog/2007/05/post_65.html

知らない人といっしょに身体を動かしたり、動かされたりと、
ただ、身体を使うだけで面白くなれるように、構成しています。

参加可能な方、時間応相談の方、場所など不明な方、
今回のスケジュールは無理だけど、次回ぜひ!
という方もご連絡お待ちしております。

参加希望の方は下記ご記入の上の返信をお願い致します。

1、お名前:
2、メールアドレス:
3、連絡先のお電話:
4、志望動機:
5、過去の活動歴:
6、その他質問、連絡事項:

追って、ワークショップの詳細を送信致します。
よろしくお願い致します。

=============================
 劇団印象-indian elephant-
 担当: 090-1613-6026
 MAIL: info@inzou.com
 HP : http://www.inzou.com
=============================

2007年06月19日
 ■  「兄帰る」で稽古する その1

考えることがあって、
他人様の台本で稽古をする計画を始めた。
初めての試み。
一本目として、永井愛さんの「兄帰る」。
とりあえず、20ページ分を、役者に渡す。
このホンを選んだのは、スタンダードにいいホンだから。
出てくる役の年齢も高いので、若い俳優には演じにくいところもいい。

anikaeru070619.jpg

2007年06月07日
 ■  「父産」仕込み、1日目終了。

仕込み、1日目終了。

今回も、舞台美術で、
新しいことにたくさんチャレンジしてるので、
いろいろ大変ですが、
なんとか、仕込み1日目終了。

ラストシーンの美しさは、
今までの印象随一の出来に仕上がるんじゃないでしょうか。

今日が、仕込み2日目。
明日が、初日です。

チケット、まだ間に合います!
是非、見に来て下さい!!

2007年05月15日
 ■  身体を使うってこと

「父産」は、身体を使った演出を、今までよりたくさん入れていきたい。
だって、身体の話だからね。

body070503.jpg
ワークショップ「鯉」の2日目の写真

身体を使うってことを、超簡単にまとめると、
自分で、自分の体重をコントロールするってこと。
その次に、相手に体重をもらったり、渡したりして、
コントロールするってこと。
この写真は、その練習。

2007年05月14日
 ■  毎陽子がワークショップから参加

毎陽子という役者が、「父産」に参加することになった。
ワークショップ「鯉」に来てくれた、変な子だったのだが、
「バナナマンが好き!」という言葉で、出演してもらうことにした。

mai02.jpg

この業界には、
「バナナマン好きに面白くないヤツはいない」という定説があるが、
それは、本当なのだろうか?

2007年05月11日
 ■  芸名を投げつける

演出ってのは、暴力的だな。

俺は、灰皿は投げないけど、
昨日は、役者に芸名を投げつけた。
googleで検索すると、
同姓同名がウジャウジャ出てくる名前だったのと、
役者として、ちょっとパッとしない名前だったから。

と言っても、
一方的に投げつけるのもなんだから、
一応、相談しながら、投げつけた。
最初は、ミカンだった。
「さすがにミカンって名前は嫌です」
と言うので、そこは折れた。

自分の名前が変わるってことは、
結構、抵抗感があるようで、
「画数とか調べないんですか?」
とか言ってきたけど、基本的には無視した。

これで、売れたら俺のおかげ。
売れなかったら、そいつが悪い。
なんとも、ずるい話である。

2007年05月07日
 ■  ワークショップ「鯉」終了報告

ワークショップ「鯉」の3日間が終了しました。
参加者の内訳は、

印象所属 3名
他団体所属・フリー 14名(内初参加6名)

3日間とも、少しずつ、メニュー変えて進める。
最初に15分ほど各々にストレッチをしてもらい、自己紹介後、
「ゲーム」、「表現」とやっていった。

<今後の課題>
「表現」は、1日目、2日目は、僕は見守るだけで口は出さず、
そのため、表現の強度が弱いものが出てきてしまった。
その反省から、3日目だけ、役者の中に入って、
キャスティングやディレクションをしたが、
今度は、自由度がないものが出てきてしまった。

役者に自由な発想を求めながら、
表現として、強度をもったものを出してもらうのが、
今後の課題だと思う。

さらに、演出が口を出して、効果的な「ゲーム」「表現」と、
効果的でない「ゲーム」「表現」がある。
また、各「ゲーム」「表現」を、することの意図や意味は、
役者に説明する必要はない。
役者は、意図や意味を自分で考えるべきである。

スピード感について。
上記のように、役者は、意図や意味を自分で考えるべきであるが、
さらに、考える暇を与えずに、やりながら感じ取っていくことが、
一番大事だと思う。特に、「ゲーム」は、極力、説明を省き、
1種目5分程度でコロコロ変えていく。
1時間で10種目ぐらいできることが、理想。

グループ分けについて。
グループ分けして、「表現」をやる時、
特定の役者しか、アイディアを出していないことがある。
主導権・発言権を独占したがる役者がいる場合と、
アイディアを持ってない役者が多い場合とがあり、
どちらも問題であるため、適宜、対処すべし。

関連エントリー:
ワークショップ「鯉」中間報告
ワークショップ「亀」終了報告

2007年05月04日
 ■  ワークショップ「鯉」中間報告

公演準備でクソ忙しい時だが、ワークショップをする。
このワークショップ、
「父産」公演の宣伝、つまり、観客創造のためと、
次回、次々回公演のキャスティングのためという、
二つの目的がある。

一つのワークショップに、
二つの目的があって、ちゃんとうまく回るのかと、
疑問に思う人がいるかもしれないが、
それは、経験だと思う。

前回は、「亀」。今回は、「鯉」。
一文字のタイトルをつけるようになって、二回目。
タイトルのついてないワークショップも、何度となくやっている。
ようやく、うまく回り始めたと実感できるようになった。

ワークショップはあと1日あるので、まとめは今週末として、
このエントリーでは、観客創造のためのワークショップとしての、
今後の課題を考える。

<今後の課題>
公演の宣伝であるならばこそ、
普段、演劇を見ない人、やらない人に、
ワークショップに参加してもらうべきだ。

さらに、年齢。今は、20代の人しか参加していないが、
20代、30代、40代、50代、シニアと、
年齢バランスがいいワークショップになれば、刺激的だし、
それが、そのまま客席の年齢バランスになれば、
一味違った、グルーヴ感を醸し出す、演劇になるんじゃないだろうか?

演劇は、コミュニケーションの芸術だ。

今、ワークショップでやってることを、
そのまま、世代を越えて、ぶつけたらどうなるかってのを、
ちょっと試してみたいのだ。

関連エントリー:
ワークショップ「鯉」終了報告
ワークショップ「亀」終了報告

2007年04月15日
 ■  やっぱり嫌なヤツ・加藤慎吾の使い方

出演してくれる俳優の新しい一面を引き出すような役は、
どうやったら産み出せるのか?
加藤慎吾の場合、マスクがどうしても甘いから、優しい男を、
それも、いいヤツと言われてしまう、
かわいそうな二枚目という役を書いてしまう。

shingo070415.jpg

でも、知ってる人は知ってると思うけど、こいつ、
結構、多くのシチュエーションで嫌なヤツぶりを発揮している。
それで、歌舞伎でいう、「色悪」みたいな役のほうがハマるんじゃないかと、
稽古場で試した。ハマった。やっぱり嫌なヤツだった。

こうなると、
少なくとも、表面的には優しさが見えない嫌なヤツを、
俺は書かなきゃいけないのだろう。


※色悪【いろあく】

敵役【かたきやく】の一種。外見は二枚目【にまいめ】でも、
女性を裏切ったり殺人などの悪事を働く冷血な役柄【やくがら】で、
江戸時代後期に完成。
「東海道四谷怪談」の民谷伊右衛門【たみやいえもん】、
「法懸松成田利剣【けさかけまつなりたのりけん】」の、
与右衛門【よえもん】など、
4代目鶴屋南北【つるやなんぼく】の作品に多く登場。

歌舞伎辞典より引用

2007年04月11日
 ■  第8回公演「父産」の宣伝美術打ち合わせ その3

第8回公演「父産(とうさん)」の、イラストが完成しました。

tousan-m.jpg

宣伝美術:大野舞"denali"

脚本は、今、やっと、半分ぐらい書けたところです。
自分でつけておいてなんですが、このタイトル、すごく考えさせられます。
でも、面白いテーマだと思う、父産(とうさん)って。
机に向かう鈴木厚人を応援する意味も込めて、
チケット予約はお早めに!

第8回公演「父産(とうさん)」のチケット予約ページ
http://www.inzou.com/ticket/form.cgi

関連エントリー:
第8回公演「父産」の宣伝美術打ち合わせ その2
第8回公演「父産」の宣伝美術打ち合わせ その1

2007年04月06日
 ■  水と油のクリエーション・ワークショップ 第3日目

3日間のクリエーション・ワークショップの最終日終了後、
西新宿の居酒屋での懇親会で、じゅんじゅんはポツリといった。

「水と油も、乾いた雑巾をしぼるように作品を創っていた」

その言葉には、水と油の作品を一つしか見ていない僕が気づかなかった、
独自のスタイルを確立し、
そのスタイルを継続しながら新しいものを生み出すことに苦悩する、
一人のパフォーマーの本音が現れていた気がする。
ちょっと、かっこよく言い過ぎか?
とりあえず、最終日の内容をメモろう。

18:30スタート。
最終日は座学なし。身体を使って、他人と接触する遊びから始まる。
全員が床に丸太のようにうつ伏せになって、列を作り、
一人だけその人間丸太列の上に乗る。
下の人間丸太集団が、転がることによって、上の人間を運ぶ。

二人一組になって、ストレッチ。
①、互いに背中をつけたまま、体重を掛け合いながら、立ち上がる。
②、その逆で、お互い向き合い手を掴み、同じく体重を掛け合いながら、
立ち上がる。
③、①と②の動作をつなげてやる。すなわち、立ち上がったら、
お互いに回転し、向き合い、手を掴み、体重を掛け合いながら座っていく。
この立ち上がって、向きを変える時に、
肩の一点に二人の体重が掛かり合うのだが、このバランスが難しかった。
ここまでが、アップ。

終わると、前の日にやった、
「床と壁を使った、物理法則のトリック表現(二人一組)」
を下敷きに、組毎にたっぷり一時間半練り直す。

練り直しは、僕らが頭を使って、行き詰まってると、
じゅんじゅんが、ズカズカ入ってきて、こうやってみれば?と身体で提示し、
その身体の引き出しに唖然としながら、
僕らの引き出しのなさゆえ、他に妙案も浮かばず、
じゅんじゅんのアイディアを渋々取り入れ、
なんとか格好がつくものに仕上がっていった。
無論、じゅんじゅんは、
頭と身体がちゃんとリンクしてアイディアを出してるわけで、
身体で提示して、かつ、頭でも提示しているわけだ。

21:00発表。
21:45終了。

僕の組は、
壁にもたれて本を読む人A
(視覚的には、床に背をつけ、壁にお尻をつけてる)の前に、
もう一人の人Bが現れ、壁をノックすると、
Aの人の壁(視覚的には床)と、リンクして、
ドラマが始まっていくという構成の作品で、
途中、Aの人の床と、Bの人の床が入れ替わったりしていくというものである。
構成はいいが