2019年05月18日
 ■  ポーランド滞在創作10日目

土日は稽古はお休み。昨日は、ドルマーナ劇場の大ホールのほうで、
クラウン・サーカスショーのプレミア(初日)があった。

写真は、上演前のプレゼント交換。なんでも、ドルマーナ劇場では、異なる6作品を見て、六つのスタンプを集めると、ぬいぐるみがプレゼントされるとのこと。

え?でも、一つの芝居が約600円として、6作品見ても、3600円だよ。それなのに、あのでかいぬいぐるみがプレゼントされるのか?どういう経済になっているのか?(笑)。

作品のクラウン・サーカスショーは、衣裳がとても素敵で、俳優の演技もとてもよかった!

2019年05月17日
 ■  ポーランド滞在創作9日目

私の芝居のチケット料金が、20ズウォティであることが発覚!
日本円で約571円!

安い!

2019年05月15日
 ■  ポーランド滞在創作7日目

段々わかってきたこと。

1.寒い。コートが手放せない。

2.劇場には、作業場がたくさんある。
A.小道具制作室
B.大道具の叩き場
C.ミシン室
D.衣裳・小道具制作室2
E.洗濯室
F.小道具・人形置き場

3.
ポーランドの俳優は、日本の俳優に比べ、表情や行動、感情がありのままの状態で豊か。とにかく顔がおもしろい。恐らく、日本の社会環境が、俳優を含めた人々の、表情や感情を抑制することを強いてるんじゃないかと想像する。

逆に、「足音を立てないようにした状態で、俊敏に動いて」と言っても、日本の俳優はパッとできるけど、こっちでは結構ゆっくりな動きになっちゃう。日本人は、やはり忍者だったのだ。

今日の現場からは、以上です。

2019年05月14日
 ■  ポーランド滞在創作6日目

自分の部屋から稽古場まで15秒!通勤時間が短っ!

稽古場の広さは、10メートル×6メートルより広い!
ああ、自分の稽古場、欲しいなあ!

2019年05月13日
 ■  ポーランド滞在創作5日目

野茂英雄が、大リーグへの挑戦を表明した時に、日本の新聞記者からの「英語は話せるんですか?」という意地の悪い質問に、「僕は、アメリカに英語を話しに行くんじゃありません。野球をしに行くんです。」と言って返したことを覚えてる人はいるだろうか。

私は、この言葉がすごく好きで、英語の劣等感に悩まされる度に思い出して、自分を勇気づけていた。「僕は、イギリスに英語を話しに来てるんじゃありません。演劇をしに来てるんです。」とは言っても、演劇は言葉の芸術でもあるから、そうも言ってられないことも多かったが。

今日が、ベンジンでの稽古の第一日目だった。私の英語は通じた。いや、むしろ、通じなかったというべきか。今回の出演者の二人は、英語があまり得意じゃなかったので、私の英語スキルはあまり問題ではなかった。今、私は、自分自身の演劇語について、悩みを抱えている。

一応、私は日本語と演劇語のバイリンガルなのだが、母国語というものは、普段は使い方に対して無意識であり、曖昧なものを曖昧なまま使ってしまっているのだ。つまり、私の演劇語の使用において、思考がモヤンとしたまま使っていることが問題だ。自分が、どんな演技が好きか、どういう演技の細部を求めているのか、明確になっていないまま、演劇語を使うと、相手の反応も、ぼんやりとなり、メリハリのない演技になってしまう。

「僕は、ポーランドに英語を話しに来てるんじゃありません。演劇をしに来てるんです。」強く、その言葉を噛みしめる。

追伸
町の中でのほうが、英語がさらに通じないから、買い物が大変!スーパーの表記は、全てポーランド語で、英語表示はほとんどない。

写真は、「ポーランドの普通の朝ごはん」を描いてもらっているところ。

2019年05月12日
 ■  ポーランド滞在創作4日目

相手を知るには、まず、たくさん話すこと。

1.
ベンジンでは、町にレストランが一つしかない。つまり、自炊必須。
ただし、安息日(日曜日)には、スーパーはやっていない。ひえー。
2.
ポーランドでも、政権や国民が右傾化していて、演劇人は左翼的。
この構図は世界共通(笑)。
3.
ベンジンは、ユダヤ人の町だったが、ナチスの占領時に、多くのユダヤ人は殺され、あるいは移住したとのこと。
戦後、共産主義政府による、無計画な住宅建設があり、古い建物と新しい建物(主に、ユダヤ人が住んでいた建物が取り壊されて、そこに集合住宅が作られた。)が、混沌と混ざり合って立っているので、非常に景観が悪いというのが、パヴェルの弁。
4.
パヴェルは、ポーランドで一番若い芸術監督(劇場監督)。
就任時26歳!任期は3年で、今ちょうど半分とのこと。
5.
写真は、私の部屋です。劇場の中にゲストハウスがあり、そこに滞在しています。

今日の現場からは、以上です。

2019年05月11日
 ■  ポーランド滞在創作3日目

I went to a venue of Dormana Theatre, The theatre has 2 venues. One is a big hall whose capacity is approx 250 and another is a small hall whose capacity is approx 50. The small one is located in the Bedzin Station. The station has the venue for TYA? It sounds new for me.

Actually, this project is supported by the railway company. And it has to be a show whose theme is "Train". I'm gonna create the "Train" show for children between 6 month and 5 years.

A director from Tonga created a show like this. But the theme of his show was "Bicycle"!

今日は、公演の会場を見に行った。ドルマーナ劇場は、大ホール(キャパ250名ぐらい)と小ホール(キャパ50名ぐらい)を持っているが、小ホールは、劇場の中ではなく、駅が持っている。つまり、ベンジン市はベンジン駅が駅構内に小劇場を持っているのだ。プラットフォームから、ぷらっと扉の中に入っていくと、すぐそこに小劇場があるのである。当然、劇中も、電車の通過音が聞こえてくるわけなのだ。

私の企画は、鉄道会社が助成金を出してくれている。それでかはわからないのだが、「電車」を題材にした6ヶ月~5才向けの作品を作ってくれ、というのが今回の依頼である。ちなみに、私の前に招聘された演出家はトンガから来た人で、「自転車」を題材にした作品という依頼だったようだ。

写真は、ベンジン駅。扉を入ってすぐの劇場入り口。今日見たトンガの演出家の作品である。

2019年05月10日
 ■  ポーランド滞在創作2日目

劇場のディレクター(と言っているが、職務的にはプロデューサー)のPawel(パヴェル)は、私より10歳年下で、ロンドンで演劇を学んだ人であった。彼が、私についてインターネットで検索し、オファーしてきてくれた人だ。オファーのきっかけは、沖縄の”りっかりっかフェスタ”だったようだ。彼は私の名前を何かのリストで見て、検索の結果、「子ゾウのポボンとお月さま」の写真やビデオを見て、興味を持って連絡をくれた。

つまり、”りっかりっかフェスタ”は、ちゃんとマーケットになっていたのだ。出るところへ出れば、誰かが見ていてくれるんだと、本当に実感する。

今回は、通訳なしで英語を共通言語にして演出するので、日本で準備している時は、ものすごい不安であった。ポーランドに着いたら、なぜか根拠のない自信があふれてきて、今は不安のほとんどが消えた。もう、オファーを受けてしまったのだから、今さら伝わらないとか通じないとか言ってられないし、そもそも、英語で演出をするというのに、挑戦したかったから受けた仕事なのだ。たとえ、失敗したとしても、死ぬわけじゃない。

とは言え、スタッフとの打ち合わせでの英語は本当に難しい。衣装について、どういう素材にするのか、とか、細かい色の指定は、全然単語が出てこない。「おいおい、大丈夫か?アツト」と自分に突っ込みを入れている。ちなみに、この劇場は、俳優を13人、スタッフを29人、雇用している。美術・小道具・衣装のスタッフだけで、5,6人いた。すごいね!

2019年05月09日
 ■  ポーランド滞在創作1日目

I've arrived at Poland and a town called Będzin where I'm gonna stay for 4 weeks! Over 50,000 people lives in Będzin. I'm gonna create a new show for young audience here.

The town is smaller than my own town but Będzin has a theatre which specialises in TYA(Theatre for Young Audience) and my town doesn't.

The theatre has hired about 13 actors by the month. I'm really envious of it.

ポーランドに着いた。私が滞在する町は、ベンジンという小さな町で、人口は5万人強。劇団印象がよく稽古する、武蔵野市の人口が14万人だから、武蔵野市の約3分の1の規模の町だ。実際、吉祥寺駅前のほうが、はるかに都会。しかし、この小さな町に、子ども向け演劇の専用劇場があり、12~14人の俳優が、月給制で雇用されているとのこと。羨ましい環境である。