2015年11月26日
 ■  London日記 26日目

朝起きたら、台所に知らない女が立っていた。
残念ながら、彼女は服は着ていた。
どうやら私が昨日飲みすぎて連れて帰ったわけではないらしい。
少し安心して、眼鏡をかけて、もう一度、彼女を見る。
インド系の中年の女性だった。
毎週来る家政婦の人らしい。それにしても朝7時半から来るとは。

私の同居人かつ大家であるイギリス人は、
普通のビジネスマンで、忙しそうだ。
いつも朝7時半頃には家を出て、帰ってくるのは夜8時過ぎだ。
家にいる時は、ほとんどテレビを見ている。テレビを見ている音がする。
ご飯は、外に食べてくることが多いようだ。猫を2匹飼っている。
そして、基本的には、掃除は週に一回来る家政婦が担当する。
なんか寂しい。
典型的なイギリスの独身貴族というのは、こんなものなのだろうか。
しかし、誰かが馬車馬のように働くからこそ経済が回る。
それは真実だ。(写真は、大家の猫の内の1匹)

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今日は、ミュージカル「Billy Elliot」を見た。素晴らしかった。
素晴らしすぎてて、ずっと目から水を流しながら見ていた。
ストーリーに感動したわけではなく、
コーラスダンサーの踊りが素晴らしかったからだ。
もちろん、歌も振付も演出も脚本も素晴らしいのだろう。
しかし、明らかに、コーラスダンサーたちが素晴らしい。
彼らが凸凹していて、個性がはっきり見える。

日本で森山未来が出ていたRentを見たことがある。
森山未来のダンスは素晴らしかったが、他の出演者のダンスはクソだった。
「Billy Elliot」の、コーラスダンサーの質と個性に、文化的な蓄積を感じる。
そして、炭鉱という産業の没落がしっかり描かれているのが、私は好きだ。
まるで、主人公の少年の成功と引き換えに、炭鉱が没落しているかのように。

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しかし、映画版よりも感動したのは、
やはり、アンサンブルが素晴らしかったからだと思う。
チケット代はそれなりにしたが、もう一度見ようと思う。

2015年11月24日
 ■  London日記 24日目

あっという間に三週間余りが過ぎた。Londonの生活にも、
英語が伝わらないことにも、聞き取れないことにも慣れてきた。
こっちに来て二週目に、携帯電話を買ったのだが、
(日本のi-phone5はSIMフリーじゃないから不便である。)
店員の言ってることがほとんどわからなかったけど、買えた。
先進国とは、そんなものなんだろう。

新しい部屋でも、ちゃんとWIFIがつながるようになって、
メールも小まめにチェックできるようになり、
いろいろ検索もできるようになった。

今日は、友人と奇妙な映画「The Lobster」を見に行き、
その後、一人で、David Hareの新作を当日券で見に行った。
(写真は、こっちで知り合った友人のYuさん)

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私は、日本で見た、
National Theatre Liveの「Skylight」に、本当に打ちのめされた。
池袋と、吉祥寺と、2回見たぐらいに。

というわけで、劇場のホームページでは、
チケットは売り切れだったけど、David Hareの新作は
(たとえ、台詞がほとんどわからなかったとしても)
どうしても見たかったので、一時間前に並んだ。

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そうしたら、二階のDress Circleの中央というめっちゃいい席で、
しかも、この日は、聴覚障害の人のための、字幕付きの日だった。
なんと幸運なことだろう!
(二階席で、字幕と演技の両方が見やすかった。)
それでも台詞の80%は理解できなかったのだが。

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ただ、終盤では涙ぐんでしまった。
一番の泣かせどころの台詞は、よく理解できたのだった。
つまり、ロマンチックな台詞というのは、
簡単な単語や、単純な構文で表現される、ということなのだ。

子どものための芝居について。
11月21日の土曜日に、すごく普通の、あまりおもしろくない、
子どものための芝居を見た。
そうか、こっちでも、ちゃんとあまりおもしろくない芝居もあるんだ、
と少し安心した。最初に見た芝居が素晴らしすぎたから。
でも、そのあまりおもしろくない芝居も、
おもしろかった芝居と同じ劇場の芝居なのであった。

2015年11月19日
 ■  London日記 19日目

새로운 방에 이사했어요.
창문으로부터 아름다운 저녁놀이 보여요.

I read this article from Evening Standard.

Poll Findings
Should Britain extend its air strikes,
currently against Islamic State in Iraq,
to also target the extremist organisation in Syria?
YES:50% No:50%

イブニング・スタンダードでこんな記事を読みました。

世論調査結果
英国は、現在イラクのISに行っている空爆を、
シリアの過激派の組織を同じように標的にするよう、
拡大すべきか?
はい:50% いいえ:50%

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2015年11月15日
 ■  London日記 15日目

この週は、ほとんどの時間を部屋探しに費やした。
だから、お芝居は、一本だけしか見られなかった。

こちらでの部屋探しは、
今は、主にMixbとかGumtreeなどの、情報サイトで物件情報を見て、
そこに書かれている個人の連絡先に
メールか電話をするという方法が大半だ。
(家賃が高いので、みんなルームシェアをしている。)

私は、現地の演劇人とルームシェアをするのが第1希望。
それが難しければ、native speakerで、
creativeな仕事をしている人との同居が第2希望だった。
できるだけ生活の中で、芝居の話を英語でできる環境に身を置こうと考え、
他の条件、家賃とか、利便性とか、部屋の広さとかは二の次だった。
しかし、現地の演劇人との同居は、
なかなか相手が見つからず、いても入居の時期が合わず、
とりあえずあきらめることになった。

次に、native speakerとの同居なのだが、
Spareroomというサイトで、
theatreというkeywordを持つ相手に片っ端から連絡したが、
これも私の英語が下手だからか、
見に行きたい物件の持ち主から返事が来ないことが多く、
そうこうしている間に、語学学校の寮から出て行く期限が迫ってきていた。

最終的には、native speakerだけど、
普通のbusinessmanとの同居に落ち着くことになった。
(しかし、彼がすごく二枚目なのが嬉しいのは、なぜだろう?)
これでやっと研修に集中できるというわけだ。

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部屋の下見でいくつかのLondonの町をぶらついた。
小さな町にも、日本食材の店があったりする。
都市部では一風堂のラーメンも食べられる。嬉しいけど、寂しい。
やがて、世界は均一化していくのだろうか。

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2015年11月14日
 ■  London日記 14日目

Parisでテロがあった夜、私はPUBにてビール一杯で酔っ払っていました。
その次の夜も、ビールそれもハーフパイントで酔っ払っていました。
ギネスの黒ビールは、美味しいです。
これは、ナイトバス(深夜バス)で自撮りしました。

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冷静に考えると、
テロの次の標的は、Londonの可能性は高いでしょう。
英国は、仏国よりも長くシリアに空爆してますからね。
なかなかスリリングな一年になりそうです。
個人的には、トリコロールをプロフィール写真に入れるのは、やめてもらいたいです。
デザイン的に美しいかもしれませんが、
まるでフランス軍を支持しているような気がします。
パリの悲劇に、写真で祈りを捧げたいなら、
エッフェル塔か、凱旋門の写真を、薄く重ねてほしいです。
個人と国家が違うと思うなら、
何気ない行動も、気を遣うべきでは?

ちなみに、英語のprayは、死者に対してはあまり使わないと、
私の英語の先生が、言ってました。日本語の祈るとは、少し違うみたいです。

2015年11月07日
 ■  London日記 7日目

今日は、Polka Theatreというところで、
マチソワ2本、子どものための芝居を見た。
どちらも素晴らしかった。
このレベルがこちらでは、当たり前なのだろうか?
だとしたら、すごいことだ。

1本目は、Beasty Baby という作品だった。
何より舞台セットというか、小道具の使い方に魅了された。
写真に写ってるベビーベッドが、ある時は太鼓になったり、
赤ちゃん用の食卓が鉄琴になったり。
掛け時計は、裏がmbiraというジンバブエの楽器になっているのだ。

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終演後、近くの喫茶店で昼食を食べていたら、
出演者がやって来たので、思い切って話しかけてみた。
ものすごく緊張したけど、ここで話しかけなかったら、
何しにイギリスに来たかわからない。
そう思い、話しかけ、名刺も渡した。
なんと、相手の言ってることがわかる。
芝居の話だと、喋りが早くても、理解できたのだった。

2本目は、The Bearという作品。
こちらは、女の子が、巨大な白熊と出会うという、
それだけの話なんだけど、この巨大な白熊を、
文楽の人形のように、複数人で操っていく様がとてもいいのだった。
最後、女の子が、白熊の背中に乗る姿が切なくて。。。
どちらも、俳優が道具を完璧に使いこなしている。
さも簡単かのように、道具を操りながら言葉も言って、、、
そこに日本の俳優との大きな差を感じた。

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2015年11月06日
 ■  London日記 6日目

英国はメシが不味いなんて誰が言ったんだ?
この間行ったイタリアンレストランで食ったスパゲッティが
とてもうまくて感動したぞ。
そうなのだ。食事には困らなそうなのである。ただし物価は2倍。
前述のパスタは、日本円で2,000円以上する。恐ろしい。

こっちで5ポンド1,000円のランチを探すのは難しい。
お店に入ったら、大体それより高い。ところが、
ヘルシーな日本食の安いチェーン店が流行っているのだ。
その名もwasabi。

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写真下が、そのメニューの内の一つ。
日本料理というよりは、東アジアぽい。
日中韓料理ショップみたいなね。4ポンド95は、ほぼ1,000円である。
でも感覚的にはこれが日本の500円ランチと同じ感じなのだ。
お味は、松屋・すき家より美味しく、吉野屋に劣る感じ?
ちなみに、自炊もしています。

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2015年11月03日
 ■  London日記 3日目

私は、今、Londonではなく、Bristolという街にいる。
Bristolは、ロンドンからCoachと呼ばれるバスで3時間ぐらいなのだが、
ここで見たい作品の地方公演があったので、見に来たのだ。
(ロンドン公演は10月31日で終わってしまっていたので)

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来たばかりなので、現地で使える携帯端末を持っておらず、
迷子になったらどうしようと不安だったのだが、
無事に着き、芝居も見ることができた。

しかし、予想していたことだったが、
芝居の内容を理解することはできなかった。
英国に来る前に、在研で英国に来たことがある人の、
何人かに現地での様子を聞いていたのだが、
fringeという小劇場になればなるほど、
英語がわからないよとアドバイスをもらっていた。
果たして、その通りになってしまった。
特に、今回見たのが、一人芝居で、
台詞のテンポも早く、状況が全く推測できなかった。
やはり、旅行英語と、芝居英語は、
全然、別の段階なのであった。
演出家とは話すことができ、向こうのアドレスも聞くことができた。
Londonに住んでるらしく、戻ったらまた会えるかもしれない。

Bristol is a nice city and has 6 theaters.
Brewery Theatre where I have visited is a small one and has approximately 100 seats.
There is a cafe next to the theatre and you can have something to drink.
I've heard that it is a common style in the UK theatrical culture.
I'm afraid...I didn't take pictures of it.
It's my first cooking in the UK! At a dormitory in Bristol!

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2015年11月01日
 ■  London日記 1日目

ロンドンでの生活が始まった。
と言っても、まだ着いて、寝ただけなのだが。
噂に聞く、イギリスの入国審査は思ったよりあっさり通れた。
空港から出ると、
霧のロンドンが美しく、私を迎えてくれた。

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写真は、私の宿である語学学校の寮である。
ここに、最初の3週間滞在する。
台所と、カウチがある。
これを、10人ぐらいでシェアするのだ。
狭い。汚くはないが、きれいでもない。
ロンドンは今、朝の7時。
いろいろ考えて、相部屋の部屋にしたので、
隣りのベッドには、ブラジル人が眠っている。
なんと私よりも年上に見える。
ブラジルで、風力発電の教授をやっているらしい。
なのに、英語を勉強しに来ているのか。
世界には、いろんな人がいる。
今のところ、英語では困っていない。