2015年01月27日
 ■  2015年、最初の演劇アウトリーチ

(忙しくてなかなか記録を付けられていなかったのですが、)

昨年の5月から、せんがわ劇場の演劇アウトリーチ事業に、
アーティストチームの一人として参加しています。
月に2回ぐらい、アーティストが中学校に派遣されて、
演劇を使った「コミュニケーション」の40分間の授業をします。

生徒からすると、
怪しい人たちに変なことをさせられるという不思議な授業です。
で、僕らは怪しいんだけど、生徒たちが持っていない、
「新しい価値」を持っている人でありたいと思ってやっています。
いつだって、「新しい価値」は、怪しい人々が運んでくるものです。

今日は、久し振りに、私がリーダー講師(メイン講師)でした。
昨年11月にリーダーをやった時には、
井上ひさしの「あいうえ王」のテキストを使って、
簡単な場面を作るみたいなことをやって、
なかなかうまくいったのですが、
今日は、生徒に短い戯曲を書いてもらう、しかも「5分間」で!
というメチャクチャハードルの高い課題を出したのですが、
これまたうまくいってしまい、
中学生たちの創造力に、恐れ入っております。

実は、僕らが担当しているのは、不登校の生徒たちなんですが、
(つまり、本校に行けなくなった生徒たちを集めた、相談学級というクラス)
なまじっか、学校に行ってる生徒より、
彼らは、芸術的な創造性が高いんじゃないかと思いました。

私の授業では使わなかったけど、
彼らが書いたという詩を読ませてもらって、
これが、なかなかのモノなんですよ。
詩に文体があるんですよ。言葉に風があるんですよ。

さてさて、私が言うのもなんですが、
今は、横並びで学ばなければいけないものが多すぎる気がします。
中学も高校も、単位制というか選択制にして、
自分が学びたいことを選んでいけるようになったらいいなと思います。
そして、その選択科目の中に、
「演劇」も加わったらいいなあ、と思うのです。

2015年01月26日
 ■  年末回顧『振り返る私の2014年』

今更なのですが、

ワンダーランド「年末回顧『振り返る私の2014年』」で、
都留由子さんが「匂衣」を取り上げてくださいました!
(下記リンクの、真ん中ぐらいに載ってます。)
http://www.wonderlands.jp/lookback/lb2014/5/

そして、
同じく、「年末回顧『振り返る私の2014年』」に、
私、鈴木アツトも寄稿しました!
昨年の私のBEST3はこちらです。
http://www.wonderlands.jp/lookback/lb2014/7/

2015年も、素敵な芝居と出会えますように。

2015年01月25日
 ■  「虚空文庫」に戯曲が載りました!

北村想さんの戯曲が取り上げられたことで、
一部で話題になっております、
戯曲が自由にダウンロードできるページ「虚空文庫」。

このページに、僕の戯曲も掲載されることになりました。

「虚空文庫」
http://suiseidou.cool.coocan.jp/main.html

編集者の岡野宏文さんは、ブラックな味わいの好きな方なので、
僕の「足踏み」という短編と、
「グローバル・ベイビー・ファクトリー」が載ることになりました。
他に、「青鬼」も、もうすぐ載ると思います。

どうぞ宜しくお願い致します。

鈴木アツト

2015年01月01日
 ■  2015年、新年のご挨拶。

あけましておめでとうございます!
2015年もよろしくお願い致します。

新年早々、ご報告があります。
劇団印象-indian elephant-に、久し振りに、
俳優の劇団員が、入団することになりました。
「グローバル・ベイビー・ファクトリー」
「匂衣~The blind and the dog~」
に出演してくれた、山村茉梨乃さんです。

劇団印象に、最後に俳優の劇団員がいたのは、何年前でしょうか?
正確かはわかりませんが、多分、7年前です。

正直に言えば、僕は、
俳優が、劇団には所属せず、プロダクションにだけ所属し、
芸を磨くことをせず、オーディションを受けまくっている、
今の東京の演劇の風潮が、あまり好きではありません。

演劇は、アンサンブルの芸術です。
(アンサンブルという演劇用語の定義については割愛します。)
寄せ集めの創作集団では、
本当に深いアンサンブルの魅力はきっと出せない。

ライバルを褒めたくないので、具体的な名前は出さないけど、
ある若手の劇団は、主宰の作・演出作品だけでなく、
集団として、古典戯曲にも挑戦していて、作・演出だけでなく、
俳優も圧倒的に力をつけていってます。

その一方で、「吸収したい、勉強したい」と、
いろんなワークショップや、オーディションを受けまくる人。
もらおうとばかりする人というのは、「自分」が無いことが多いと思う。
それは、僕自身に対しても言えることなのですが。
「吸収したいです!」「勉強したいです!」は、「下さい!オーラ」です。
あなた、今、「下さい!オーラ」だけ、出してませんか?
でも、自分があるやつはもらうだけじゃなくて、与えられるんだよ。

時に作家や演出家にもらい、時に作家や演出家に与えることができる俳優。
そういったものがある創作環境。劇団こそが、
そうした濃密な時間を共有することができる場なんじゃないだろうか。

まあ、組織というのは、理念が立派なだけでは回していけないわけで、
過去に、俳優が辞めて、その後、俳優が所属していなかったのは、
僕の、集団をまとめ上げていく能力が明らかに劣っていたからなのですが、
もう一度、プロデューススタイルではなく、
劇団という夢を見たいと思っています。

本年もどうぞ宜しくお願い致します。