近代戯曲研修セミナー「火山灰地」、無事終了しました!
ご来場いただいた皆様、どうもありがとうございました!!
かなりハードな仕事でした。
時間を巻き戻せるなら、お断りしたかもしれない(笑)
とてもたくさんのことを学べたということでは、
すごいよかったのですが。
以前、ある方に言われたことなんですが、
「次につながらないものは、成功じゃないからね」
リーディングであっても、
昨年末、中津留さんが演出した「第三世代」は、
圧倒的クオリティーでしたし、
手前味噌ですが、トラムでの「海霧」のリーディングは、
評判がとてもよく、具体的に次につながった公演だったので、
そこまで持っていけたらなあと思っていたんだけど、
さすがに、「海霧」のクオリティーまでは行けなかった。
もちろん、戯曲の分量が「海霧」の5倍あるし、
なのに稽古時間は少ないし、会場は劇場じゃないし、
照明はないし、ゲネプロなんかももちろんないし、
そもそも研修だ、という、いろいろ。
でも、苦労は買ってでもするものですので、
とてもとても苦労できてよかった。
シンポジウムでは、久保栄のマイナスの面も、
パネラーの梅原さんからお聞きできて、
それこそ多面的に、久保栄を知ることができた。
皆様、本当にありがとうございました。
願わくば、次(の仕事)につながってほしいが。。。
ははは。
連日の稽古で、ヘトヘトですが、
リーディング公演「火山灰地」が明後日、本番です!
是非、見に来てください!
とりあえず、第1部では、
3時間半の戯曲を2時間ちょいに大幅カットしました。
正直、この作業がすごくしんどかった。
でも、カットしなければならなかったからこそ、
戯曲を繰り返し読み、台詞に優先順位をつけ、
その作業を通して、劇の構造をより深く知ることができた。
まあ、まだまだ全然足りないのですが。
僕が誘って、信頼できる俳優さんに、たくさん出演してもらった。
演出者協会では、公演ではなく、セミナーだと言うけれど、
僕は、クオリティーを求める。
すごいホンだねって感想ではなく、
すごいリーディングだったねって言わせたい。
稽古はあと、公演当日、本番直前の2時間ちょいだけど、
最後まで粘るぞ!!!
【日本演出者協会・近代戯曲研修セミナー】
久保栄特集「『火山灰地』を読む!」
第1部、9月7日(土)15:00~ 於:芸能花伝舎
15:00~リーディング S-2教室
『火山灰地』
第一部 演出:瓜生正美・鈴木アツト
18:00~シンポジウム 1-1教室
「リアリズム演劇としての『火山灰地』の新しさ」
料金:2,000円 ※リーディングのみ1,500円
(全席自由席)
チケット予約は
http://stage.corich.jp/stage_detail.php?stage_main_id=37653
をご利用ください。
出演:
岩崎メリー、加藤明美、瓜生正美、加藤亮佑、金盛美里、川村麻緒、小林拓生、小山萌子、冨田祐一、林英樹、平岩久資、広田豹、堀光太郎、松永明子、由布木一平