2013年06月20日
 ■  オーディション 2013年6月19日の日記

今日はオフなのに、
朝から、せんがわ劇場で、打ち合わせがあって、
その後、主催事業「彼女の素肌」のオーディションを手伝った。
オフなのに。ああ、疲れた。

というのは、
俳優経験のない僕は、オーディションについて、
あまりよくわかってないんですな。
去年やった、トラムのリーディングためのオーディションでも、
選ぶ側のこっちが緊張してたぐらいで。

で、「彼女の素肌」の演出家が、
文学座の西川信廣さんだったこともあり、
ベテランの演出家のオーディションをのぞきたくて、
手伝うことにしたのだった。オフなのに。

ここまで書いて、オーディションが明後日もあることに気づく。
危ない!内容は書けない!

とにかく、今日を終えて、思ったのは、
トラムのリーディングで、自分がやったやり方は、
間違ってなかったってこと。
オーディションなんて、演出が何を見たいかによって、
千差万別なのだ。

次、僕がオーディションをするのはいつだろう?

2013年06月18日
 ■  その河をこえて、五月 2013年6月18日の日記

10月に、BeSeTo演劇祭で発表する新作を
そろそろ書き始めなければいけないと思っている。
それで、昨日、とにかく、出だしを書いてみたんだが、
「これおもしろいの?」っていう感じだったので、
書いたものは、すぐに破棄して、
今日はリサーチの日にした。新国立劇場の情報センターに行った。
「その河をこえて、五月」の記録映像を見るためだ。

「その河をこえて、五月」は、2002年に新国立劇場で上演された作品で、
http://www.nntt.jac.go.jp/season/s158/s158.html
日韓国際共同制作の先輩的作品として、評価も高かった。
では、その出来は、、、

僕は、平田オリザはあまり好きな劇作家・演出家ではないのだが、
この「その河をこえて、五月」はとても良かった。
平田オリザの、韓国と深く関わろう、付き合おうとする、
真摯さ、誠実さのようなものを強く感じた。

まず、場所の設定がいい。
ソウル・漢江の河原。しかし、そこは、
日帝時代に日本人によって植えられた桜の木の下。
とても皮肉が効いている。

各世代の日韓関係が交差しているのもすごい。
僕は、韓国のことを考える時に、
自分と韓国の関係だけを考えてしまっていた。

けど、父母から見た日韓関係、祖父祖母から見た日韓関係というのも、
同時に見えてないと、非常に浅い視点で描いてしまうことになる。

また、典型的な韓国人のイメージ(大酒飲みとか)を提示しつつ、
さりげなく、お酒の飲めない韓国人とかを出して、
そこから、韓国社会の問題点をさりげなく見せているのも、うまい。

一番さすがだなあと思ったのは、
日本人の鈍感さの描き方である。
悪意によってではなく、鈍感さによって、
日本人は韓国人を傷つけたり、怒らせている。
そのことを、 平田オリザは見逃してないんだよな。

さて、僕はこれを見て、どんな作品を書くんでしょうか?

2013年06月14日
 ■  読書日記2013年6月 その1

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「海と日傘」
松田正隆・著

好きな作品。
今度、松田さんと会うから、
読んで嫌いだったら、どうしよう?と思っていたが、
とても好きだったから、よかった。
これ、31歳の時に書かれたんですね。へえ。俺、今、33歳、、、。

夫と妻以外の、登場人物の出番が少ないけど、
多分、全ての役で、俳優は演じ甲斐を感じられると思う。
それは人物が書き込まれているというのとは違って、
余白が設計されている、ということなのだ。
書き足りてないということでもなく、余白。

俺は、自分が説明過多な作風だから、
このトーンというか、文体には憧れるな。
余白は、演じるのも、演出するのも難しいと思う。
だって、舞台上に無いものを想像させなきゃいけないわけだから。
ああ、余白。しかし、これこそ演劇の魅力だ。

妻の病気が何なのか、
わかって読むのと、わからないで読むのとでも、
印象が違うんじゃないだろうか、それもこの戯曲の魅力の一つだ。
僕は、岡野宏文さんがこの戯曲を解説してる文章を先に読んでいたので、
どういう病気なのか、具体的にわかって読んでいた。

しかし、恐らく、岡野さんの解説を読まなかったら、
俺はこの病気が何かはわからなかったと思う。
それぐらいほんのりとしか描かれていない。
この描写で、病気の正体を察知した岡野さんはすごいな。
病気の正体がわかって読むと、後景が浮かび上がってくる。

2013年06月12日
 ■  今年も、「月いちリーディング」に選出されました!

昨年、
「グローバル・ベイビー・ファクトリー Global Baby Factory」
が選出された、劇作家協会の『月いちリーディング』に、
今年は、「匂衣〜The blind and the dog〜」が選出されました!

リーディングの出演者が決まったみたいなので、お知らせします。

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『月いちリーディング』
~ドラマリーディング+ディスカッションの、
戯曲ブラッシュアップ・ワークショップ~

http://www.jpwa.org/main/activity/reading-workshop

【開催日時】6月29日(土) 18:00~(21:00までには終了の予定)
【会場】座・高円寺 (JR高円寺駅 北口より徒歩5分) 地下3階けいこ場2
【参加費】無料

【コーディネイター】中津留章仁
【ファシリテイター】夏井孝裕
【ゲスト】松田正隆、黒澤世莉(時間堂)

【出演】
   宇宙
   鶴牧万里
   寺本佳世(青年劇場)
   広田豹(ブルバキプリュス)
   丸本陽子(Dance Company MKMDC) 
   山田奈々子


ご予約は、劇作家協会HPより、お願いします。
http://www.jpwa.org/main/activity/reading-workshop#yoyaku

2013年06月10日
 ■  せんがわ劇場・演劇コンクール The 惨敗!

せんがわ劇場、演劇コンクール。
ご来場いただきました、皆様、ありがとうございました!

劇団印象の「終の棲家」は、気持ちいいくらいの惨敗でした。
審査員には怒られたというか、
何度か見てもらっているある審査員からは、
今まで見た印象の作品(匂衣、空白、青鬼)の中で一番おもしろくなかった、
とまで言われてしまって、、、

老人が髪を刈られる、
昔、劇場だった建物が老人ホームとして使われている、
そういうアイディアはおもしろいのに、
アイディア止まりだと、、、

恥ずかしい話、
自分ではそこまでおもしろくないと言われるとは、
思っていなかったのです。

今回、場面転換がない、ワンシチュエーションもの、
というあまり書いたことのないスタイルだったので、
自己評価が甘くなっていたのかもしれません。
秋に向けて、一から出直しです。

自分では、この「終の棲家」という作品は好きだったし、
いろんな可能性を感じたので、
もっと丁寧に、徹底的に書き直して、
いつかもう一度挑戦したいと思っています。