2012年02月05日
 ■  李潤澤版「小町風伝」の会場にて

昨日、大阪で、
太田省吾の「小町風伝」を上演中の李潤澤(イ・ユンテク)先生に、
挨拶に行ってきた。
その席で僕は初めて、先生から、いい作品を書く若手作家として扱われた。
とても嬉しかった。いや、こんなに嬉しいことはないくらい嬉しい。

というのは、ユンテク先生とは、何度もお会いしてるが、
こんな風に僕を見てくれたことは今までなかったのだ。

2009年にソウルに初めて行った時、2010年の新宿でのワークショップ、
2011年のミリャン演劇祭、そして、2011年のタイニイアリスでの公演。
どこで会っても初めてあったかのような感じだったし、
全く作り手として認識されていない感じだった。
はっきり言って、会う度にしょんぼりしたものだ。

しかし、2011年のミリャン演劇祭に行った時、
先生に直接渡す勇気がなかったから、僕は、ある若いスタッフに、
僕が書いた「匂衣(におい)」の日本語台本を渡した。
それを、劇団の幹部の人が読んでとても気に入ってくれて、
僕が知らないところで韓国語に訳され、
ほんの最近、先生も読んでくださったらしい。
そして、どうやら面白いと思ってくださったようなのだ。

「太田省吾のような文学性の高い作品ではないが、
演劇的で遊び性にあふれている。」
そんな風に言ってくださった。

想像してほしい。
自分が一流だと思ってる演劇人に、
しかも今まで全く相手にされてなかった人に、
作家として褒められたんだぜ?
嬉しくないはずがない。

「匂衣」は、2/13から3/17まで韓国でやる演戯団コリペのワークショップの、
日本人参加者向けの、課題戯曲に選ばれていた。
それだけが理由ではないが、僕もそのワークショップに参加することにした。
うまくいけば、韓国で公演ができるかもしれない
(演出は僕じゃなくて別の人が担当する)が、それはまだわからない。

というわけで、来週から韓国に行ってきます。

(ワークショップに参加するのを決めたのは、
課題戯曲が「匂衣」だと知る前だった。
だから、ある日本人作家の作品と聞いていたものが、
自分の書いたものだと知った時は、かなり驚いた。)

投稿者 atsuto : 2012年02月05日 08:23

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