2012年01月03日
 ■  金世一(キムセイル)の声のワークショップ

金世一さんに声のワークショップをやってもらいました。
動画は撮ったのだけど、写真を撮るの忘れてしまったので、
写真はなしです。

まず、芸術の訓練というものはどういうものなのか、を、
絵画や音楽を例にした説明から、ワークショップが始まったのが、
僕にはとても印象的でした。

「音楽なら、楽譜の読み方から始め、バイエルをやる。
簡単なものから順番にやっていく。要は、
芸術というものは、達人のレベルにいくために、
学ばなければいけない順番が決まっている。

では、演技が教えられるものだとしたら、
どんなプロセスを踏んでいくのか」

といった風に続いていくのでした。
説明がうまい人は、たとえ話をすごくうまく使うのですね。
そして、今回の内容をまとめると、、、

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金世一氏の、演技訓練において、最も重要なのが「自己意識」である。
よって、演技訓練も、自己意識を高めることをその目的にして行われる。
では、自己意識とは何か?

自己意識とは、決まっているある形=やるべきことをやりながら、
やっちゃいけないことをやらない、
を守るために自己コントロールをすることである。

ワークショップの参加者は、例えば発声訓練を通じて、
具体的な目標を持ち、その目標と自分がどれくらい離れているか、
距離をはっきりと認識する、ということを体験する。
それは、いい演技をするには、目標を正確にわかっていて、
効率的にコントロールしながらその目標へ自分を持っていくこと、
が必要だからである。

参加者が目標を自ら具体的に設定することを要求しているところが、
この演技訓練が非常に優れている点だと私は思う。
例えば、発声なら、まず自分の声を聞く。
今どういう声を出しているかをはっきりと認識してから、
次にどういう声を出したらいいか具体的にイメージする。
そして、目標に達するために何をするべきかを見極めて、
繰り返し練習する、というプロセスを踏む。

目標が明確なので迷いは生まれない。
また、『目標を正確にわかっていて、
効率的にコントロールしながらその目標へ自分を持っていく』
という原理さえ踏まえれば、
どんな訓練方法(日本舞踊、鈴木メソッド、パンドマイム等々)でも、
実際の役作りにおいても、応用できる。

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興味がある方は、今年もやりますので、是非ご参加ください。

-前回のデータ-
日時:2011年12月28日(水)18:30~22:00
場所:杉並区荻窪の劇団印象-indian elephant-の稽古場
参加費:1,000円
参加者:12名

投稿者 atsuto : 2012年01月03日 15:10

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