2011年09月12日
 ■  読書日記2011年8月 その4

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「水木しげるのラバウル戦記」
水木しげる・著
ラバウルという地名は、ある年代以上の人にとっては
太平洋戦争時の南方の激戦の象徴的固有名詞のようだが、
僕らの世代にとっては全く馴染みのない単語だ。
でも、僕のお祖父ちゃんもこの地に出征していた。

この本は、
南方の激戦と日本兵がその時どういった生活をしていたか、
の資料にもなっているし、
水木しげるの妖怪創作のインスピレーションが
どこから来たのかを知ることができる。
その意味でとても面白い本。

妖怪という想像上の生き物であっても、
作者の背景・体験と密接に関わってるから、
妖怪のキャラにリアリティーがあるんだな。

僕は、前作で妖精を作品に出して、大変苦労した。
それは僕の中で、妖精という存在が、
自分の背景・体験とつながっていなかったから。
頭の中だけで作ってしまって、
記憶や身体と結び付けられなかったのだ。
次にもし想像上の生き物を出す時のヒントをもらえた気がした。

もう一つ。作中に従軍慰安婦についての記述が出てきたが、
従軍慰安婦というと、
朝鮮の人がさせられていたというイメージが僕の中にはあったが、
沖縄の人もさせられていたらしい。
本土の人の慰安婦はいなかったのだろうか?
知らないことがたくさんある。


「トペトロとの50年 ラバウル従軍後記」
水木しげる・著
ラバウル戦記の続編。
主に、復員後の生活と、
その後漫画家として成功した後に訪れるラバウルでの後日談。
敗戦後の女の人の服装が多数スケッチされていたのが、
資料としてありがたかった。

投稿者 atsuto : 2011年09月12日 19:13

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