2011年08月06日
 ■  読書日記2011年7月 その3

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「チーム・バチスタの栄光」
海道尊・著
読みやすいし、おもしろい!
エンタメ系のミステリをあまり読まないけど、
止まらなくなってしまった。
個人的には、お話と設定が広がっていく、
上巻のほうがより楽しめた。
白鳥のイメージは、仲村トオル(ドラマ)でも、
阿部寛(映画)でもなく、及川光博!


「授業」
ウージェーヌ・イヨネスコ著
2年前にこのホンを李潤澤(イ・ユンテク)が
演出した作品を見ていなければ、今、ここまで
韓国とのつながりを持とうとは思っていなかっただろう。
はっきりと意味が示された台詞ではないので、
戯曲を読んでも、あまり内容がよくわからない。

数学と言語学の、言葉の羅列。老教授と女生徒。
この台詞、この関係性を読んで、イ・ユンテク氏は、
あの演出(男性器のナイフで、裸にされた女生徒を刺し殺す。
または、マザコンや聖母マリアのイメージ表現)をしたのか
と思うと、その詩的直感力に頭を下げるしかない。


「青い風船」
フェルナンド・アラバール著
「アラバール戯曲集Ⅰ」より、いくつかの短編戯曲を読む。
・「戦場のピクニック」
・「祈り」
・「二人の死刑執行人」
・「青い風船」

有名な「戦場のピクニック」もおもしろかったのだけど、
僕は何より「青い風船」がおもしろいと思った。

「青い風船」は簡単に言うと、
ピアノを弾いてる男が殺される話。心魅かれたのは、
ピアニストの恋人のセックスを暗示させるシーンの挿入の仕方や、
何かを連想させる=しかしはっきりと何なのかは示されない、
青い風船の存在とか。
抽象的だが、演出次第ではすごくわかりやすくもできると思う。

解説に、アラバールにとっての「殺人」とは、
他人を所有するための最終手段だ、という言葉があった。
それは、この作家の作風をとても端的に表していると思った。

投稿者 atsuto : 2011年08月06日 08:45

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