2011年07月21日
 ■  読書日記2011年7月 その2

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「夫が多すぎて」
ウィリアム・サマセット・モーム著
92年前に書かれた復員兵もので、三幕の喜劇いや笑劇。
今でも十二分におもしろい。特に、第一幕は笑える。
笑劇にありがちなのだが、笑わせようとしすぎて、
キャラクターよりギャグが重視されている。
そんな第二幕と第三幕は好きじゃない。


「復員者の噂」
井伏鱒二・著
短編エッセイ。敗戦後に、自分たちの故郷に帰ってきた兵士と、
それぞれの想いで迎え入れた家族のエピソードをまとめたもの。
多分、ノンフィクションではないだろうか。
日本人というのがいかに「恥」を感じる民族で、
「世間体」を気にする人々なんだなあと読んでいて思った。


「噂ばなし」
永井荷風・著
復員をテーマにした短いエッセイ。
井伏鱒二の同テーマのものより、面白く読めたのは、
最終的に女の身体論に落とし込めているからだ。
男女の肉体的な生生しさを、永井荷風に考察させたら、
それは面白くないはずがない。

投稿者 atsuto : 2011年07月21日 01:39

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