2011年05月05日
 ■  読書日記2011年4月 その2

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「青い鳥」
モーリス・メーテルリンク著
いつだって幸福は悲しい形をしてるんだよね。


「下北沢 さまよう僕たちの街」
藤谷治・著
期待してなかったのに後半がちょっとおもしろかった。


「ガラスの動物園」
テネシー・ウィリアムズ著
読んだことがなかったのが、恥ずかしくなるくらい素晴らしい戯曲。
これは印象でやってみたいかも。
龍田さんがローラで、三島さんがアマンダで、って勝手に妄想。

テネシー・ウィリアムズは「欲望~」を若い時に読んで、
あんまりおもしろいという印象を持たなかったので、
ずっと避けていたんだけど、オジサンになった今読んだたら、
おもしろさを感じるのかもしれないなあ。


「悪童日記」
アゴタ・クリストフ著
てがみ座きっかけで、読む。
この作家にとっては外国語であるフランス語で書かれた小説。
だからか文体がかなり特徴的だ。
一般的な語彙力で、つまり、単純な文の積み重ねで、
なぜここまで、強固な世界観を作れてしまうのだろう。
削ぎ落とすこと、その強さ!!


「ビビを見た!」
大海赫・作と絵
2度読む。
「人間社会の暗黙の了解」の範囲外の価値観で描かれているので、
絵本であるにもかかわらず、1度目は恐れおののいてしまった。
2度目でやっとその寓意に手を伸ばすことができた。
作者のあとがきで、さらに奥深さを見知る。
それにしても恐ろしく美しい本だ。


「月と六ペンス」
ウィリアム・サマセット・モーム著
睡眠時間を削って読んでしまった。。。
主人公と偉大なる画家ストリックランドだけでなく、
あらゆる登場人物の描写が明晰で生々しい。
特に凡庸なるストルーブの造形が見事。
誰でも芸術を愛せる。けれどもほとんどの人間が芸術からは愛されない。

2011年05月04日
 ■  読書日記2011年4月 その1

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「インドなんて二度と行くか!ボケ!!」
さくら剛・著
大野舞が貸してくれた。
ざーっと、流し読みしたが、おもしろかった!
あいつに薦められる本は大体おもしろい。


「刺繍」
「ペルセポリス」のマルジャン・サトラピ著
そこそこおもしろかった。
こっちはイランのイラストレーターが描いた漫画。
サブタイトルは~イラン女性が語る恋愛と結婚~。
イランの富裕層の恋愛ってこんな感じなのね。


「トムは真夜中の庭で」
フィリパ・ピアス著
小川洋子の「物語の役割」きっかけで読む。
読後感は、岩井俊二の「Love Letter」や
アニメ「時をかける少女」のそれに似ている。
つまり、時間をめぐる冒険。
僕はこういう児童文学が好きなんだなあ。

時間があれば英語でも読んでみたいぐらい、
美しい言葉がいっぱい出てくる。
ただ、僕の英語力だとそれこそ読み終えるまでに、
僕がおじいさんになってしまうくらいの時間が過ぎてしまうだろう。


「水滴」
目取真俊(めどるましゅん)著
目取真俊という芥川賞作家の、短編「水滴」もおもしろかった。
これは、在日コリアンの方に、
「芥川賞取ったって沖縄の作家については、
日本のほとんどの人は知らない」と言われたのがきっかけで読んだ。
1997年の作品。

「水滴」から、沖縄が抱える戦後がうっすらと見えてくる。
生きている人が持ち続けている戦争の記憶。戦友の記憶。
そういったものはいかに抱き続けていくべきなのか、
そんなことを僕は考えさせられた。
そして、本土と沖縄の、記憶に対する距離感の差を考えさせられた。


「犬の心臓」
ミハイル・ブルガーコフ著
コンプリシテが、昨年、
この作品を元にオペラ「A Dog's Heart」を作っていて、
ずっと読みたかったのだ。
犬の脳に、人間の脳下垂体を移植して、
犬人間を作っちまうってすごい話で俺は超好きだった。
作家が医師でもあるからちゃんとリアル。

2011年05月03日
 ■  人涙(じんるい)と韓国演劇見学記2011

だいぶ、ブログの更新をサボっていますが、、、


2011.05.03
ドラマツルギ×2011参加作品
「人涙(じんるい)」の特設ページを公開しました。

劇団印象-indian elephant-の最新作です。
もしも、
〝妖精〟がこっそりバイトするクリニックで
〝妖精〟からレーシックの手術を受けたら
どんな色の不思議が見えるだろう?
そんなことを考えながら、思いついた作品です。


2011.04.21
「週間マガジン・ワンダーランド」(2011年4月20日発行 第237号)に
韓国演劇見学記2011「国境を越えられる演劇って何だろう?」
を寄稿しました。

自分と同世代の日本の演劇人が、
向こうで公演をする時にどんな問題にぶつかるか、
みたいなことをいろいろ考えて書きました。
是非、ご一読ください!