「祈る」という行為は何なのか?
震災に遭遇して、多くの方の祈る様子や祈る言葉を見ながら、
僕は考える。
今、
「あなたには信じる神がいますか?特定の宗教を信仰してますか?」
と聞いても、 ほとんどの日本人がNoと答えるだろう。
でも、「震災が起こってから1回でも祈りましたか?」と問えば、
多くの人がYesと答える。
その時、僕らは、何に向かって、祈っているのだろうか?
できないことがたくさんあって。
どうしようもないことがたくさんあって。
だから祈りたくなる。
人間の心の中には、神というはっきりとした形ではないにしろ、
人智を超えた対象に、傷ついた魂の回復を求めようとする機能がある。
のかもしれない。
2月末にタイニイアリスで2作品を上演した
May&タルオルムの作・演出の金哲義さんが、
3月頭に下北沢の劇小劇場で公演をし、
若手演出家コンクールの最優秀賞と観客賞を受賞されました。
上演された「晴天長短」は、朝鮮学校の運動会を眺める、
ある家族の姿を描いた秀作です。
機会があれば、東京で、もっとロングランで上演してもらいたいな。
金さんが、ツイッターで喜びの言葉をつぶやいてました。
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한국의 친구여러분!! 토쿄공연 무사히 끝났습니다.
젊은 연출가콘클에서 우리학교운동회를 그린 청천장단
이란 작품이 최우수상과
손님이 선택하는 관객상의 두상을 수상했습니다^^
우리의 시대를 만들어나갑시다!!
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本当に、
우리의 시대를 만들어나갑시다!!
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2月の中旬に一週間、韓国に行ってきました。
現在、韓国演劇のレポートを執筆中。
集客のための様々な工夫を目撃できたのも、今回の旅の大きな収穫。
一番驚いたのは、上演中撮影録音OK、飲食もOKにしている公演。
演目がイヨネスコの「禿の女歌手」で
ネタバレになる部分が少ないということもあるだろうけど、とても斬新だった。
前説をヒップホップにしていたのも斬新で、
若い観客に興味をもってもらうための演出家のアイディアとのこと。
私もカーテンコールだけこの公演を撮影。
i-phoneで撮った粗い動画だが、
客席の雰囲気を感じ取っていただけるのではないか?
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タルオルムの『金銀花永夜―クムンファヨンヤ』には、
映画評論家の寺脇研さんをお誘いした。
寺脇さんは、金哲義さんの作品の中に、「恨」の感性だけでなく、
「もののあはれ」の感性が垣間見えたことに驚いていた。
それこそ、在日だからこそ作れる、新しい可能性なのかもしれない。
しかし、寺脇さんは、『十の果て』はご覧になられていない。
見たら、何と言っただろうか?
僕は、『十の果て』のほうが好きだったから気になる。
寺脇さんとは韓国の映画界の話もした。
韓国の若手の映画人たちが、映画会社主催のイベントで、
会場の焼肉料理屋に集合した途端、そのお店を出て行ってしまった話。
その焼肉屋は、外国産の牛肉を使ってるから、
隣の豚肉料理屋(韓国産豚肉を使ってる)に行ってしまった。
でもお代は映画会社に払わせた。
寺脇「今、TPPが話題になっているけど、
韓国映画の若手みたいな問題意識、
そして行動を伴っている日本の若い映画人、演劇人はいるか?」
鈴木「・・・」
寺脇「しかも、そのイベントに参加した若手は、
売れてる奴もいれば、バイトしながら映画撮ってる奴もいる。
でも、みんなが問題意識を持っている」
もちろん、それは、
TPPをテーマにした映画・演劇をやれと言う意味ではない。
寺脇さんは、
TPPをテーマにした映画が日本にないことを嘆いていたのではなく、
目の前の一皿の焼肉料理が、
自分が暮らす社会や世界と密接につながっていると想像できる感性を、
映画人なら持たなければいけないのではないか?
と言っていたんじゃないかと思う。
