2010年07月31日
 ■  井上ひさしの「小林一茶」

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野田秀樹が「井上ひさしを語り継ぐ」で、
「小林一茶」を読んだというそれだけの理由で、
僕は、「小林一茶」を読んだ。

井上ひさしは、いい話を書く、作家だという偏見が僕の中にあった。
でも、小林一茶は、その意味では、いい話では、全くなかった。
物書きの、いやらしい業の話だった。
つまり、俳諧師として名を上げるためだったら、
周りの人間をいくら不幸にしても構わない男の話だった。

その業というのが、
いわゆる物書きの業だけではなく、
人間の業という、普遍的なところまで立ち昇ってるから、
おもしろかった。

そして、野田秀樹が、
「24歳の時に、言葉のプロになろうと思っていた時に出会った」
と言って、なぜ、語り継ぐ会で読む戯曲として、
この作品を選んだのかも考える。

「小林一茶」の中にある、あるものが、
僕の作品に一番足りないもののような気がするのだ。


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井上ひさし「絶筆ノート」を読んで
井上ひさしを語り継ぐ

投稿者 atsuto : 2010年07月31日 12:07

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