2008年12月27日
 ■  鬼が笑い死にする

2009年が始まってもいないのに、
2010年のスケジュールについて考え始めなければいけない時期に来た。
鬼が笑う、どころではない。鬼が笑い死にする。
というのも、演劇の劇場をブッキングするには、
大抵1年前に応募しなきゃいけないのだ。
ちなみに、2009年の劇場は、ほぼほぼ取ってある。
3月に相鉄本多劇場、10月に吉祥寺シアターだ。
で、2010年。予定を決めていく。

予定を決めていく、ということは、未来を殺すことだ。
つまり、鬼が笑う、鬼が笑い死にする、
という時の「鬼」は未来のことですね。

未来ってのは、次どうなるか、何もわからないことに面白さがある。
未来を人生に置き換えてもいい。
予定どおりの人生なんて、全然面白くないじゃないか。
実際、予定どおりなんてならないわけだし。

しかし、社会というのは、僕らに秩序を要求する。
予定どおりにいかない部分はないことにして、
人生を設計できるよう僕らを改造してしまう。
こうして、人生設計に長けた現代人として、社会を生きる。
でも、人生設計は人生をつまらなくする。

人生がつまらなくなった僕らは、
未来(=予定どおりにいかない部分)を別に求める。
その中のある人たちは、現世が予定でがんじがらめになっているので、
死後の世界に未来を求める。
死後の世界に、生き甲斐を求める。なんと、倒錯的なんだろう。
だから、オカルトだったりが一定の支持層を集めるんだろうね。

というわけで、鬼に笑われない生き方がしたいです。
なかなか思いどおりにはいかないけど。(ん?それでいいのか)

2008年12月21日
 ■  青鬼(再演)稽古事始

17日、18日と、いよいよ、青鬼の稽古を始める。
まだ、誰をどの役にするか決めてないので、
いろいろ探らせるとともに、
演出としても、
今回のキャストで、どういった作品にできるのかを、
探りながらやる稽古になった。

二つのシーンで、新しいイメージが出せたし、
もう一つのシーンでも、初演を超えるスピード感が出せる、
手応えを感じた。
戯曲をより深く掘りおこす、キーワードも見つけた。
変わらなければならない。
初演だって、評判は悪くなかったが、
(だからこそ、今回の企画に選ばれたわけだが)
もっと、大きく化ける可能性がある戯曲なのだ。

青鬼は、どこまで行けるのか。
僕自身が楽しみでしょうがない。

2008年12月14日
 ■  ブラジル「軋み」

本公演を見るのは、3回目。ブラジルの「軋み」。
なくなってしまうシアタートップスでの公演 。
僕が見た3作の中では、
アンさんが標榜する「苦笑系喜劇」の真髄が見える脚本だった。

でも、中川さんの、あの使い方は、
桑原さん演じる主役の、人物造形を薄めてしまう気がする。
客席は湧いていたけどね。
そういうわけで、「天国」のほうが好きです。

全体的にも、「苦笑系喜劇」の苦笑を通り越して、
爆笑にいってしまって、
ブラジルという劇団のエッセンスが薄まっていたように思う。
お客さんが求める方へ、芝居が傾いてしまってるというか。
それは、痛し痒しか。

諌山さんがすごくいい。
いつも違う役をやって、違う印象をくれる。
しかも、じゃあ、諌山さんじゃないかというと、必ず諌山さんなのだ。

演出もすごい。並ぶ人がいない。
演出の秘密を教えてくださいと頼んだが、
「企業秘密だ!」って、断られた。そりゃ、そうだ。

2008年12月07日
 ■  ナースのお仕事

高校時代の友人が、ナースと鍋パーティーをするので、
来ないか?と誘ってくれた。それで、
大量のナースと鍋を共にしてきた。断じて合コンではない。

テレビドラマを見ればわかると思うけど、
医者ものと刑事ものって面白いでしょ?
看護婦(今は、看護士ですね)も、
ちゃんと日頃から研究しておかないとという、
殊勝な気持ちでございます。
で、その研究成果はというと、

意外と、みんな彼氏がいる。
そして、彼氏は意外と、医者じゃない。
こんなことを聞いてみたが、断じて合コンではない。

実は、あんまりいろいろ聞けなかったんだよね。
だって、「どんなミスしたことある?」
って、看護士1年目の子に聞いたらさ、
涙目になっちゃったりしてね、困ったよ。

あ、医療ミスってことじゃなくて、
点滴をうまくつけてあげられなかったらしいんだけどね。

どちらにしろ、彼女たちは、
自分のミスが、患者の生死を左右するという現場に、
これから、どんどん関わることになるわけです。
そういうプレッシャーがあるのか、ないのか、
あるなら、どこで発散するのか、しないのか、
彼女たちのお酒の飲み方から、そんなことが見えてくるかな?
と期待しつつ、鍋でお腹がいっぱい。