2008年04月13日
 ■  劇評を書くセミナー その1

4月12日。午後。
三条会の関美能留さんがいらしていて、
「言葉にできないものをやりたい」とおっしゃっていた。
それは、演出家としてとても真っ当な在り方だと思った。演出家は、
「言葉にできないもの」を演劇として立ち上げるから演出家なのだ。

そして、劇評は、いや、ゲキヒョー!は、
「言葉にできないもの」を「言葉にする」から、ゲキヒョー!なのである。
そもそも矛盾を孕んでいる。

「言葉にできないもの」なのに、言葉にされた演劇、
とくに簡潔な言葉にされた演劇は、
簡潔な言葉にされたからこそ、レッテル化され、世の中に流通する。
ワンパターン化し、「言葉にされてしまったもの」として、ある時は腐っていく。
だとしたら、作り手は自分の演劇を、再び「言葉にできないもの」に、
戻さなければならない。

そんなことを考えたわけだ。

北嶋さんから誘われた時は、このセミナーに出るか出ないか、
むしろ、作り手である僕が参加するのはどうだろう?と思ったが、
見ず知らずの熱心に演劇を見たがってる人たちと、
劇評について議論できたのは、面白かった。

投稿者 atsuto : 2008年04月13日 09:32

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