2008年03月01日
 ■  サイモン・マクバーニーの「春琴」

2月28日、
サイモン・マクバーニーの「春琴」を、「空白」メンバーの何人かと観に行く。
サイモン・マクバーニーはイギリスの演出家で、
僕は「エレファント・バニッシュ」で衝撃を受けた。
当時の僕の感想を読むと、何を言っているのかわからないが、
相当興奮したんだろうことはわかる。

「春琴」もやはり面白かった。
谷崎潤一郎の「春琴抄」「陰翳礼讃」が元ネタというのは、
現代の日本人の観客にはややマニアックかもしれないが、
「春琴」をエピソード1、
「エレファント・バニッシュ」をエピソード2と、してみると、
明治(江戸末期)から平成までのたった百年ちょいでの、
日本人の変容の大きさが見えてくる。

それにしても、ここまでこだわって、
小説やエッセイの世界を演劇的にヴィジュアル化する、
サイモン・マクバーニーの網膜の欲望には、恐れ入る。

世田谷パブリックシアターで、久し振りに見たが、
後ろほうの席でも舞台に近い。すごくいい劇場だとあらためて思う。
「春琴」のような芝居を普段見なそうな連中と一緒に見れたのもよかった。

投稿者 atsuto : 2008年03月01日 21:07

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