先日の韓国の劇団を手伝ったのに続いて、12月の28日30日は、
中国は南京から来日する劇団を手伝うバイトをした。
この南京の劇団・南京市話劇団はなんと、
国営の劇団で、役者は、演劇、テレビ、映画などの、
役者としての仕事だけで食べているとのことだった。
まあ、こっちでは、劇団四季(話劇なのでミュージカルではないが)か、
むしろ、NHKが専属の劇団を持ってるイメージに近いんじゃないだろうか?
ストーリーも、モチーフも、NHKの朝の連続テレビ小説ぽいというか、
冬ソナぽいというか、うぶな純愛三角関係ものだった。
しかも、ヒロインの女の子が背中を見せるシーンがあるんだが、
背中つーか生背中つーか、
セミヌードぽく白い背中がパッと見えるシーンなんだけど、
南京で、今までにない大胆な表現ということで話題になったそうなのだ。
我々にとってはどうってことないんだ、
だって、セミヌードの背中といっても、肩とうなじが一瞬見えただけだから。
当然、僕はそんなに面白いお芝居だと思わなかったんだけど、
南京では、観客をすごく動員してるらしく、
つまり、大衆の支持をちゃんと集めている、最先端のお芝居らしいのだ。
劇団員達もすごくプライドを持ってやってるということが、
その語調からはっきりわかった。
(中国語のアクセントは語調が強めだからかもしれないが)
同時に、
中国(南京)と韓国と日本の差異についても感じずにはいられなかった。
韓国と日本の文化と経済の差異は、ほとんどない気がする。
僕らと同世代の韓国人が、
演劇をやる・できる状況や環境も似通ってると思う。
でも、南京はなにしろ国営で、しかも観客が入ってるのだ。
NHKの視聴率がいいということは、
国民全体で見たいものが共通してるということでしょ?
南京では、"紅白の視聴率が下がり始める予兆もない"
まだそんな状況なのではないだろうか?
自国の歴史的文脈、文化的状況、経済的環境、全部ひっくるめてぶつける、
それが本当の意味で、別の国の人に自分の演劇を見てもらうことだとすると、
自国の歴史的文脈、文化的状況、経済的環境を全く知らない人に、
どうそれをぶつけるのか、そこには戦略が必要なのかもしれない。
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