2007年12月31日
 ■  中国(南京)の劇団を手伝う

先日の韓国の劇団を手伝ったのに続いて、12月の28日30日は、
中国は南京から来日する劇団を手伝うバイトをした。

この南京の劇団・南京市話劇団はなんと、
国営の劇団で、役者は、演劇、テレビ、映画などの、
役者としての仕事だけで食べているとのことだった。
まあ、こっちでは、劇団四季(話劇なのでミュージカルではないが)か、
むしろ、NHKが専属の劇団を持ってるイメージに近いんじゃないだろうか?

ストーリーも、モチーフも、NHKの朝の連続テレビ小説ぽいというか、
冬ソナぽいというか、うぶな純愛三角関係ものだった。
しかも、ヒロインの女の子が背中を見せるシーンがあるんだが、
背中つーか生背中つーか、
セミヌードぽく白い背中がパッと見えるシーンなんだけど、
南京で、今までにない大胆な表現ということで話題になったそうなのだ。
我々にとってはどうってことないんだ、
だって、セミヌードの背中といっても、肩とうなじが一瞬見えただけだから。

当然、僕はそんなに面白いお芝居だと思わなかったんだけど、
南京では、観客をすごく動員してるらしく、
つまり、大衆の支持をちゃんと集めている、最先端のお芝居らしいのだ。
劇団員達もすごくプライドを持ってやってるということが、
その語調からはっきりわかった。
(中国語のアクセントは語調が強めだからかもしれないが)

同時に、
中国(南京)と韓国と日本の差異についても感じずにはいられなかった。
韓国と日本の文化と経済の差異は、ほとんどない気がする。
僕らと同世代の韓国人が、
演劇をやる・できる状況や環境も似通ってると思う。
でも、南京はなにしろ国営で、しかも観客が入ってるのだ。
NHKの視聴率がいいということは、
国民全体で見たいものが共通してるということでしょ?
南京では、"紅白の視聴率が下がり始める予兆もない"
まだそんな状況なのではないだろうか?

自国の歴史的文脈、文化的状況、経済的環境、全部ひっくるめてぶつける、
それが本当の意味で、別の国の人に自分の演劇を見てもらうことだとすると、
自国の歴史的文脈、文化的状況、経済的環境を全く知らない人に、
どうそれをぶつけるのか、そこには戦略が必要なのかもしれない。

投稿者 atsuto : 2007年12月31日 12:19

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