2007年04月15日
 ■  やっぱり嫌なヤツ・加藤慎吾の使い方

出演してくれる俳優の新しい一面を引き出すような役は、
どうやったら産み出せるのか?
加藤慎吾の場合、マスクがどうしても甘いから、優しい男を、
それも、いいヤツと言われてしまう、
かわいそうな二枚目という役を書いてしまう。

shingo070415.jpg

でも、知ってる人は知ってると思うけど、こいつ、
結構、多くのシチュエーションで嫌なヤツぶりを発揮している。
それで、歌舞伎でいう、「色悪」みたいな役のほうがハマるんじゃないかと、
稽古場で試した。ハマった。やっぱり嫌なヤツだった。

こうなると、
少なくとも、表面的には優しさが見えない嫌なヤツを、
俺は書かなきゃいけないのだろう。


※色悪【いろあく】

敵役【かたきやく】の一種。外見は二枚目【にまいめ】でも、
女性を裏切ったり殺人などの悪事を働く冷血な役柄【やくがら】で、
江戸時代後期に完成。
「東海道四谷怪談」の民谷伊右衛門【たみやいえもん】、
「法懸松成田利剣【けさかけまつなりたのりけん】」の、
与右衛門【よえもん】など、
4代目鶴屋南北【つるやなんぼく】の作品に多く登場。

歌舞伎辞典より引用

投稿者 atsuto : 2007年04月15日 13:33

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