2007年02月19日
 ■  仙台・演劇紀行 -リベンジ篇-

「仙台・演劇紀行のつもりが、突然の中止」のリベンジに、
2/17(土)に仙台に行ってきました。

まず、仙台市の代表的な稽古施設10-BOXを見学し、
その後に、
TheatreGroup"OCT/PASS"+きらく企画提携公演 vol.02+α
「ザウエル~犬の銀河 星下の一群~」PlayKENJI#5

を見て、途中、できるだけ仙台の演劇人と話し話し話しまくるってスケジュールで。

10boxb070217.jpg
(写真は、10-BOXの舞台美術作業スペース。立派です!!)

稽古施設の10-BOXについては、
fingeの「せんだい演劇工房10-BOXの魅力」
FPAPの「仙台の小劇場系演劇状況の特徴」
が詳しいので、興味がある人は、熟読を。
書かれているとおり、
一番大きい部屋で公演する際の間口が他の部屋でも簡単に取れるよう設計されていたり、
本当に理想的な稽古場だと思いました。

ただ、
使用料が安いのと、公演ができてしまうことのデメリットもあるみたいで、
仙台駅近くのエルパークで公演を打たない団体が増え、
そのため、一般客が、交通のアクセスの悪い10-BOXではつかず、
一般客離れが起こってる、なんて話も聞きました。

まあ、10-BOXはそもそも稽古場施設なので、
無理をしてでも、エルパークで公演を打つべきなんでしょうが、

エルパークの方も問題があるみたいで、
悪平等主義というか、市民が公平に施設を使えるように、
1団体、1回の利用で使えるのが6日か7日で、
結果、週末3日公演が、大半。
つまり、最初からロングランができず、
一般客の口コミでの観劇が期待できない環境が整っています。

自然と、作り手の思考は、観客へは向かわず、内向きになり、
自分達が満足できればいい的な芝居が増えてる。

しかも、
東京ほど、演劇に興味を持ってる一般客が少ない上に、
そもそも人口自体が少ない。
今の現状で、どう地元の人に劇団の活動を伝えるか、
そこが難しいみたいです。

東京ででさえ、まだ何もできてない僕には、
何のアドバイスもできませんでした。

ただ、昔、僕は、
「競争があるから、質が高くなるはずで、だから、
東京の演劇のほうが、面白いものになるはずだ」
と言ったことがありましたが、
競争でなく、観客へのまなざしこそが、
質を高くするのではないか、という風に思い直しました。それと、
一番大事なのは、いい環境があることではないんですよ。きっと。

投稿者 atsuto : 2007年02月19日 00:00

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