恵比寿ガーデンシネマに「時をかける少女」を見に行く。
映画サービスデーなので、120席ほぼ満席。
アニメだが、客層は高め。大人が見に来てるという印象。
「時をかける少女」
監督:細田守
原作:筒井康隆
脚本:奥寺佐渡子
http://www.kadokawa.co.jp/tokikake/
素晴らしい映画だった。
アニメならではの表現もさることながら、
脚本と演出がすごくいい。
未来を知ることの素晴らしさ、メリットをあますことなく描きながら、
見終わった後、
それでも未来を知らずに生きることの大切さを感じることができる。
金曜日までなのと、半券で1000円で見れるので、もう一回観に行って、
なぜ、ここまで面白いのか、分析してこようと思う。
《1/22追記》
というわけで、19日(金)の最終日に、リピーターしてきた。
2度目だったので、5分おきに展開をメモりながら観た。
詳しい分析は内緒だけど、
よく練られてた脚本と演出だと改めて思った。
こういうタイムスリップものって、
タイムスリップした人間の行動によって未来が変わる、
「バックトゥザフューチャー」型と、
タイムスリップした人間の行動があっても未来が変わらない、
「サマータイムマシンブルース」型があって、
この「時をかける少女」は、「バックトゥザフューチャー」型をとりつつ、
「バックトゥザフューチャー」にない、
他人の痛み/不幸を、自分の痛み/不幸として感じるようになっていく、
少女の成長物語の形式をとっている。
マーティの行動によって、ビフが不幸になるという構造が、
「バックトゥザフューチャー」では、ハッピーエンドだけど、
ビフの側から見たら、アンハッピーエンドだし、
そもそも、昨日は不幸だったことが、今日には幸福であることが有り得る。
逆もまた然り。世の摂理は人知を越える。
未来を知ることができたとしても、
未来を知るがゆえの選択は、僕らの手に余る。
幸福を得ようとした選択が、最大の不幸を生むことがあるから。
少女は、何回ものタイムスリップの中で、そのことを体験し、
痛みや別れと引き換えに、
未来を知らずに生きることの大切さを知る。
そして、僕らも、その痛みや別れを追体験しながら、
未来を知らずに生きることの大切さを知る。
是非、観てほしい映画だ。
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