2006年04月19日
 ■  ローマ人の物語

出張帰りの友人との夕食の席で、
「ローマ人の物語」の話が出た。
塩野七生・著の文庫で、23巻も出ている、
古代ローマについての歴史エッセイであるが、
僕は、読んだことがなかった。
別に、馬鹿にされたわけではないのに、
とても、恥ずかしく、
あらゆる時間を使って、今、読んでいる。

その前に、はまっていたのが、
小林信彦の本で、
「おかしな男 渥美清」
「テレビの黄金時代」
どちらも、時代を代表するメディアが、
映画からテレビに遷り変わる時代(1960年代)の
日本コメディアン史で、ここ一ヶ月、
ミクロにしろマクロにしろ歴史を読んでいるというわけだ。

こういう歴史系の読書の後に思うのは、
人間は戦争が好きだという、
ありきたりだが、本質的な"事実"だ。
僕らは戦争をするのがたまらなく好きで、
そして、また、不謹慎ではあるが、
同じく、戦争を俯瞰して見るのも、たまらなく好きなのだ。
これは、人間の精神の逃げようのない"事実"だ。
でも、、、

「ローマ人の物語」は、序盤が面白くないと友人から聞いていた。
ハンニバルというローマのライバル国の武将が出てくる、
「ハンニバル戦記」から面白くなってくると言うのだ。
僕には、序盤から面白かった。ところが、やはり、
ハンニバルが出てきて、ローマが徹底的にやられ、
さらに、それを巻き返していく場面に入ると、
もう、どうにもならない面白さだった。

人間は、ただ戦争が好きなわけではなく、
好敵手とあいまみえる中で、自分が成長していく、
そういう戦争こそが、本当に人を魅了するのだという、
"事実"の奥にもうちょっと別の顔があった。
勝ち続ける戦争には、何の魅力もないのかもしれない。

というわけで、「ローマ人の物語」を読む日が続く。
(まだ、23分の5に過ぎないのに!)

投稿者 atsuto : 2006年04月19日 20:05

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