2006年03月27日
 ■  WBCの熱狂に、忠臣蔵的?劇構造を見る

WBC=野球のワールドカップ?盛り上がりましたね。
テレビのコメンテーターが、あれは、
「大人たちの甲子園だ!」なんて言ってましたけど、
僕は、この盛り上がり方は、
甲子園というよりも"忠臣蔵"だなあって、思いました。

今回のWBCが野球ファンだけでなく、
世間的に盛り上がったのは、
なんといっても、アメリカ戦での誤審があってからです。

2次リーグの米国戦の視聴率 11.6%

なのに、

準決勝の韓国戦の視聴率 36.2%
結晶のキューバ戦の視聴率 43.4%
(2次リーグの韓国戦、メキシコ戦の視聴率は不明)

デービッドソン球審と、それに象徴されるアメリカが、
吉良上野介ってわけなのです。
無念の浅野内匠頭(アメリカ戦の勝利)を失った、
大石内蔵助(イチロー)率いる赤穂浪士は見事、
他力本願ながらも(メキシコがアメリカを破ってくれて)
アメリカ開催のWBCで、アメリカの代わりに優勝するという、
"仇討ち"を成し遂げたのです。

特に、イチローのキャラクターの豹変ぶりがすごい。
日本のプロ野球を捨てて、アメリカで成功した個人主義の男が、
日本のプロ野球なんかどうでもいいと思ったかのように見えた男が、
再び、日本のためにバットを振る、というキャラクター。
こりゃあ、大石内蔵助が、世間の目を欺くために、
酒に女に溺れて、祖国の仇討ちを忘れているかのように思わせたのと、
そっくりです。

日本人は、とりわけ僕は、
不正義をフェアプレーで、正当に仇討ちする、
耐えがたきを耐え、忍びがたきを忍ぶ、この構造に弱いので、
つい、やられてしまいました。

さて、今年は、プロ野球人気のさらなる凋落を心配してましたが、
これだけWBCの盛り上がったんですから、
サッカーのワールドカップが開催される6月も、
ペナントレースの視聴率は、多分、高視聴率まちがいないです!
この興奮が、あとたった3ヶ月、もたないはずないですもんね。

投稿者 atsuto : 2006年03月27日 00:00

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