2010年03月11日
 ■  マックの無料コーヒー

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我が父からもらったマックのコーヒー無料チケットの期限が、
今日までだったので、ソヌを連れて、自転車でマックに行く。
正直、俺は脚本を書くのに集中したかったので、
マックなんぞには行きたくなかった。

というのは、ソヌは自転車に乗るのが超下手で、
お前歩いたほうが早いんじゃない?って時が多々ある。
急げば5分で行けるのに、10分かかる。
俺は、なんとかマックに連れていかないように仕向けたかった。
だが、、、

ソヌ「アツトサン、マック、タダダヨ。行カナキャ」
俺「・・・」
ソヌ「今日マデ。私イッパイ持ッテル」
俺「・・・(知ってるよ。俺があげたんだから)」
ソヌ「イッパイ持ッテル。コーヒータクサン飲メル」
俺「・・・(別に一枚でもおかわりは無料だから関係ないんだ)」

とにかく、マックに行った。
アイスクリーム買わされた。
でも、わりと美味しかった。
稽古でもソヌは機嫌が良かったから、まあいいか。

2010年03月08日
 ■  自己認識ができるのがプロ

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ソヌがひらがなを読めるようになったことに安心して、
書き直した台本を日本語版しか用意しなかったら、
稽古が止まってしまった。

ソヌは、読める(音読できる)けど、
意味はわかるようになったわけではないのだ。
意味がわからなければ、どう表現していいかわからない。
だから、ソヌは演じられなくなってしまった。
慌てて休憩を入れ、簡単な翻訳版を作る。これには時間がかかった。
今回のプロジェクトでは、
ソヌが使える台本を用意するまでが、台本の準備なのだと改めて認識する。

そして、日本語のイントネーションや発音にてこずるソヌを見ながら、
日本語の構造や音声体系を知る。
というのも、ソヌは、言葉を極めて学術的に理解しようとする。
この言葉の時に、舌はどう動いているのか、声帯はどうなっているのか、
イントネーションが変わると意味がどう変わるのか、
そういうことを一つずつ詰めていく。
世一さんが言っていた、自己認識ができるのがプロという言葉が、
頭によみがえってきた。

2010年03月06日
 ■  韓国人が一番嫌いな国

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今年が韓国併合100年だったことに、知人からのメールで気づいた。
そんな年に、初めて日韓国際交流公演やるなんて狙いすぎだね。
よし。狙いすぎよう。

何かの話で聞いたが、
韓国人が一番嫌いな国は日本なのだが、
一番好きな国も日本らしい。
ちなみに、二番目に嫌いな国は中国なんだけど、
二番目に好きな国には中国は入ってないんだって。
この複雑な感じ。どう思います?

さて先日、ソヌに納豆を食べさせてみた。
最初、ちょっと嫌そうな顔をしたが、
キムチと一緒に食べてみなと言ったら、
意外といけたらしく、パクパク食ってた。
納豆は、日本人のSoul Food!
キムチは、韓国人のSeoul Food!

2010年03月05日
 ■  日本人は心の動きがムピョジョン?

韓国人の感情表現と、日本人の感情表現の違いが問題になった。
俺が、それは韓国人的な演技じゃないか?
日本人はそういう風に感情を見せないんじゃないか?
もっと感情を表さないでほしい、と言ったら、
ちょっとしたディスコミュニケーションが起こった。

ソヌ「ムピョジョン(無表情)ってこと?」
俺「思いがないわけではない。日本人は思ってもあまり表さない」
ソヌ「韓国ドラマは日本人も見ている。見て笑って涙する。
 感情表現は世界共通なのではないか?」
俺「韓国のドラマとして見てる」
ソヌ「ではなぜ感動するのか?」
俺「そういう感情表現に憧れているのかもしれない。
 したいと思ってもできないから」
龍田「そういう文化の差という風に決めてしまうんじゃなくて、
 単におもしろい/funnyな、シーンにしてほしいってことなんでしょ?」
俺「そうかもしれない。Anyway let's try!」

というようなやりとりを、英語、日本語、韓国語、チャンポンしながらやっている。
一番伝えたいことを、細かく伝えたい時は、エキサイトの翻訳サイトを使って、
直訳でもいいから長文で伝えている。
次、何するか?とか瞬発的な指示や演出は英語か韓国語で伝えている。

2010年03月04日
 ■  言葉は道具

ソヌの勉強スピードはかなり速い。
いつから日本語を学び始めたかはわからないが、
(昨年の年末にソウルで会った時は、日本語は全く喋れなかった)
日本に来てからも猛勉強していて、ひらがなが読めるようになった。
まだ3日目だぞ?すごい!

ただ、台詞の暗記は難しいらしく、8時間かけたが、
2ページ分(およそ2分ぐらい)しか覚えられなかったらしい。
なんだか、赤ん坊の成長を見守る父親のようだ。

俺はというと、昨年末のワークショップ参加で、
ハングル文字を一週間で読めるようになった。
基本的には、ローマ字と同じ構成(子音と母音の組み合わせ)なので、
慣れれば簡単。
会話は、韓国語の名詞は覚えられるが、動詞と形容詞を覚えるのが難しい。
なんとか、漢字語を中心に覚えていくしかない。
(漢字語は例えば練習するとか、漢字をベースにした単語。
読み方が決まっているので、音読みが一種類増えたと思えばいい)

ただし、言葉は道具でしかない。
言葉によって何を伝えたいのか?伝えるべきものを持っているのか?
それが問題だ。

2010年03月03日
 ■  異国の冷蔵庫

西宮さん(美術)と世一さんから、もっとブログを書け、
とくに世一さんから、今後、韓国との国際交流公演する人のために、
記録を残せというお達しを受けた。
というわけでこのブログも頻繁に更新しよう。

今日が3/1(月)で、ソヌさんの滞在2日目。
これから、4/25(日)の本番終了まで、約2ヶ月日本で過ごすわけだ。
といっても残念ながら毎日朝から晩まで稽古ができるわけではない。
俺達は生活費を稼がなければならないから、仕事に行く。
そこで、ソヌさん(面倒くさいので以下ソヌ)には、
稽古がない時間は必死で日本語を勉強してもらう。
俺が言わなくても、ソヌは勝手に日本語を勉強している。
つーか、まじめだね。まじめなんだけども、、、食う。
すごい食いっぷりだ。食う!ソヌ、食う!

まあ、遠慮して、食わないよりはいいよね。
冷蔵庫もすぐ勝手に開けた。いいよねそのフレンドリーな感じ。
でも一日ぐらいちょっと遠慮しようよ。
慎み深さを演じようよ。一日だけでいいんだ。
なんかこう初めて異国の冷蔵庫を開けちゃう瞬間!
みたいな感動はないかい?
そうここは異国だよ。異国なんだよ!

「アツトサンモ、ヨーグルトタベナヨ」

うん、そうだね。ヨーグルト美味しいよね。
でも、そのヨーグルト俺のだから。
君が先に食べてるそのヨーグルト俺のだから!
ああ、なんて心の狭い男なんだ。俺は。

2010年03月01日
 ■  ベク・ソヌがやってきたヤァ!ヤァ!ヤァ!

日韓国際交流公演やります!

日韓国際交流公演
劇団印象-indian elephant- 第13回公演
◇「匂衣(におい) ~The blind and the dog~」◇
http://www.inzou.com/nioi/

というわけで、昨日、ベク・ソヌさんがやってきました。
羽田に14時着。17時から、1回目の稽古。
そして、英語と韓国語で演出した最初の稽古。

日本語でのベシャリがうまくない俺にとっては、
シンプルな言い回ししかできない外国語のほうが、
意外とストレートに伝わった。
というか、
なぜ日本語だといろいろ言い過ぎて相手をわかんなくしてしまうんだろう?

まず、信頼関係を築かなければ。
しかし、どうすればそれは築けるのだろう?
人が人を信頼するという時は、心に何が起こるのだろう?
そういうことに全く関心を払ってこなかたのが、今の俺の弱点になっている。